Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」のレビュー(感想・考察・批評)やトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」本編鑑賞後にご覧ください。
「スター・ウォーズ:アソーカ」の他のチャプターのエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アソーカ」のレビュー(感想・考察・批評)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。
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「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」レビュー
シリーズの全体像を拡げる第2話
「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」は初回2話同時配信の第2話目ということで、前話からの「起承転」を受け継ぎ、新たな旅のはじまりと師弟関係の再開へと至っていく第1話「パート1:師と弟子」の後編となる位置付けのエピソードだ。
第1話「パート1:師と弟子」の終盤、シン・ハティのライトセーバーによって倒されたサビーヌ・レンの危機は、「パート2:苦悩と苦労」の開始早々に命には別条のないケガだったと明かされる。
ライトセーバーで腹部を貫通する負傷をしても、「オビ=ワン・ケノービ」では大尋問官もリーヴァも生きていた。
サビーヌも治療してわずかな傷が残る程度で済んでいるので、この頃の『スター・ウォーズ』ギャラクシーの医療技術は相当なものがあり、ライトセーバーも致命傷とは言えないようだ(『エピソード1/ファントム・メナス』でのクワイ=ガン・ジンは、ジェダイ・マスターを相手に的確に急所を狙ったダース・モールの凄みと言えるかも知れない)。とはいえ、腹部の臓器を焼かれてしまったら人体にとってかなりのダメージだと思うのだが…ともかく、ライトセーバーで腹部を貫かれることは再起可能なケガなのだと認識しておこう。
「パート1:師と弟子」は、「反乱者たち」の結末の先にあるスローン大提督の行方、また「マンダロリアン」、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」から連なるそのスローンを探し出そうとするモーガン・エルズベスの企みと、アソーカ・タノ、ヘラ・シンドゥーラ、サビーヌ・レンの現在地、そして新キャラクターの紹介といったこのストーリーの舞台とスタート地点を指し示す、まさに第1話の導入部としての役割を果たしたものだった。
「パート2:苦悩と苦労」は、かつての師の前で失敗してしまい落ち込むも周囲の励ましもあり、再びアソーカ・タノと向き合って新たな旅へに出ることを決意し、再起するサビーヌ・レンと、モーガン・エルズベスの企みの一端が明かされていくストーリーを、「反乱者たち」さながらにアソーカ・タノ、ヘラ・シンドゥーラ、そしてチョッパーによるアクションやチェイスシーンで彩った、より作品の全体像を拡げるエピソードとなっている。
「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」ストーリー
シン・ハティとの戦いの末、負傷したサビーヌ・レンはベッドで目を覚ました。
アソーカ・タノは星図が奪われ、サビーヌが解読した結果もドロイドによって破壊されたことを聞くと、手助けを申し出るサビーヌに充分やってくれたと言い、その場を後にする。
ベイラン・スコールとシン・ハティは、デナブ星系にある惑星シートスの遺跡に奪った星図を置き、シートスでの起点を特定したとモーガン・エルズベスに連絡。
アソーカは、サビーヌ・レンがHK-87暗殺ドロイドやシン・ハティらに襲撃された現場であるロザルネット通信タワーE-272を調べている最中、潜んでいたHK-87暗殺ドロイドを破壊。
アソーカはそのHK-87暗殺ドロイドの頭部を持ち帰り、サビーヌはメモリーの復元を試みる。適量の動力を供給出来なければ爆発するリスクもありながら、そのHK-87暗殺ドロイドはコレリアから来ていることを突き止めることに成功。モーガン・エルズベスは、コレリアに工場を持っていたという。
一方、モーガン・エルズベスはシートスの遺跡で星図を起動。星図はスローン大提督が流された地を指し示す。それはベリディアへの道として、ジェダイ・テンプルの子どもたちに語り継がれてきたおとぎ話で知られていた。
モーガン・エルズベスはシオンの目の到着に万全を尽くすよう告げ、マロックは任を果たすとベイラン・スコールは請け負う。シン・ハティは、そのマロックとともに輸送準備のためコレリアに向かうのだった。
アソーカも、T-6シャトルでコレリアに到着。ファントムⅡで先に着いていたヘラ・シンドゥーラは、地区主任のミン・ウィーバーからすでに説明を受けていた。
帝国の崩壊後、帝国の資産はモーガン・エルズベスのものも含めて解体、分配されたという。モーガン・エルズベス所有だったコレリアの施設は、かつてインペリアル級スター・デストロイヤーのハイパードライブ発生装置製造のための原材料を供給しており、現在ではそのコアを防衛艦隊の新造船の動力に活用している。
ただ帝国時代の従業員がそのまま働き続けており、ミン・ウィーバーによれば現政権の至る所に元帝国官僚は残っているという。
施設を視察しながら、ヘラはアソーカにサビーヌのおかげでコレリアを突き止めたと擁護しつつ、また弟子にする気があるのか確認すると、アソーカはお互いに過ぎたことだと言う。
サビーヌ・レンの負傷は回復に向かっていた。ヒュイヤンはエズラのライトセーバーはサビーヌが譲り受け、改良を施しているのでサビーヌのライトセーバーであるとし、訓練の再開を促す。
サビーヌは自分はアソーカに見放されており、今回アソーカが訪ねて来たのも星図の解除に必要だからだと主張。元々、才能も能力もなかったと卑下するサビーヌに、ヒュイヤンはこれまで長年に渡って見て来たパダワンたちの中で、サビーヌのフォースへの適正は彼らに満たないと同意するも、サビーヌが浪費しているのは己の時間だけだとライトセーバーを差し出す。
ヘラ・シンドゥーラは、コントロール・センターからハイパードライブ・コアを見つける。ミン・ウィーバーの説明では、スーパー・スター・デストロイヤーの部品が新共和国のために再生され、新モデル9基を生産しているというが、新共和国防衛艦隊にはここまでの大きさのものを搭載する艦は製造していないとヘラは指摘。
しかし具体的な艦のクラスの開示は、新共和国の将軍であるヘラに対しても機密を理由に明かさない。
さらにアソーカ・タノは、この施設で稼働しているドロイドの中にHK級がいないか追及。ミン・ウィーバーは否定するが、その場にいたC1プロトコル・ドロイドが5日間前にHKドロイドに業務を邪魔されたと証言。そのHKドロイドはハイレベルの機密情報に関わっており、ちょうど輸送船で出発するところだった。
ヘラが輸送船の出発を止めるようコントロール・センターのスタッフに命じている中、別のスタッフの「帝国のために!」という叫びを皮切りに、ヘラとアソーカはその場にいるスタッフたちからブラスターを向けられる。攻撃してくるスタッフたちを沈黙させた後、アソーカは輸送船を止めに走り、ヘラはファントムⅡへと向かう。
輸送船へと走るアソーカの前に、ライトセーバーを構えたマロックとHKドロイドが立ち塞がる。
輸送船CT-05に宇宙港へ戻るようヘラが命じたにも関わらず、輸送船CT-05はファントムⅡに砲撃を開始。アソーカは2本のライトセーバーを手に、マロック、HKドロイドと斬り結んでいた。
謎の手がかりを載せた輸送船CT-05を追うことは出来るのか…
実写ならではのキャラクターの感情の機微を表現する演技
もともとアニメーションのキャラクターであったアソーカ・タノ、サビーヌ・レン、ヘラ・シンドゥーラが実写で描かれることによって生まれるこれまでの作品との大きな違いは、生身の人間が演じる3人の感情の機微が、よりリアルに感じられることだ。
サビーヌとヘラは長年の戦友であり、家族同然の仲だ。苦しくもかけがえのない時間を過ごし、そして互いにケイナンを失い、エズラは行方不明となり、喪失感を共有している。帝国を打破して自由を勝ち取ったにも関わらず、二人はどこかさびしげだ。
そして、サビーヌとアソーカは頑固な者同士、良い師弟となると期待されていたものの、それが叶わなかった何かが我々が知らない過去にあったようだ。
サビーヌとアソーカの間を取り持つのは、「反乱者たち」でも個性的なゴースト・チームの面々をまとめ上げてきたヘラ・シンドゥーラ。
演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドには、どちらかというと『10クローバーフィールド・レーン』などのホラーやスリラー映画で大きな表情を作っている印象があったが、サビーヌやアソーカへの配慮や気遣い、思いやりをにじませるような表情の演技は、様々な戦いや経験を経て年齢を重ねたヘラ・シンドゥーラという雰囲気が出ていていると感じる。
「マンダロリアン」、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」に続き、アソーカ役が定着してきたロザリオ・ドーソンも様々な戦いや経験を経て風格あるアソーカ・タノを、ナターシャ・リュー・ボルディッツォはサビーヌ・レンの挫折感や後悔といったものを表現した上で、改めて前に踏み出す決意をそれぞれ演じており、実写ならではの新たな味わいをキャラクターに付与している。
アソーカ・タノの流麗な二刀流ライトセーバーと、謎に包まれたマロックの戦い
「パート1:師と弟子」に続き、アソーカ・タノの二刀流のライトセーバーアクションも大きな見どころで、この殺陣も実写ならではの演技、パフォーマンスだ。
「スター・ウォーズ:アソーカ」の殺陣は舞台での演武のように流麗で型が決まっているように見え、古き良き時代劇のようでもある。リアルバウト路線というよりも、魅せることに軸を置いているようでキマっている。殺陣を映すカメラワークやカット割りも迫力がある。
同じライトセーバーの決闘というシーンでも、「オビ=ワン・ケノービ」と「スター・ウォーズ:アソーカ」では異なる映像テイストであり、様々な考えや解釈、方法論を持つ作り手によって複数の『スター・ウォーズ』が展開されていることが改めて実感出来る(ここではどちらが良い、ということではない)。
また、アソーカ・タノとライトセーバーで切り結ぶ相手である、元帝国の尋問官であるというマロックも本格的にその姿を見せる。
ダブル=ブレード・スピニング・ライトセーバーの使い手である元尋問官であること以外、この時点ではわかっていないマロックについても気になるところだ。ベイラン・スコールとシン・ハティが師弟である一方、マロックがモーガン・エルズベスの陣営でどのような位置付けなのだろうか。
新たな師弟関係と、別銀河への旅のはじまり
この「パート2:苦悩と苦労」では、モーガン・エルズベスの企みの一端が明かされる。
ミステリアスなキーワードのようだった「シオンの目」とは、別の銀河へと向かう宇宙船であることがわかった。シオンの目の建造のため、解体・分配されたかに見せかけても変わらず帝国シンパが潜り込んでいるモーガン・エルズベスのコレリアの工場にて帝国軍のスーパー・スター・デストロイヤーのハイパードライブ・コアを回収していたのだ。
シートスの遺跡は、遠い銀河から来た古代の人々が建てたものだという。では、星図がなぜナイトシスターの遺跡に残されていたのか。ナイトシスターたちは、別銀河の人々の存在を以前から知っていたのだろうか。
『スター・ウォーズ』の舞台となっている銀河系の外の、別の銀河系とそこに住む種族の存在についてはレジェンズとなったスピンオフ作品では語られてきており、別銀河系の種族としてはユージャン・ヴォングが代表的だろう。
ユージャン・ヴォングは別の銀河系から侵攻してきた種族で、フォースが通用せず、機械を忌み嫌い、有機的な生命体によってあらゆるものを改造し、単一の種族によって支配し、痛みを尊ぶという、あらゆる価値観が異なる相手だった。
カミーノも、矮小衛星銀河であるリシ・メイズに属するため別銀河の惑星であると言える。カミーノは共和国がある銀河系に付随する衛星銀河にあるため行き来が出来るが、遠い別銀河となるとその移動手段として特殊な宇宙船が必要になる模様である。
スローン大提督は、ジェダイ・テンプルの子どもたちにおとぎ話として知られている「ベリディアへの道」の先にいるようだ。この別銀河には一体、何者がいるのだろうか?別銀河系という、既知の『スター・ウォーズ』ギャラクシーにとってまったくの未知なものを、実写シリーズでどのように描くのかは楽しみなところだ。
ちなみに「クローン・ウォーズ」未完成エピソードの中には、ユージャン・ヴォングの登場が検討されていたものがあったが…
心機一転し、マンダロリアン・アーマーに身を包み、かつてのようなショートカットにしたサビーヌ・レンは「反乱者たち」のラストのようにアソーカ・タノとともに、モーガン・エルズベスを追う旅に出る。
再びサビーヌを「パダワン」と呼ぶアソーカ。アソーカとサビーヌの新たな師弟関係と、これまで見たことがない別銀河への旅はここから始まるのだ。
「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」トリビアチェックポイント
2-1Bシリーズ医療ドロイド
シン・ハティのライトセーバーによって負傷したサビーヌ・レンを治療しているドロイドは、2-1Bシリーズ医療ドロイド。
2-1Bシリーズ医療ドロイドは、『エピソード5/帝国の逆襲』にてホスでワンパに攻撃されたルーク・スカイウォーカーの治療をしていた医療ドロイド。
『エピソード3/シスの復讐』ではアナキン・スカイウォーカーのサイボーグ手術を行っているほか、「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」など、様々な作品で陣営を問わず医療の現場で稼働している。
ロザルの草原で顔を出すロズ=キャット
ロザルネット通信タワーE-272を遠くに見る、ロザルの草原の遠景。草原の中から顔を出すロズ=キャットたちは、「反乱者たち」でも見られたカットだ。
コレリア
サビーヌ・レンがその頭部から復元したメモリーから、K-87暗殺ドロイドはコレリアから来ていることが判明したことで、アソーカ・タノとヘラ・シンドゥーラはコレリアへと向かう。
ハン・ソロの故郷として長年知られてきた惑星コレリアは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でついに実写映画に登場。実写作品としては、「スター・ウォーズ:アソーカ」が2度目の登場となる。
「バッド・バッチ」第6話「ドロイドの墓場」でも、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオープニングを彷彿とさせるような、コレリアの都市であるコロネット・シティの夜の情景が描写された。
「スター・ウォーズ:アソーカ」では天気が良いシーンとなっており、陰気な雰囲気がいくらか払拭されてはいる。しかし新共和国の時代となっても帝国の影は色濃く、解体されたはずのモーガン・エルズベスの施設の中には今も帝国のシンパが多く潜んでいることが露呈した。
コレリアは、造船のほか、ハン・ソロをはじめとした有名なパイロットを多く輩出しており、ウェッジ・アンティリーズ、賞金稼ぎのデンガーもコレリア人。
ファントムⅡ
ヘラ・シンドゥーラがチョッパーとともにコレリアへ向かう宇宙船はファントムⅡだ。
ファントムⅡは、「反乱者たち」に登場。エズラ・ブリッジャーらスペクターズが戦力、移動手段、生活空間としていたヘラ・シンドゥーラを船長とする宇宙船の改造型VCX-100軽貨物船のゴーストは、機体後部に砲座となるとともに分離・独立して運用することも可能なファントムが格納されていた。
しかし、ファントムは「反乱者たち」シーズン3 第2話「影の中へ パート2」にてヤルマでYウィングを回収する作戦中に失われる。
その後、「反乱者たち」シーズン3 第6話「クローン戦争の名残」で分離主義者のドロイド軍が残されていたアガマーにて、スペクターズは分離主義者のシーシピード級輸送シャトルを奪取。これを失ったファントムにちなんで、ファントムⅡと命名して使用することになった。
帝国の崩壊後、新共和国の将軍となってもこの頃と変わらずヘラ・シンドゥーラはチョッパーとともにファントムⅡに乗り込んでいるのだ。
C1-10P(チョッパー)
ファントムⅡに乗ってヘラ・シンドゥーラとともにコレリアへ向かうアストロメク・ドロイドは、チョッパーことC1-10Pだ。
「反乱者たち」のメインキャラクターであるC1-10Pは、もともとクローン戦争中に共和国軍のYウィングに搭載されていたアストロメク・ドロイドで、墜落したところをヘラ・シンドゥーラに拾われて、以後行動を共にしている。
その性格は自己主張が激しく、気に入らないものには平気で危害を加えてくる恐るべきドロイドである。「スター・ウォーズ:アソーカ」第2話「パート2:苦悩と苦労」で、輸送船CT-05を追跡するシーンでのヘラ・シンドゥーラとチョッパーのやり取りは、まさに「反乱者たち」の実写化作品といった雰囲気だ!
チョッパーは「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」にも登場しており、シンドゥーラ家に仕えていた頃の様子が描かれる。
スーパー・スター・デストロイヤー
ミン・ウィーバーの説明中に言及されるSSDとは、スーパー・スター・デストロイヤーの略。
スーパー・スター・デストロイヤーは、『エピソード5/帝国の逆襲』に登場したダース・ベイダーの旗艦、エグゼクターと同型のエグゼクター級スター・ドレッドノートのこと。
OI-CT
コレリアの工場のコントロール・センターからヘラ・シンドゥーラがハイパードライブ・コアを見つけるシーンで、コレリアの港を歩くOI-CTの姿が遠景の中に見える。
OI-CT(Outsized Industrial Crane Transport)は、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のコレリアの港に登場した、クレーンが付いた4本脚のウォーカーだ。
「キャシアン・アンドー」第2話「俺かも知れない」では、フェリックスのスクラップ作業場に姿を見せている。
IW-37
ミン・ウィーバーがこの工場内で稼働しているドロイドの機種を挙げていく中で言及されるIW-37は、『エピソード3/シスの復讐』に登場し、共和国軍が使用していたIW-37ピンサー・ローダー・ドロイドのこと。
アームでミサイルや燃料などを取って回収するなど、爆発の危険性のある物体を主に扱うドロイドだ。
HV-7
同じくミン・ウィーバーが言及する、この工場内で稼働しているドロイドの機種としてHV-7の名前が挙がっている。
HV-7ローディング・ドロイドは、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストから発売されていた「スター・ウォーズ ロールプレイングゲーム」のルールブック「Legacy Era Campaign Guide」にて設定されたリパルサー技術によって重い荷物を運ぶドロイド。
LAAT/le パトロール・ガンシップ
ミン・ウィーバーらを新共和国軍が連行しているのは、LAAT/le パトロール・ガンシップだ。
LAAT/le パトロール・ガンシップは、ポリス・ガンシップとも呼ばれており、リパブリック・アタック・ガンシップことLAAT/iよりも軽装で、コルサント保安部隊が「クローン・ウォーズ」にて用いていた。
「マンダロリアン」シーズン3「チャプター19:改心」にて初めて登場し、ドクター・パーシングを新共和国がLAAT/leパトロール・ガンシップで包囲した。
サビーヌ・レンのマンダロリアン・アーマー
サビーヌ・レンは、しまっていたマンダロリアン・アーマーを再び着用し、アソーカに準備が出来たことを告げる。
このサビーヌのマンダロリアン・アーマーは、「反乱者たち」シーズン4 最終話「家族の再会 – そして別れ」のエンディング時と同じカラーリングとなっている。
髪を切るサビーヌ
マンダロリアン・アーマーのヘルメットを前に、自身の長い髪を一気に切り落とすサビーヌは、「反乱者たち」シーズン4 第10話「ジェダイの夜」でケイナン・ジャラスが髪を切り落とすシーンと似ている。
「反乱者たち」シーズン4 最終話の再現
アソーカとともに旅立つことを決意したサビーヌは、自身が描いたゴースト・チームの壁画の前に立ち、そっとエズラの顔の部分をなぞる。そこにアソーカが迎えにやって来るというこのシーンは、サビーヌの行動やそれを捉える構図が「反乱者たち」シーズン4 最終話「家族の再会 – そして別れ」のエンディングと同じだ。
2つのシーンの違いは、「スター・ウォーズ:アソーカ」では夕景の印象が強まっていることと、サビーヌがヘルメットを着用しないこと、アソーカが着用する白いローブと杖の有無があるが、アニメーションのあのシーンが実写で再現されている。
「反乱者たち」と「スター・ウォーズ:アソーカ」のこのシーンが同一のものかは確定していないが、描き直しをしている可能性はある。
デナブ星系
ヒュイヤンは、デナブ星系まで輸送船を追跡し、輸送船はシートス軌道上に留まっているとヘラ・シンドゥーラ将軍からから連絡があったと告げる。
デナブ星系は、レジェンズの設定書籍「The Essential Atlas」にて言及されていたもので、「The Essential Atlas」ではアウター・リムのスルイス・セクターにある星系とされていた。
「スター・ウォーズ:アソーカ」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。
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