第二回水分農場組合総会、開催！

　日本の『スター・ウォーズ』ファン交流イベント、第二回水分農場組合総会が無事に開催されました！

　今回は、今年の２月に行われた会場の約２倍のスペースにスケールアップした亀戸駅からほど近いカメリアプラザの商工情報センター「ビジネスホール」にて開催。前回よりも、大きな規模のイベントとなりました。

ルーカスフィルム公認アーティスト 描き下ろしイラストの入場パスカード！

　会場入り口に立てられたのぼりも今回のために新たに作られたものですし、水分農場組合オリジナルワッペンのプレゼントに加え、なんと入場パスカードにはルーカスフィルム公認アーティストのたにぐち智子さんが水分農場組合のために描き下ろしされたイラストを使用！これは世界的に見ても貴重です・・・描き下ろしイラストのポストカードもプレゼントされました。

「スター・ウォーズ コレクションカードゲーム」の展示

　今回、私は「スター・ウォーズ　コレクションカードゲーム」の日本語版カードを中心とした展示をkei氏と共同で行いました。

「スター・ウォーズ　コレクションカードゲーム」とは

　このカードゲームは、『スター・ウォーズ』の世界を忠実に再現した、集めたカードを組み合わせて遊ぶ２人用カードゲームです。それぞれがライトサイド、ダークサイドに分かれて対戦し、ルークやダース・ベイダーなどのキャラクター、宇宙船や乗り物、武器、アイテム、惑星や場所、そして重要なイベントなどが全てカードで再現されています。
　
　１９９５年より、アメリカのディサイファから発売。日本でも１９９７年からタカラ（当時）から発売されていましたが１９９９年の『エピソード1』公開に伴う日本での『スター・ウォーズ』商品販売権の問題により、わずか１年半ほどで販売終了となってしまった、日本では短命なゲームでした・・・

コレクション性が高いカードゲーム

　ゲームはもちろん面白いのですが、今回はこのシリーズのコレクション性をポイントに展示しました。それは、オリジナル版の劇中シーンを映画の本編映像全編に渡って取り込んだカードデザインや、カンティーナやジャバ宮殿の隅にいたエイリアンなどの、一瞬だけ映ったかどうかというマイナーなキャラクターの設定作りに貢献した資料的価値です。

　例えばモス・アイズリーの路地を一瞬横切ったでかい足にまで「カルファルニル・シンドロス」という名前と設定が与えられているのは、このカードゲームならではのものです。

　このゲームの発売までは、ウエストアンドゲームズ社のＴＲＰＧが『スター・ウォーズ』ギャラクシーの設定作りに貢献しましたが、『特別編』直前からの９０年代以降の『スター・ウォーズ』ギャラクシーの設定構築にこのカードゲームが大きな役割を果たしました。

スピンオフキャラクターもカードで実写化

　また、日本語版が出ていないシリーズの中にはスピンオフキャラクターの実写化までもあり、『スター・ウォーズ』ギャラクシーの拡張に一役買いました。

　一例として、マラ・ジェイドはスピンオフのみのキャラクターですがカードゲーム用にシャノン・マクランドルをキャスティングし、実写化しました。この他にもスローン大提督やペレオン、『帝国の影』のシゾールやグリなどもカード化されています。

削除されたシーンもカード化

　さらに、「スター・ウォーズ　コンプリートサーガ　ブルーレイ」に収録された削除されたシーンも、既に１６年前のカードに採用されていたりするので、資料価値と小ネタを紹介するページも用意しました。

キャストサイン入りカード

　こちらは、ダース・モール役のレイ・パーク、Ｒ２－Ｄ２役のケニー・ベイカー、ボバ・フェット役のジェレミー・ブロックの直筆サイン入りカード。

　ベイダー卿も真剣に（？）見ています。自分のカードを見つけるとうれしそうでした・・・

第二回水分農場組合総会 ブース展示

　その他の展示を一部ご紹介。こちらは、こ～のさんによる仕掛け絵本とカスタムFXライトセーバー。日本ではめずらしい、飛び出す仕掛け絵本は子供たちからも人気でした。さらにカスタムFXライトセーバーも当然市販されていないので、多くの方が起動していました！

　描き下ろしイラストを手掛けたたにぐち智子さんのご紹介コーナー。ご本人も来場されました！

　コスプレ記念撮影体験コーナーも大賑わい。多くの『スター・ウォーズ』キャラクターたちが会場に登場！

　今回はちびっこコーナーまであり、ぬりえやお面作り、Ｒ２－Ｄ２危機一発で遊べるスペースが設けられ、『スター・ウォーズ』が幅広い世代にファンを持っていることを改めて実感させられました。

　ひろしさんのお絵かきコーナー２では、前回に続きひろしさんが描かれた素敵な『スター・ウォーズ』アートを展示。どの作品も写真のように精微な絵です。

　やまなんさん、ka2_satoさんによるレゴ スターウォーズ ジオラマ展示では、たくさんのレゴブロックを使って『帝国の逆襲』のホスの戦いを再現。ミニフィグの数がすごいです！

　「スター・ウォーズ　セレブレーション」で過去に行われた、ベイダーのヘルメットを自由に使ってオリジナル作品を作る「ベイダープロジェクト」のＲ２版「mini R2 Project!」も開催。個性的豊かな様々なＲ２が勢ぞろい！

　saigoさんによるパナソニック１９８７展では、ジョージ・ルーカスや『スター・ウォーズ』をＣＭキャラクターに起用したパナソニックの広告をご紹介。キャンペーン賞品や立体物、ＣＭ映像など興味深いものばかりでした。

　ヨーダコレクターのtsukikageさんによる、ヨーダ・コレクション展。展示だけではなく、ヨーダアイテムの人気投票を実施し、投票された方を対象にした抽選会も行うなど趣向を凝らした内容でした。

　ビルダーズクラブの皆様によるファンメイドプロップ展では、自作された様々な『スター・ウォーズ』のプロップを展示。等身大Ｃ－３ＰＯなどもあり、会場内でもひときわ目立っていました。

　かわはらさんによる貴重な『スター・ウォーズ』の脚本と制作スタッフ用キャップの展示。『スター・ウォーズ』の初期のストーリー構想が伺える資料的価値が高いもので、その紹介をするトークセッションも行われました。なんとあの「スター・ウォーズ　ホリデー・スペシャル」の脚本まである！

　キャップも『ジェダイの帰還』のダミータイトル「ブルーハーベスト」まであるのがすごい・・・

　ローグ中隊さんによるウォッチ＆クロックコレクションでは、海外のメーカーの雰囲気ある時計コレクションをご紹介。当時をしのばせるレトロな製品がたまりません。

　来場数は前回よりもかなり多くなった印象で、年代も幅広い方々が集まっていたと思います。開場中は終日にぎわいを見せており、さながら「『スター・ウォーズ』の学園祭」のような雰囲気でした！

　学園祭と同じように個人的には時間があっという間に感じられ、いつの間にか片づけをしなければならない時になっていたのが印象的で、会期が２日間とかあればなぁ・・・と思ってしまいました。

　第２回目が盛況となったのは、水分農場事務局の皆様の力があったからこそです。本当にありがとうございました！日本に『スター・ウォーズ』ファンが集まる素敵な場所が、根付きつつあります。