雑誌ハリウッド・レポーター2月8日号にて、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが表紙で登場し、インタビュー特集が掲載されています。その中で、『スター・ウォーズ エピソード7』の監督にJ・J・エイブラムスが決定するまでの経緯が明かされました。
J・J・エイブラムス監督決定の舞台裏
当初、キャスリーン・ケネディはJ・J・エイブラムスのエージェントに連絡したものの、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』やその他のパラマウント・ピクチャーズとの仕事があるため難しい状況でしたが、12月14日にJ・J・エイブラムスの制作会社バッド・ロボットにてミーティングを実施。
「Please do Star Wars」という言葉とともに、『リトル・ミス・サンシャイン』、『トイ・ストーリー3』のマイケル・アーントが脚本を担当すること、さらに『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』、『ジェダイの帰還』の脚本を担当したローレンス・カスダンがコンサルタントとなることを明かしたキャスリーン・ケネディ。
この2人の『エピソード7』参加が切り札となり、J・J・エイブラムスの心が大きく動いたようで、オリジナル企画以外には興味がなかったところが、キャスリーン・ケネディと会うことで魅力的に見えてきたそうです。
12月19日には、脚本執筆陣も含めてキャスリーン・ケネディとJ・J・エイブラムスは再度3時間にも渡るミーティングを実施。ロサンゼルスで撮影をしない可能性があるため家族への影響なども含めて、様々な懸念点が出てきたようです。
こうした短期間での度重なるやり取りの末、1月25日午後にJ・J・エイブラムスが『スター・ウォーズ エピソード7』の監督をする契約が締結。
『エピソード7』が 2015年に公開出来るか確信は持てない
ただ、キャスリーン・ケネディは『エピソード7』が2015年に公開出来るか確信が持てないことを明かしています・・・出来るだけ早く動くことを目標に、まずはストーリーの開発を優先にしているそうです。
当初、J・J・エイブラムスが『エピソード7』を監督しないと話していたことは本当のことだったようで、この気持ちを変えてしまったキャスリーン・ケネディはかなり交渉上手なようです。
加えて、J・J・エイブラムスが14歳の時、スピルバーグとの間を当時アシスタントだったキャスリーン・ケネディが取り持ったこともあり、昔なじみだったことも有効に働いた要因だったのでしょう。
『エピソード7』が2015年に間に合わない可能性があることは少々残念ですが、スケジュールの都合で中途半端な作品になるくらいなら時間をかけてもらった方が個人的には良いと思います。
キャスリーン・ケネディのプロデュース手腕、『エピソード7』が良い作品になるために今後いかに活かされることになるか、引き続き注目です・・・
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