8月14日~16日までアメリカのアナハイムにて開催されたディズニーファンイベント「D23 Expo」にて、数々の『スター・ウォーズ』の新情報が解禁となりました!テンションが上がるニュースばかりでしたが、トピックスが多いので一つずつエントリーにまとめていきたいと思います。
まず、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』からの新三部作最終章「スター・ウォーズ エピソード9」の監督が、『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウに決定したことが発表されました!
噂は本当だった!「エピソード7」でも 監督候補だったコリン・トレボロウ
コリン・トレボロウは、日本では劇場未公開の長編映画デビュー作『彼女はパートタイムトラベラー』がサンダンス映画祭脚本賞、インディペンデント・スピリット賞新人脚本賞を受賞するなど数々の映画祭で注目を集めました。
ちなみに、『彼女はパートタイムトラベラー』には『ファンボーイズ』のクリステン・ベルも出演!
実は、3年前の2012年に「スター・ウォーズ エピソード7(フォースの覚醒)」が製作発表された時にも、その年のサンダンス映画祭で『彼女はパートタイムトラベラー』が高評価を受けたばかりのコリン・トレボロウが、「エピソード7」の監督候補という噂が挙がっていました。
ジョージ・ルーカスとコリン・トレボロウが会っていたという当時のこの噂は、本当だったようですね…どうりで妙に具体的な情報だったわけだ…
『ジュラシック・ワールド』の監督なら納得!
コリン・トレボロウが長編映画2作目として選んだのが現在日本でも公開中の『ジュラシック・ワールド』。オープニング週末3日間の全世界歴代興行収入記録を更新するメガヒットとなり、どこまで興行収入が伸びるのか注目の本作ですが、先日私も見て来ましたのでレビューを。
『ジュラシック・ワールド』はシリーズ4作目にして、ついにテーマパークがオープンした後が舞台になり、パークの全景と共にメインテーマが流れる序盤のシーンは大感動…テーマパークとして稼働している描写に、ワクワクが止まらない。
遺伝子工学という最新技術で蘇った恐竜も、時が経てば飽きられてしまい、もっと新しく刺激的なものを観客から求められるという構図は、『ジュラシック・パーク』でCGによりリアルな恐竜を登場させるもCGが当たり前となり、常に「見た事もない映像」を求められる、この22年間の映像業界のよう。
また、1作目や原作小説の「人間が自然を完全に支配出来るなんて思い上がりだし、そもそも人が作ったものは自然ではない」というテーマは健在。
ただ、1作目は恐竜という子供との共通項があるのに子供が苦手な主人公が、父性を得るというスピルバーグ映画的な成長があったが、本作では離婚寸前の環境の中の子供というこれまた製作総指揮のスピルバーグっぽい背景があるものの、こちらは上手く活かし切れていないように感じた。
パーク破綻が迫り来る緊張感、そしてクライマックスの怪獣映画ばりの大乱戦もアツくスリリングで、本作でも布石が打たれた2018年公開予定の続編を早くも見たい!
この『ジュラシック・ワールド』を監督したコリン・トレボロウであれば、以前からの噂によって認知していたことも影響しているかも知れませんが、「スター・ウォーズ エピソード9」の監督となるのは結構納得の人選でした。
今後の『スター・ウォーズ』映画監督一覧 鮮烈デビュー+ハリウッド映画での成功が監督の方程式
さて、これで現状発表されている『スター・ウォーズ』映画の監督が出揃いました。
■『フォースの覚醒』:J・J・エイブラムス(『M:i:III』)
■「ローグ・ワン(Rogue One)」:ギャレス・エドワーズ(『ゴジラ』)
■「エピソード8」:ライアン・ジョンソン(『LOOPER/ルーパー』)
■「アンソロジーシリーズ」第2作(ハン・ソロ):
フィル・ロードとクリストファー・ミラー(『LEGO(R)ムービー』)
■「エピソード9」:コリン・トレボロウ(『ジュラシック・ワールド』)
こうして並べてみると『スター・ウォーズ』を今、旬な監督に撮らせることでシリーズに新たな魅力を創造させるという意図を明確に感じます。
長編監督デビュー作で世間をあっと言わせた上で、大抜擢されたブロックバスター級のハリウッド超大作も成功させた監督を起用する傾向が強いですね。
鮮烈デビュー+ハリウッド映画1本の成功が『スター・ウォーズ』監督への方程式か?!
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