『スター・ウォーズ』ファンによるファンのための交流イベント、第4回水分農場組合総会の模様をレポート!
前回の第3回水分農場組合総会は昨年6月2日(土)に開催。年末の12月15日(土)にはファンパーティー水分補給大会2を実施したものの、水分農場組合総会としては約1年ぶりの開催。
会場は東京都江東区の森下文化センター4Fレク・ホールにて行われ、2011年2月の第1回から早くも4回目の開催となった今回は、一見すると「スター・ウォーズ セレブレーション」の会場かと思うほど盛況でした!
水分農場組合のイベントでは、オリジナルグッズのプレゼントが恒例となっていますが、今回は先着100名の希望者に、アメリカの『スター・ウォーズ』イラストレーターのKevin Liell氏がデザインした「水分4ワッペン」をプレゼント!
写真右側のジャワの側にあるのが水分ワッペンで、3人のジャワがかわいい一品です!
世界の『スター・ウォーズ』関係者との交流により、面白い企画が実現するのも水分農場組合ではおなじみになりました!世界からも日本の『スター・ウォーズ』ファンミーティングとして認知されたことは意義がありますね。
展示ブースのご紹介
今回も、様々な分野の『スター・ウォーズ』ファンが展示ブースを展開してくれました。
まずは水分農場組合組長こと、フィール・ザ・フォースのローグ中隊さんの十八番であるワッペンの数々が見られる「パッチモン・ワールド」!
軍隊やボーイスカウト、『スター・ウォーズ』ファン団体、そして水分4ワッペンをデザインしたKevin Liell氏のその他の作品など、日本の一部ファンの間でもワッペンコレクションを定着させたローグ中隊さんならではの品々を目の当たりに出来ました。
SOWSUIさん、デススターのオチャクミさんによる「STAR WARS PAPER COLLECTION ~スター・ウォーズの愛しきカミモノたち~」では、『スター・ウォーズ』関連の各種紙モノを一同に展示。
販促品やパッケージ、チケットという性質上、一定期間は手に入りやすいものの、時期を過ぎると世の中から姿を消していく紙モノ。無料で手に入るものも多い手軽なコレクションである一方で、ここまでの数をテーマ分けして収集出来る方はなかなかいないのではないでしょうか。
自分も紙モノを保管していますが、こうしてキレイに並べることが出来るのが真のコレクターだと実感しました。私はコレクターの能力がないことを痛感・・・
ペプシ×『スター・ウォーズ』のボトルキャップが入っていた袋から、流通向けパンフレットなどのレアな品々も展示。そんなペプシ×『スター・ウォーズ』にフォーカスしたのが・・・
そのお隣のブース、STARWARSファンpaipu 徒然なるままにのpaipuさんによる「あの『熱い』夏をもう一度!PEPSIキャンペーン展示」!
『スター・ウォーズ』新三部作公開当時、『スター・ウォーズ』ファンであれば誰もが通ったペプシ×『スター・ウォーズ』タイアップキャンペーン。ボトルキャップはもちろん、缶や店頭POP、その他ノベルティまでが時代を超えて集結し、 あのペプシガブ飲みの夏の日々が、今ここによみがえった!
paipuさんおなじみのクローントルーパーボトルキャップ軍団も、昨年の第3回水分農場組合総会よりも、さらに増員した600体以上に拡大!見渡す限りのクローントルーパーボトルキャップ。
みんなの憧れ、『エピソード3/シスの復讐』公開時のキャンペーンの「R2-D2ドリンククーラー」!ボードはもちろん、ハガキが束のまま残っているのもポイントが高い。
ベーシックフィギュアよりも大型の1/6フィギュアによって、モス・アイズリーのカンティイーナを再現したJabba The Hutt’s Palaceのjabba16さんらによる「1/6 カンティーナ・ジオラマ・プロジェクト」。
カンティーナの建物を、撮影時の資料や映像を元にファンが検証した見取り図を参考に手作りで再現。また、バーテンダーのウーハー、ドクターエヴァザン、ブレイニアックなど、市販品が存在しないキャラクターは自作をしているという凝りようです!カンティーナの雰囲気たっぷり・・・
ブースには三人のタスケン・レイダーがおり、水分農場襲撃をするどころか水分農場組合員の中にすっかり溶け込んでいるように見えました・・・ヴー!ヴー!!
Japan SW Modeling Allianceさんの「スターウォーズ・プラモデルの世界」では、今回もクオリティの高い造形物を展示。今回の注目作は、先日リニューアルオープンした「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のスタースピーダー1000!
ベーシックフィギュアのビークルトイを、ウェザリングなどの塗装面や電飾などを中心に改造。さらに、搭乗タラップも自作してジオラマに!ライティングも相まって、アトラクションにいるかのようなリアルさです・・・
プラモデルや食玩の「スター・ウォーズ ビークルコレクション」を元にしたスノースピーダーとAT-ATを並べてホスの戦いを再現。各ビークルの大きさと展示位置によって、遠近感があるように見えます。
1988年という映画が一度完結した「冬の時代」に、アメリカのハミルトン社から発売された絵皿の数々を展示した、えこ~べ~すのsenobooさんによる「エコーベース出張所 割れもの市」。
『スター・ウォーズ』旧三部作の名シーンが、鮮やかな色彩の絵皿になっています。おそらく、ほとんどの方々が初めて存在を知り、目にしたレアなコレクションかと思いますので、展示意義を感じました。
やまなんのSW部屋のやまなんさんを中心とした方々による「The C-3PO Project」は、C-3POの頭部をキャンバスにして表現した作品を20点以上展示!
「スター・ウォーズ セレブレーション」で行われた「ベイダー・プロジェクト」と同様のコンセプトの作品群が、なんと水分農場組合で見られるとは!
クオリティもさることながら、ご覧のように発想が面白い作品ばかり!左のK-3POは、目を覗くとスノースピーダーのコクピットとホスの雪原のAT-ATが見えるという仕掛け!
映画のシーンを再現した目玉飛び出しC-3POや、金色を活かしたエジプト風やアイアンマン風などなど、自由で楽しい発想の作品ばかり。海外でも同様のコンセプトのアート展が行われてもおかしくありません・・・
ペイントはもちろんですが、全ての作品に電飾が入っているのもすごい・・・さらにこれらの作品を、水分補給大会3の抽選会の賞品で来場者にプレゼントしたのも素晴らしいです。
中でも印象的な作品は、朽ちて壊れたC-3POに残るR2-D2との大冒険の「記憶」の数々を表現した「memory」。見る人によって様々なストーリーが広がり、思いを馳せることが出来る作品です。
「人形改造のすすめ~イケマサのスター・ウォーズファンサイト~ 」では、カスタムフィギュアとその制作過程をわかりやすく紹介したパネルを展示。市販品よりも、よりリアルになっていることが実感出来ました!
改造したインディ・ジョーンズのフィギュア。眉間のしわがより深くなるなど、ハリソン・フォードのイメージに近くなっており、市販品との違いは歴然!
こちらは自作キューブリック。イケマサさんご自身のフィギュア化という、フィギュアコレクターの夢を実現!
てづくりおびわんの家の芝浦さんらによる「てづくりおびわんの家+関西手作り部」のブースでは、『スター・ウォーズ』をモチーフにした工芸品など、既存品ではない自作グッズの数々を展示!
もはやファングッズと言ってよいのか、というほどの高いクオリティ・・・趣向を凝らしたこれらのグッズを作れるのは尊敬の一言です・・・
こちらはニンテンドー3DSで見られる、飛び出す3D動画!
左側は、デス・スター攻撃時のXウィングの照準計のCGを3Dで再現!右側は、『スター・ウォーズ』のオープニングクロールの3D映像。写真では残念ながらお伝え出来ませんが、本当に3Dになっています!
映像以外にも、レンチキュラーによる3Dグッズも展示。いずれも個人製作で実現してしまうのは、すごいアイデアです!
ベーシックフィギュアの大型ビークルプレイセットを集めた、ぼばの黒鱒闘釣記ブログ版!のboba1980さんによる「ハズブロビークル展示」のブース。
AT-ATやミレニアム・ファルコンのプレイセットを並べるなんて!なかなか買うことも出来ない高額商品なので、まさに夢の光景でしたね~!
Xウィングやタイファイター、ダース・ベイダーやXウィングパイロットのヘルメット、そしてルークのライトセーバーなど、今回も重厚感のある『スター・ウォーズ』のプロップレプリカを展示していたtakeshiさんの「eFX プロップレプリカ」のブース!
『スター・ウォーズ』に関する様々な書籍を展示していた「遠い昔はるかかなたのアーカイブ」!出展したred5さんは、最年少出展者のヤングジェダイ!
日本の『スター・ウォーズ』ファンアートがここに集合!「ぴろしのお絵かきコーナーEPⅣ feat.獅子唐&KENT」には、各氏の作品を展示!恒例の作品投票も開催していました。あれ、よく見ると「ぴろし」になっている・・・
水分農場組合恒例となりました、「新たなる希望」である子供達のための「ちびっこコーナー」!今回も、ステキなデザインのぬりえを用意してくれました!
この他、ジェダイオーダーさんによるコスプレ体験、The 501st Legionさんのブース、理力屋本舗。のMiloさんの『スター・ウォーズ』パチモングッズを集めた「パチモン・ワールド」のブースがございました。
ただ、満足いく写真が撮れておらずでご紹介がここまでとなってしまいます・・・申し訳ございません・・・
ルーカスフィルム公認アーティスト 三田恒夫さん、長野剛さんトークショー
また、第4回水分農場組合総会ではブース展示の他にも様々なイベントが行われ、なんとルーカスフィルム公認アーティストの三田恒夫さんと長野剛さんのトークショーを実施!モデレーターは、「『スター・ウォーズ』に詳しい人」こと河原一久さん。
昨年、ルーカスフィルムがディズニーの傘下に入ったことで、『スター・ウォーズ』アーティスト活動に変化はあったのでしょうか。
三田さんは、これまでのところあまり変化がないと感じており、ディズニーの傘下になったことで『エピソード7』の公開に向けて、『スター・ウォーズ』が活性化されているので、期待感を持っているとのことでした。
スピンオフ小説の表紙を描かれることが多い長野さんは、現状出版関連のお話が来ていないそうで、これは長野さん、三田さん共に画集を発売する予定がペンディング状態とのことです。
気になる作品についてのエピソードも。三田さんが描いたラルフ・マクウォーリー追悼作品「RALPH MACQUARRIE」は2週間で仕上げたそうで、構図などのイメージが出来てしまえば早いとのこと!
また、長野さんの「パドメ萌」は、劇中で様々なコスチュームで登場するパドメを題材になんと5日間で描いた作品とのこと!中には、「スター・ウォーズ クローン大戦」のイラムでパドメが着ていたスノースーツという、実際にナタリー・ポートマンが着用していないコスチュームも描かれています。
長野さんは、スピンオフ小説が刊行されていないため『スター・ウォーズ』作品はここ2年ほど描いていないのですが、海外の『スター・ウォーズ』専門誌「スター・ウォーズ インサイダー」に少年時代のルークの絵が掲載されたそうです。
三田さんは、かねてから東日本大震災チャリティ活動を準備されていらっしゃいます。写真の左側の絵が、チャリティ作品の「TSUNAMI DON’T GIVE UP」。浮世絵風に描かれた津波に対峙するヨーダを描いています。
津波を題材にする事は抵抗があったそうですが、小さなヨーダが大きな津波と戦う構図が、人々に勇気を与えると考え決断されたそうです。
質疑応答の時間も設けられ、ファンからの質問に両氏が答えました。
『スター・ウォーズ』という既存の創作物を題材にする中で、オリジナリティを出すポイントは?という質問には、三田さんは日本人としての感性をそのまま出すことが、世界の他のアーティストとは違った個性を打ち出すことにつながるとのこと。
『スター・ウォーズ』キャラクターを描く中で、和のイメージをモチーフにしている作品が多い三田さんならではのコメントでした。
長野さんは、既に原書のカバーアートがある中で、まずキャラクターに似せて描くことが責務でありテーマとされているそうです。
俳優の資料集めが大変だったり、また映画よりも未来のストーリーを描くスピンオフ小説では、おなじみのキャラクターが年を取った姿を描かなければなりませんが、極力読者が持つイメージを崩さないように老けさせているなど、こちらもスピンオフ小説の表紙作品が多い長野さんならではのエピソードですね。
これまで描かれてきたスピンオフ小説の表紙の図柄は、配置が指定されたラフを元に描いているそうで、書籍のタイトルなど各種表記を入れることを考えると、中心の3分の1という限られたスペースの中での勝負となり、想像するだけで難しいお題ということがわかります・・・
最後に、両氏の今後描きたいものを教えてもらいました。三田さんはダークサイドのキャラクターを描きたいと思っており、今後ダース・ベイダー作品だけの個展も開きたいそうです。
長野さんは、「パドメ萌」のように女性を描きたいと思っており、特にマラ・ジェイドは描いていて楽しいそうで、『エピソード7』に出て欲しいということでした。
三田さんはトークショー終了後に、急遽来場者にサインをプレゼントし長蛇の列が出来ていました!
「スター・ツアーズ: ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」 プロモーションビデオ制作の裏話!
さらに、『スター・ウォーズ』関係者の裏話が聞けるイベントが続きます。水分農場組合の会場に、ダース・ベイダー率いる帝国軍が登場!反乱軍のスパイを捜索しているようです・・・
帝国軍が捕えた2人の男性は、なんと東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドで「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のプロモーションに携わった方々でした!
そこで、この春話題となった「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のダース・ベイダー日本来襲プロモーションビデオの制作の裏話をお聞きしました!
アトラクションのストーリーである反乱軍のスパイ捜索と絡め、「スター・ツアーズ」の日本上陸=「ダース・ベイダーが日本にやって来た」感を出してコンセプトを企画。
ルーカスフィルムからタイ・ファイターなどの映像素材を提供してもらい作成したビデオは、ルーカスフィルムからも褒められたそうです。
帝国軍が日本を行脚する中で、最初に制作した沖縄編は一同ノリノリで撮影したところ2分オーバーの長尺に・・・ルーカスフィルム側からも指摘され、以降のビデオは1分半程度としたそうです。
日本各地でのエピソードも披露してくれました。
沖縄編のおばぁは、ダース・ベイダーに「地球の平和を守ってください」と言ったそうです!大阪編で道頓堀が登場しないのは、土地柄ならではの様々な理由で断念したとのこと。秋葉原のメイド喫茶では、ダース・ベイダーがノリノリだったそうですよ!
また、各ビデオの中には、「スター・ツアーズ」のロゴマークを隠れミッキー的に入れ込んでいるそうです!
さらに札幌編では、たまたまチューバッカのコスプレをしていた方を撮っていた素材があり、編集漏れで一瞬だけ入ってしまったとのこと!つまり、隠れチューバッカ!ぜひ探してみましょう!
そして、このビデオはWEBでの公開となっていましたが、マスコミ用にディスクも用意されていたことも判明!ダース・ベイダーのマークと「LOOK FOR A SPY!」と書かれた封筒にディスクが入っています。
マスコミ用とはいえ、ディズニー/ルーカスフィルムが監修しクレジットを表記したデザインです。
こちらがディスクケース。ディスクにはプリントされていませんが、これはレアですね!なんと、こちらのマスコミ用ディスクも抽選会でプレゼントされました!欲しかったなぁ~!
「スター・ツアーズ」といえば、先日のオープニングセレモニーに参加された方もいらっしゃったので、当日に配布されたローブの「スター・ツアーズ」ワッペン部分を見させてもらいました!これもいいなぁ~!
『スター・ウォーズ』ファンの宴!第5回水分補給大会
楽しかった水分農場組合総会も、色々なブースを見て、ファンの方々とお話しているとあっという間に終了時間に。
その後は、同じ会場で第3回水分補給大会(宴会)がスタート!立食形式の大宴会です!
まずは、ジェダイオーダーの皆様がライトセーバー演舞を披露!殺陣は相変わらずカッコ良く、素晴らしいの一言です!
さらに、参加者が持ち寄った『スター・ウォーズ』グッズが当たる抽選会では、Xウィングの照準計に当たり数字が表示されるという、スクリーン投影型のスペシャルなビンゴシステムを導入!当たり映像、はずれ映像も組み込まれたすごいシステムです!
終了時には、年末に『スター・ウォーズ』ファン大忘年会「水分補給大会4」が12月14日(土)に開催されることが発表されました!場所は昨年末と同じく、大田区民プラザ小ホールです!半年後にもお楽しみが続きます!
水分農場組合は、回を重ねるごとに発展していることを今回も実感。特に、今回はルーカスフィルム公認アーティストのお2人や、オリエンタルランドの方々といった『スター・ウォーズ』に関わった方々の貴重なお話を聞ける場があったのは、大きなトピックでした。
水分農場組合の一番の醍醐味は、様々なファンの方々と交流出来ること!ブース巡りをして様々なお話をするだけで楽しいのですが、時間がなく1日で全ての展示を見切れないほどでした・・・
コスプレ、お絵かき、工作、コレクションなど、一口に『スター・ウォーズ』ファンといっても様々なジャンルが一同に会す水分農場組合。
この日、一日の皆様の笑顔を見ていると、好きなものを好きでいられる幸せ、またいつまでも子供のような気持ちを持ち続けている人達が集まっているのだと感じました。
今回、私は「スター・ウォーズ ウェブログ」オリジナルステッカーを製作し、お会いした方々にお配りしました。もらっていないよ!という方は、次回お声掛けください!
お会いした皆様、そして何より水分農場組合事務局の皆様、今回も本当にありがとうございました!
最後に、ライトセーバーチョップスティックを構えるダース・モール!
コメント
投稿者:summer2005 2013/7/9 8:53
>イケマサさん
先日はありがとうございました!
男前かはわかりませんが、文章からのイメージと
実際にギャップがあるとは言われたことがあります(笑)
ぜひ、また『スター・ウォーズ』絡みの場所で
お会い出来ればと思います!
引き続き、よろしくお願いします!
http://star.ap.teacup.com/summer2005/
投稿者:イケマサ 2013/7/8 19:00
いつもブログ楽しく拝見しております。
先日お会いした際、記事から想像していた人物像より凄まじく男前の容姿に驚きました!^o^!
またどこかの会場で再会した際は、よろしくお願いします。
最後に記事にしていただいて、ありがとうございます。
http://www.ikemasa.net