第31回東京国際映画祭の関連イベント「東京国際映画祭×11月3日はビデオの日 コラボイベント“映像 百花繚乱”上映会」の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』屋外上映の模様をレポート。
このイベントは、第31回東京国際映画祭実行委員会と「ビデオの日」実行委員会の主催により、ビデオメーカー各社が提供した「今、ビデオで見るべき話題作」を中心に屋外上映を行うもの。発売されて間もない『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』MovieNEXの告知を兼ねて、ビデオ業界全体を盛り上げる施策と思われます。
会場は、東京ミッドタウン日比谷前の日比谷ステップ広場。広場には大型のLEDスクリーンが設置され、その前にはプラスチック製のパイプイスが並べられていました。一部にはテーブル席も。
スクリーンに向かって左側にはフードトラックもあり、都会の洗練されたビルの間の広場という、映画館での鑑賞とはまた違ったアーバンな雰囲気がこのイベントならでは。
参加は無料で、誰でも鑑賞することが可能。
上映開始時刻の18:30の頃にはすでに前方の椅子は満席で、後方の階段の上部まで多くの方々が腰を下ろしていました。観客層は場所柄か、男6:女4といった雰囲気で女性も多く感じられ、年齢層も幅広い印象でした。
明るい画面により、新鮮な驚きが
いよいよ『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の本編が始まると、まずLEDスクリーンの明るさに驚き!オープニングの夜のコレリアの風景が鮮明に映ります。この作品は様々な劇場で見てきましたが、最も輝度が高いと感じる上映でした。
本公開時、劇場や上映方式によっては画面が暗く見える作品でした(特に3D上映が暗く感じた)が、今回は問題なし。レディ・プロキシマの暗いアジトも、薄暗いコロネット宇宙港内もハッキリ見え、劇場で何度も見た作品ですが細部が新鮮に感じられました。
どのくらいハッキリ鮮明だったかというと、サバックのシーンでタム・ポスラがすぐ発見出来るくらい(わかりにくい例え)。エンドクレジットの背景の宇宙の星々も、これまで劇場で見た事ないほどの輝きを見せていました。
一方で、暗所はモアレっぽく見えたので万能ではない感じ。音響は、音が散ってしまう屋外でも迫力がありました!
野外上映の醍醐味とキツい点
『スター・ウォーズ』の野外上映イベントは、記憶の限りでは日本でこれまで行われていないと思われますが、映画館では味わえない開放感とともに作品を楽しめたのは格別でした。
秋の夜空の下、日比谷焙煎珈琲のホットコーヒーを片手に映画を味わうのも野外上映ならでは。
屋外ということで好きな場所で見て、途中で抜けたり入ったり、たまたま通りがかった人が足を止めたりするなど、屋内で決められた席に座る映画館よりも、よりゆるめに映画に触れられるのも、野外上映の魅力だと感じました。
ただ、11月という時期における屋外での鑑賞は、最初は問題なかったのですが時間が経つとじわじわと体が冷えてきました…長時間、冷たい階段に座っていると体温が徐々に奪われていきますし、もちろん硬いので映画館の椅子のようにリラックスとはいかない。
映画の終盤は結構震えてたので、この季節の屋外上映は防寒が大事!逆に言うと、屋外上映はこれ以上、季節が冬に近づいたら無理!今くらいがギリでしょうね…
劇場で『ハン・ソロ』を見ていたのは、暑い夏だったのになぁ…季節は巡り、過ぎ行くものです。
大画面での『スター・ウォーズ』鑑賞、 これで年内見納め
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』という2本の『スター・ウォーズ』映画が上映された2018年。今年の大画面で見る『スター・ウォーズ』は、これで見納め!
「エピソード9」まで遠いような気がしますが、気付けばあと約1年。意外とすぐに感じられますね。
屋外での『スター・ウォーズ』鑑賞は、これまでにない体験だったのでまたいつか、他の作品で実現して欲しいものです。
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