アメリカの玩具メーカーであるジャズウェア社による、マイクロスケールで立体化したビークルと可動式フィギュアがセットになった『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」。
国内正規代理店である株式会社ホットトイズジャパンにより、昨年2022年8月からシリーズ1の日本での販売が開始され、2023年4月にはシリーズ2とシリーズ3が発売。
映画だけではなく、アニメシリーズ、ドラマシリーズといった様々な『スター・ウォーズ』作品に登場するビークルとキャラクターを手のひらサイズで立体化しており、ラインナップの幅は拡がっています。
この『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」シリーズ2、シリーズ3のラインナップの一部を、株式会社ホットトイズジャパンから商品提供頂きましたので、レビューします!
『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」の魅力
『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」の魅力は、ビークルに搭乗させることが出来るフィギュアが付属していること!
ビークルが手のひらサイズでありながら、キャラクターのフィギュアが付属することで、シリーズを集めてジオラマのように劇中シーンを再現する面白さや、フィギュアを乗せ替えたり、組み合わせたりするなど、ビークルモデルだけでは出来ない楽しみ方があるトイシリーズです。
キャラクターをメインとした3.75インチ以上のサイズのフィギュアシリーズにも、ビークルやプレイセットがラインナップされており、フィギュアを乗せるなどして遊ぶことは出来ますが、ネックになるのが展示や収納のスペース。
ポーズやアクセサリーを付けて楽しめるサイズのフィギュアと組み合わせられるビークルは迫力がありますし、様々な遊び方が出来るものの、複数のビークルを集めてジオラマのように並べるとなると結構なスペースが必要となり、特に日本の場合はその住宅事情を考えると難しさがあります。
一方で「マイクロ・ギャラクシー」に付属するフィギュアは1/72スケールとなっており、全高約2.5センチ。フィギュアがこのサイズなので、複数の機体を並べても場所を取りません。このシリーズの原題である「Star Wars Micro Galaxy Squadron」の名の通り、多くのビークルを集めてスコードロン(飛行中隊)を編成出来るようなトイなのです!
「マイクロ・ギャラクシー」の「ルーク・スカイウォーカーのスノースピーダー」と、ハズブロの「エレクロニック レベル スノースピーダー」(パワー・オブ・ザ・フォース版)を並べてみると、そのサイズはかなり小型であることが実感出来ます。
ミニサイズのフィギュア付きのビークルシリーズということで、上記のハズブロのパワー・オブ・ザ・フォースシリーズと同時期である1990年代に発売されていたガルーブのアクションフリートシリーズも彷彿とさせます。特にフィギュアは、アクションフリートシリーズに近い印象です。
付属のビークルは機体サイズによってクラスで分けつつ、1/72のフィギュアのサイズ感や、劇中の印象から違和感がないように近付けられていますが、同スケールで合わせられたシリーズではありません。
対象年齢は8才以上。フィギュアが小さいので、乳幼児がいる環境では注意が必要ですし、落とすと見失ってしまいやすいと思います。フィギュアをビークルに乗せる際にも手先の細やかさは必要になるので、保護者の方が見守ってあげると良いでしょう。
『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」は、ビークルのサイズに応じた4つのクラスで展開されており、この記事ではシリーズ2、シリーズ3の中から以下の商品をご紹介します。
- スターシップ・クラス シリーズ2
- ハヴォック・マローダー
- 低空強襲トランスポート
- スターファイター・クラス シリーズ2
- ルーク・スカイウォーカーのスノースピーダー
- ライトアーマー・クラス シリーズ2
- ヨーダのジェダイ・スターファイター
- タイ・ファイター(バトルダメージ)
- スカウト・クラス シリーズ2
- スターシップ・クラス シリーズ3
- 尋問官輸送船サイス
- 低空強襲トランスポート(ムーニリンスト10)
- バトルパック・クラス
- ブーンタ・イヴ・クラシック
- スターファイター・クラス シリーズ3
- アナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイター(デルタ7B)
- Vウイング・スターファイター
- ポー・ダメロンのT-70 Xウイング
- スカウト・クラス シリーズ3
スターシップ・クラス シリーズ2
ハヴォック・マローダー
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「クローン・ウォーズ ファイナル・シーズン」、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」で、バッド・バッチことクローン・フォース99とオメガが搭乗して銀河の各地を飛び回るハヴォック・マローダーが、全長約20センチで立体化!
スターシップ・クラスのパッケージは、ウィンドウボックス仕様なのでそのままディスプレイしても見栄えするものとなっています。
「ハヴォック・マローダー」という船名は、StarWars.comのデータバンクでの「クローン・ウォーズ」未完成エピソードの記述において最初に明かされたものですが、現在では劇中、またStarWars.comのデータバンクの主要な項目でも「マローダー」という表記となっています(2022年のデアゴスティーニによる「スター・ウォーズ エンサイクロペディア」を除く)。
ただ、ここでは商品名である「ハヴォック・マローダー」の表記を用います(マテルのホットウィールも「ハヴォック・マローダー」の商品名です)。
このハヴォック・マローダーが登場する「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」の各エピソードの詳細は、以下からご参照ください。
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」sシーズン1のストーリー、レビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2のレビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。
オミクロン級アタック・シャトルの改造船であるハヴォック・マローダーの機体下部には3本の着陸脚があり、安定してディスプレイ出来ますし、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」劇中でよく見られる着陸状態のシーンを再現可能です。
※アクリルスタンドに置いて撮影していますが、こちらは商品に付属するものではありません。
機体側面のパネルは取り外せるようになっており、ハヴォック・マローダーの船内にフィギュアを乗せることも可能!付属フィギュアは、レッカーとオメガ。
座席に座らせたり、ベッドがあるので寝かせたりすることも出来ます!座席にはフィギュアを固定出来るクリップが付いているので、ミニサイズフィギュアにありがちなすぐに落ちたり、こけたりするストレスがなくなっています。
ただ機体後部のスペースが小さいので、座席に乗せるにはある程度手先を使うことになります。
両翼を展開すると、劇中でも印象的な飛行時のハヴォック・マローダーに!スターファイター・クラス シリーズ3のVウイング・スターファイターと組み合わせれば、帝国軍に追われるバッド・バッチを再現出来ます!
さらに機体後部には、ガンナー用の区画を改造したオメガの部屋が!
レッカーがオメガのために用意してくれたこの部屋は、オメガにとってのハヴォック・マローダーを自分の家も同然だと感じられる大切な場所。
この部屋は開閉し、そんなオメガを中に乗せることが出来ます。オメガの部屋の下のキャノンは左右に可動します。
ハヴォック・マローダーの機体正面。長い両翼がシャープなハヴォック・マローダーのフォルムが楽しめます!映像だけではなく、ミニチュアを手に取ることでハヴォック・マローダーの細部がより理解出来ますね。
オメガの部屋と同じように、コクピットも開閉して2体のフィギュアを乗せることが出来ます。
また、スカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュア シリーズ2に収録されているAT-RT&ハンター、シリーズ3のBARCスピーダー&テクを集めて組み合わせれば、「バッド・バッチ」シーズン2後半のメンバーが揃い、遊びの幅が広がります!
スターシップ・クラス ハヴォック・マローダーの価格は、¥7,500(税込)。
低空強襲トランスポート
リパブリック・ガンシップとしても知られ、『エピソード2/クローンの攻撃』で鮮烈にデビューした後「クローン・ウォーズ」などでクローン戦争の地上/空中戦で活躍した共和国軍の低空強襲トランスポート(LAAT/i)は、ハヴォック・マローダーよりもさらに大型のボックスパッケージ。
パッケージの中では右翼を外して収納されており、翼のパーツを差し込み口に取り付けます。
フィギュアはクローン・トルーパーと、クローン・パイロットが付属。それぞれフェーズIアーマーとなっています。表面はウェザリングされており、クローン戦争中に運用された歴戦の機体だと感じられます。
コクピットはキャノピーが開閉し、機体後部の左右側面のハッチはスライドして開閉。それぞれフィギュアを搭乗させることが出来ます。コクピットには2体分の席があり、機体後部の兵員輸送部分には4体分のクリップが付いています。
さらに、後部の搭乗タラップも開閉するほか、尾部の対人用レーザー砲塔も可動!
合成ビーム・レーザー砲塔が付いた球体型の砲座は左右に可動。実際に触ってみると、可動箇所が思ったよりも多いことに驚きます!
低空強襲トランスポートの機体正面。機首にある2門の対人用レーザー砲塔は尾部と同様に可動、また両翼にある球形砲塔も水平方向に回転し、様々な個所が動くので遊び甲斐があります。
スターシップ・クラス 低空強襲トランスポートの価格は、¥7,500(税込)。
スターファイター・クラス シリーズ2
スターファイター・クラス シリーズ2は、ボ=カターン・クライズのガントレット・スターファイター、ルーク・スカイウォーカーのスノースピーダー、装甲型強襲用戦車の3種が基本ラインナップとなり、「レア」となるアソーカ・タノのジェダイ・スターファイター、「チェイス」となるアントック・メリックのXウイングの全5種。
スターファイター・クラス シリーズ2の価格は、各¥3,800(税込)。
ここではルーク・スカイウォーカーのスノースピーダーをご紹介します。
ルーク・スカイウォーカーのスノースピーダー
『エピソード5/帝国の逆襲』のホスの戦いで活躍を見せた、T-47エアスピーダーを改造したスノースピーダー。その中でも「ルーク・スカイウォーカーのスノースピーダー」という商品名の通り、この機体はホスの戦いでのルークの乗機であるローグ1となります。
スターファイター・クラスのパッケージはブリスターパック。ブリスターの台紙にはそのビークルが活躍する背景のビジュアルもデザインされているので、ブリスターのまま飾るのもまた良しです。
ブリスターパックの中に封入されている、商品名などがデザインされた台紙の裏にもビジュアルがデザインされており、ビークルの後ろに配置すれば背景のようにもなります!
※スタンドは商品に付属するものではなく、「食玩ベース」を使用しています。
スノースピーダーの機体前部には着陸脚があり、着陸状態に出来ます。コクピットも開閉可能。
付属フィギュアは、パイロットのルーク・スカイウォーカーとガンナーのダック・ラルター。造形は同様ですが、ヘルメットの色の塗り分けでルークとダックを表現!
機体にはウェザリングが施されており、薄汚れたスノー・スピーダーの雰囲気が表れています。
スノー・スピーダーの機体後部にも様々なギミックが!
冷却フィンの中央上部を左右にスライドすると、機体後部の左右にあるエアブレーキ・フラップが開閉!
さらに、ホスの戦いでAT-ATを倒した牽引ケーブルも再現可能!
実際には牽引ケーブルは上部のハープーン・ガンから発射されるものですが、スケールの問題もあってか冷却フィンから牽引ケーブルを引っ張り出す形となっています。引っ張り出した牽引ケーブルは、機体下部を操作することで巻き取れます。
また、ハープーン・ガンは左右に可動します。
ライトアーマー・クラス シリーズ2
中型のビークルを集めたライトアーマー・クラス。ヨーダのジェダイ・スターファイター、タイ・ファイター(バトルダメージ)の2種のほか、「レア」となるヘラ・シンドゥーラのAウイング、「チェイス」となるサビーヌ・レンのタイ・ファイターがラインナップされています。
ライトアーマー・クラス シリーズ2の価格は、各¥2,600(税込)。
ヨーダのジェダイ・スターファイター
「クローン・ウォーズ」シーズン6で、ダゴバやフォースの惑星、そしてシスの母星であるモラバンドへと旅する際に搭乗した改造型イータ2アクティス級軽インターセプター。
ライトアーマー・クラスのパッケージもブリスターパックです。
ヨーダのジェダイ・スターファイターのコクピットの下に2本、後方に1本の着陸脚があり、着陸時を再現可能。ヨーダと同様に小型の機体で、その肌やライトセーバーを連想させるような緑色のカラーリングが印象的な機体です。
付属フィギュアはヨーダとR2-D2。開閉するコクピットと、この機体の特徴であるコクピットの後方にあるアストロメク・ドロイド収容ソケットにそれぞれ搭乗させることが出来ます。
コクピットも小型なので、ヨーダを乗せる際にはピンセットを使いました…
両翼はもちろん、折り畳み/展開が可能です。
ヨーダのジェダイ・スターファイターの後部。機体下部を押すと、アストロメク・ドロイド収容ソケットがせり上がってドロイドが取りやすくなるというギミックも付いています。
タイ・ファイター(バトルダメージ)
左翼のソーラー・コレクターにダメージを受けた状態の帝国軍のタイ・ファイターを再現した商品です。通常のタイ・ファイターはライトアーマー・クラス シリーズ1にラインナップされています。
通常版との差別化もあってか、結構なダメージを受けています…
左翼は一部欠損しており、被弾の跡も多く、まもなく撃墜されてしまうかのような状態!
翼は取り外すことが出来るため、本当に撃墜された状態を再現することも可能!やられメカならではの商品バリエーションです…
付属フィギュアはタイ・ファイター・パイロットで、コクピットに乗せられます。「キャシアン・アンドー」第6話「目」でのタイ・ファイターの出撃シーンが思い起こされるようです!
機体下部を押すと、コクピット・アクセス・ハッチが開くギミックも。
タイ・ファイターの背面は、スラスター部分が開閉するようになっています。
スカウト・クラス シリーズ2
主にスピーダー・バイクのような小型のビークルが収録されたスカウト・クラスは、ミステリー・ビークル&フィギュアとして中身がわからないブラインドボックス形式となっています。
スカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュア シリーズ2は、基本ラインナップ5種+シークレット3種の全8種。このうちのいずれかがパッケージに入っています。
12個が入った1ボックスをすべて開封すると、どこまで集められるのか?12個を開けてみた結果は…
- スピーダー・バイク(エンドア)&レイア・オーガナ:1個
- スウープ・バイク(with グローグー)&ディン・ジャリン:3個
- AT-RT&ハンター:2個
- STAP&バトル・ドロイド:3個
- BARCスピーダー&クローン・トルーパー:3個
基本ラインナップの5種は揃いましたが、シークレットが1種も出ず…
基本ラインナップ5種のスピーダー・バイク(エンドア)&レイア・オーガナ、スウープ・バイク(with グローグー)&ディン・ジャリン、AT-RT&ハンター、STAP&バトル・ドロイド、BARCスピーダー&クローン・トルーパーを並べてみます。
このように、ブラインドボックス形式は複数のパッケージを開けるとダブりが出てしまうものですが、クローン・トルーパーやバトル・ドロイドのような兵隊フィギュアは複数体あれば部隊となって迫力が増しますので、これはこれで楽しみが広がります!
BARCスピーダー&クローン・トルーパー部隊を結成!共和国軍が増強されました!
『エピソード6/ジェダイの帰還』で、エンドアにて帝国軍のスピーダー・バイクに乗ったレイア・オーガナ。スピーダー・バイクは茶色い機体色のパッケージの写真と異なり、カーキに近い色合いとなっています。
「マンダロリアン」でタトゥイーンにてスウープ・バイクに乗ったディン・ジャリン。グローグーも乗せているので、「マンダロリアン」シーズン2 第1話「チャプター9:保安官」での姿が再現されています。
AT-RTに乗ったハンター。スピーダーと異なり自立出来るため、スタンドは付いていません。
AT-RTはクローン・フォース99のマーキングと、ハンターのアーマーのように赤と白で非対称にペインティングが施された仕様となっています。AT-RTはバッド・バッチが登場するエピソードには出て来ていないため、トイオリジナルとなるでしょう。
脚部が可動し、レーザー砲も左右に動きます。
『エピソード1/ファントム・メナス』などに登場した、STAPに乗ったバトル・ドロイド。バイク型のビークルではありませんが、スタンドにSTAPを取り付け、STAPの搭乗者を固定するクリップにバトル・ドロイドを取り付ければ、劇中イメージ通りにディスプレイ出来ます。
BARCスピーダーに乗ったクローン・トルーパー。クローン・トルーパーはフェーズIアーマーです。
低空強襲トランスポートに付属しているクローン・トルーパーと比較すると、こちらのスカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュア シリーズ2に収録のものの方が腕のアーマーの間が黒く塗り分けられています。
スカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュア シリーズ2の価格は、¥980(税込)。
スターシップ・クラス シリーズ3
尋問官輸送船サイス
「オビ=ワン・ケノービ」で、尋問官たちがジェダイやオビ=ワン・ケノービを狩り出すため、タトゥイーンやナー、ジャビームといった地へと向かう際に搭乗していたのがこのサイス。
両翼を動かした飛行形態のサイス。シャープなフォルムの宇宙船です。
サイスの機体後部のパネルは取り外すことが可能。
付属フィギュアは大尋問官、フィフス・ブラザー、リーヴァ(サード・シスター)。
着陸脚を出し、翼を垂直にたたんで機体下部の搭乗タラップを下げれば、「オビ=ワン・ケノービ」でタトゥイーンに降り立った3人の尋問官たちのシーンを再現出来ます!
フィギュアには身長差が付けられており、大尋問官、フィフス・ブラザー、リーヴァの順で高くなっています。
コクピットも開閉可能で、3体のフィギュアを乗せられます。3人の尋問官たちも、このように割と密着してサイスに乗っていたのでしょうか…
スターシップ・クラス 尋問官輸送船サイスの価格は、¥7,500(税込)。
低空強襲トランスポート(ムーニリンスト10)
なんと2Dアニメ版「スター・ウォーズ クローン大戦」に登場した、クローン・トルーパー部隊「ムーニリンスト10」仕様の低空強襲トランスポートです!
ムーニリンスト10の低空強襲トランスポートは、ハイポリの戦いでグリーヴァス将軍によって窮地に陥ったジェダイたちを助けるべく単機で突撃し、生存者たちを救助する活躍を見せた、ノーズアートに描かれたランコアの口が印象的な機体。
このストーリーはレジェンズとなっていますが、ディズニープラスで配信の「スター・ウォーズ ビンテージ:クローン大戦 2D マイクロシリーズ2」にて、ムーニリンスト10の低空強襲トランスポートの登場エピソードが見られます!
通常版の低空強襲トランスポートも同様ですが、機体上部の装甲パネルを取り外すと搭載されたミサイルが見られます。ムーニリンスト10バージョンは、ミサイルの配色がゴールドに。
付属フィギュアはクローン・パイロットと、赤いアーマーのARCトルーパー・キャプテン、青いARCトルーパー・ルテナント。ムーニリンスト10ということで、ARCトルーパー・キャプテンはARC-77のフォードーでしょう。
通常の低空強襲トランスポートと、低空強襲トランスポート(ムーニリンスト10)を並べてディスプレイ。可動箇所は、通常版と同様です。
大型のビークルである低空強襲トランスポートを2機並べられるのも、手のひらサイズであるこの『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」ならでは!
スターシップ・クラス 低空強襲トランスポート(ムーニリンスト10)の価格は、¥7,500(税込)。
バトルパック・クラス
ブーンタ・イヴ・クラシック
バトルシーンが再現出来るように複数のビークルが同梱されたバトルパック・クラスには、『エピソード1/ファントム・メナス』のブーンタ・イヴ・クラシックでのポッドレースにて最後まで競り合ったアナキン・スカイウォーカーとセブルバのポッドレーサーがラインナップ。
バトルパック・クラスはウィンドウボックス仕様のパッケージです。
付属フィギュアはもちろん、アナキン・スカイウォーカーとセブルバ。スピーダー・バイクなどと同様に、リパルサーリフトで浮いているビークルのためそれぞれスタンドが付いており、浮遊感を出してディスプレイ出来ます。
アナキン・スカイウォーカーのポッドレーサーは、エンジンに付いたエア・スクープも可動!
また、エンジンとポッドをつなぐコントロール・ケーブルは根本がボールジョイトとなっているので動きを付けることが可能。ポッドレース中の様々な機体の姿勢を再現出来ます。
それぞれのエネルギー・バインダー部分も造形物で表現されているほか、セブルバのポッドレーサーは機体の細い構造物がある部分を透明素材にしており、ポッドレーサーという線の細い部分がある独特のビークルを上手く玩具化していると思います。
バトルパック・クラス ブーンタ・イヴ・クラシックの価格は、¥4,800(税込)。
スターファイター・クラス シリーズ3
スターファイター・クラス シリーズ3は、アナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイター(デルタ7B)、ポー・ダメロンのT-70 Xウイング、Vウイング・スターファイターの3種が基本ラインナップとなり、「レア」となるヘグリーヴァス将軍のスターファイター、「チェイス」となるポー・ダメロンのT-70 Xウイング(レジスタンス)がラインナップされています。
スターファイター・クラス シリーズ3の価格は、各¥3,800(税込)。
ここでは基本ラインナップの3種をご紹介します。
アナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイター(デルタ7B)
「クローン・ウォーズ」に登場した、アナキン・スカイウォーカーのデルタ7Bイーサスプライト級軽インターセプター。
機体前方に1本、後方に2本の着陸脚があり、着陸状態を再現出来ます。
付属フィギュアはアナキン・スカイウォーカーとR2-D2。機体下部を押すと、アストロメク・ドロイド収容ソケットがせり上がってドロイドが取りやすくなるというギミックも付いています。
デルタ7Bイーサスプライト級軽インターセプターのシャープなフォルムが表れた造形です。
『エピソード2/クローンの攻撃』に登場した前身のデルタ7と同じく、後継機であるデルタ7Bもスター・デストロイヤーを彷彿とさせる楔形。デルタ7との大きな違いは、アストロメク・ドロイド収容ソケットが左舷からコクピットの前にある点です。
このアナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイターにも、機体下部にアストロメク・ドロイド収容ソケットがせり上がってR2-D2が取りやすくなるギミックがあります。
さらにアナキン・スカイウォーカーのジェダイ・スターファイターには、ハイパードライブ・リングが付属!機体本体とハイパードライブ・リングの接続部分を、パチンと上から押さえて取り付けます。
ハイパードライブ・リングを取り付ければ、かなりボリュームのあるビークルモデルとなります。
Vウイング・スターファイター
Vウイング・スターファイターは、『エピソード3/シスの復讐』などに登場した共和国軍の宇宙戦闘機。
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」では共和国軍から移行した帝国軍の元で運用されており、バッド・バッチを狙う敵の役割を担っています。
Vウイングの機体の前部には着陸脚があり、翼をたたんで着陸状態となることが出来ます。付属フィギュアはクローン・パイロットと、R4-P17。
R4-P17は、オビ=ワン・ケノービのジェダイ・スターファイターに搭乗していたアストロメク・ドロイドなので、Vウイングにセットされているのは不思議なところ…R2-D2以外の共和国軍のアストロメク・ドロイドの中で、比較的登場場面が多いことからのチョイスでしょうか。
可変翼を回転させることで、劇中でおなじみの飛行時の形態となります。機体後部にある偏向シールド用ヒート・シンクも可動し、立てる/寝かすことが出来ます。
Vウィングの背面。可変翼を展開した時のタイ・ファイターのようなシルエットも再現されています。
全体的なフォルムは、どの角度から見ても劇中の印象に近いビークルモデルです。
ポー・ダメロンのT-70 Xウイング
『フォースの覚醒』、『最後のジェダイ』に登場した、ポー・ダメロンのT-70 Xウイング・スターファイターのブラック・ワン。
機体前方の下部に1本、後方に2本の着陸脚があり、Sフォイルをたためば着陸時を再現出来ます。
付属フィギュアは、ポー・ダメロンとBB-8。スターキラー基地やドレッドノートのフルミナトリックスを破壊した戦いの数々が思い起こされるようです…
両側が連動した可変翼を開けば、Sフォイルを展開した攻撃モードに!
ポー・ダメロンのT-70 Xウイングの機体正面。BB-8の存在感や翼の短さなどはありますが、全体的なフォルムは劇中に近いものになっています。
Xウイングの所以たるSフォイル展開時の背面。360度、好きな角度からながめられるのがビークルモデルの良いところ!
ポー・ダメロンのT-70 Xウイングの機体の真横から。翼のレーザー砲の存在感が強いですが、トイであることを考えるとこのくらいの太さがなければ強度の問題があるため、ほど良い大きさだと思います。
スカウト・クラス シリーズ3
中身がわからないブラインドボックス形式のスカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュアのシリーズ3。
BARCスピーダー&テク、パトロール・スピーダー&パトロール・トルーパー、トレッドスピーダー&ファースト・オーダー ストームトルーパー、ホバー・Eウェブ・キャノン&ストームトルーパー、ニクトのスピーダー・バイク&タスケン・ウォーリアーの5種が基本ラインナップとなり、これにシークレットの3種が加わってシリーズ2と同じく全8種となります。
シリーズ3も、12個入りの1ボックスをすべて開封してみます!
- BARCスピーダー&テク:3個
- パトロール・スピーダー&パトロール・トルーパー:3個
- トレッドスピーダー&ファースト・オーダー ストームトルーパー:3個
- ニクトのスピーダー・バイク&タスケン・ウォーリアー:2個
- スピーダー・バイク&キャド・ベイン:1個
シークレットのひとつ、キャド・ベインが出ました!しかし基本ラインナップは、ホバー・Eウェブ・キャノン&ストームトルーパーのみ出ず、5種は揃わずでした…
バイク型のビークルがずらりと並びます!
BARCスピーダーに乗ったテク。シリーズ2のBARCスピーダー&クローン・トルーパーと同じ造形ですが、塗装が違うと印象が大きく異なります。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でコレリアにてハンとキーラを追ったパトロール・トルーパーが乗るパトロール・スピーダー。
『スカイウォーカーの夜明け』で、パサーナの砂漠にてレイらを追跡したファースト・オーダー ストームトルーパーが乗るトレッドスピーダー。
完全なリパルサークラフト型のビークルではなく(リパルサーリフトを一部使っているという設定)地面と接しているため、スタンドは付属していません。
「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」で、ニクトのスピーダー・バイクに乗るタスケン・ウォーリアー。全長が長いスピーダー・バイクですが、バランスは取れています。
シークレットのキャド・ベインとスピーダー・バイク。スターホーク・スピーダー・バイクに搭乗した際の再現となります。
スカウト・クラス ミステリー・ビークル&フィギュア シリーズ3の価格は、¥980(税込)。
幅広いラインナップ、高いプレイバリューのトイシリーズ
『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」シリーズ2、シリーズ3の各種商品に触れてみて、手のひらサイズでも可動箇所が多く、様々なポーズやシチュエーションが出来ることを実感!
ビークルだけではなくフィギュア付きのシリーズだからこそ、様々な劇中シーンの再現が可能であり、シリーズを集めていくと遊び方や飾り方の幅が広がっていきます。
また、ディズニープラスのドラマシリーズから、今やレジェンズとなった2Dアニメ版「スター・ウォーズ クローン大戦」まで、出典作品やビークルも定番からマニアックなものまで揃えられていることも大きなポイント。
そのラインナップの多彩さは、シリーズを集めた時の組み合わせをより豊かなものにしており、今後のシリーズ展開が楽しみになります。
省スペースでありながら、造形やプレイバリュー、コレクション性も兼ね備えた『スター・ウォーズ』「マイクロ・ギャラクシー」の日本での商品展開に期待です。
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