starwars.comより。
今秋公開予定だった『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 3D』、『エピソード3/シスの復讐 3D』の公開延期が決定しました。
公開延期の理由は、『スター・ウォーズ エピソード7』の制作に100%注力し、ファンに対して最高の作品を届けたいというもの。今後の『スター・ウォーズ』3D版の公開計画は、後日リリースされる予定ということです。
当初の予定では 2013年9月、10月に連続公開
『エピソード7』監督がJ・J・エイブラムスに決定したことに続き、またも『スター・ウォーズ』関連の重大ニュースが入ってきましたが、こちらは非常に残念なお知らせです・・・2013年下半期の楽しみのひとつが、なくなってしまった・・・
元々、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 3D』と、『エピソード3/シスの復讐 3D』の全米公開は、昨年8月の「スター・ウォーズ セレブレーションⅥ」にて『クローンの攻撃 3D』が2013年9月20日、『エピソード3/シスの復讐 3D』が10月11日と発表されていました。
さらに、昨年11月には『エピソード3/シスの復讐 3D』が1週間前倒しの10月4日公開に変更。公開日を前倒しにするほどだったのに、この2カ月の間に状況が急展開したのでしょう。一体何があったのか・・・
3D版の興行面への不安が要因か
「セレブレーションⅥ」では、デモ映像が上映されていたので技術的な問題で実現出来なくなったということは、まずないでしょう。
考えられそうなのは、興行面での不安でしょうか。
昨年公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D』は、全米興行収入が約4345万ドルとヒットとは言い難い数字。
これは日本でも同様で、映画業界誌の文化通信速報によると、617スクリーンで公開された『エピソード1/ファントム・メナス 3D』の昨年3月16日~18日の興行収入は1億7299万4700円、動員は10万6909人と、スクリーン数の割には思わしくない成績でした。
規模を縮小するなどの対策も考えられそうですが、不安要素を抱えながら公開までに必要な様々な労力をかけるよりも、間違いなく注目が集まり大きなムーブメントを起こし得る『スター・ウォーズ エピソード7』に集中した方が会社全体としても効率が良い、ということなのかも知れません。
多くの観客にとっては、旧作映画の3D化よりも完全新作の方がはるかに魅力的だということを考えると、その方が会社の利益が大きくなるでしょう。
また、そもそもリック・マッカラムは2011年のインタビューで、3D版1作目の『エピソード1』は3D化のテストの要素もあり、失敗したら1作のみで終わる可能性もあると発言しています。
いつか公開する日まで…
今後の公開予定を変更するほど、『スター・ウォーズ エピソード7』公開にかけるディズニーとルーカスフィルムの意気込みが相当なものであることは伝わって来て、ある意味頼もしさも感じますが、『エピソード2 3D』、『エピソード3 3D』の公開延期はやはりガッカリ・・・
ただ、公開自体がなくなったわけではないので、長い目で見ればいずれ公開されるはずです。それまで「セレブレーションⅥ」で見た方は、「幻の3D」を自慢出来ますな!
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