ディズニーがルーカスフィルムを買収!『エピソード7』2015年公開!今後のスター・ウォーズ考察まとめ

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 starwars.comThe Walt Disney Companyより。

 ウォルト・ディズニー・カンパニーが、ルーカスフィルムを40億5000万ドル(約3200億円)で買収することに合意しました!

http://www.starwars.com/news/new-star-wars-movies-announced-as-disney-enters-agreement-to-acquire-lucasfilm-ltd/index.html

 買収により、ウォルト・ディズニー・カンパニーは『スター・ウォーズ』実写・アニメ制作の権利、商品化権など関連権利を取得した上、VFX工房のインダストリアル・ライト&マジック(ILM)、音響スタジオのスカイウォーカーサウンド、ゲーム会社のルーカス・アーツなども傘下に。

 さらに、『スター・ウォーズ』続編の権利を取得したウォルト・ディズニー・カンパニーは『スター・ウォーズ エピソード7』を2015年公開を目指して制作に着手していることをも発表!以後、2~3年の間隔で『エピソード8』、『9』など新作を制作するようです。

News - The Walt Disney Company
The Walt Disney Company reported its fourth quarter and full year earnings on Thursday with CEO Bob Iger and CFO Hugh Jo...

 今後、ルーカスは『スター・ウォーズ』シリーズについてクリエイティブ・コンサルタントとして監修し、キャスリーン・ケネディが製作総指揮となります。買収により、ルーカスはディズニーの大株主になりました。

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ピクサー、マーヴェル、そしてルーカスフィルム 次々に強力コンテンツを傘下に収めるディズニー

 ウォルト・ディズニー・カンパニーの買収といえば、2006年にCGアニメスタジオのピクサー・アニメーション・スタジオを傘下にし、2009年にはコミックのマーヴェル・エンタテイメントを買収。

 元々のディズニーコンテンツに加え、CGアニメにアメコミ、そして『スター・ウォーズ』と、ディズニーはアメリカの、いや世界のポップカルチャーをその手中に収めたと言えるでしょう。もはや、ディズニーの影響を受けないアメリカの子供はいないくらいに・・・

 ピクサーといえば、元々はルーカスフィルム・コンピュータ部門が前身で、アップルから離れていた時期のスティーブ・ジョブズが買収しピクサーとなった経緯がありますが、その母体のルーカスフィルムまでディズニーの傘下になるとは、因果を感じます・・・

『スター・ウォーズ』を 手放す準備をしてきたルーカス

 2012年の、いやここ数年の『スター・ウォーズ』関連ニュースで最大級の衝撃です・・・

 今にして思えば、2012年初頭からジョージ・ルーカスは大作映画からの引退を宣言しており、6月にはキャスリーン・ケネディが事実上のルーカスフィルム後継者である共同会長に就任するなど、着々とルーカスは『スター・ウォーズ』を手放す準備をしてきたのでしょう。

ジョージ・ルーカス、大作映画から引退宣言
eiga.comより。  ジョージ・ルーカスが、ブロックバスター(大作)映画から引退することをニューヨーク・タイムズの取材で宣言しました。  「ビジネスからも会社からも、すべてのものから手をひく」とまでコメントしているようで、今後は1960...
ルーカスフィルム共同会長にキャスリーン・ケネディ就任 事実上のルーカスフィルム後継者か
starwars.comより。  ルーカスフィルムの共同会長に、『インディ・ジョーンズ』シリーズのプロデューサーのキャスリーン・ケネディが就任。  かねてから報じられてきたジョージ・ルーカス引退に伴うものですが、現状ではルーカスはルーカスフ...

 CNNによると、数年前からルーカスは引退と引き継ぎの計画を練っていたようです。

ディズニーがルーカスフィルム買収、スター・ウォーズ新作に着手
米娯楽大手ウォルト・ディズニーは30日、「スター・ウォーズ」などを手掛けた映画制作会社ルーカスフィルムを40億ドル(約3200億円)相当の現金と株式で買収すると発表した。

 ルーカスは以前から、ビジネスから離れて実験映画を撮りたいとコメントしていたので、今後は誰にも口を出されず、周囲を気にせず、『スター・ウォーズ』に縛られない自由な創作活動をしたいのではないかと思います。

会社を存続するため、『スター・ウォーズ』を続ける

 ただ、自分の会社であるルーカスフィルムは大勢の社員を抱え、会社のトップの立場としては潰すわけにもいかない中で、今後収益を上げられる作品は実質『スター・ウォーズ』くらいという状況。

 これを存続していくためには、『スター・ウォーズ』シリーズを何らかの形で継続し、終わらせないようにしなければならず、自分が関わらずとも映像化権を譲渡して『スター・ウォーズ』を作り続けられるようにすれば、より息の長いビジネスになります。

『スター・ウォーズ』譲渡先としてディズニーは最適

 さらに、その譲渡先は映画からテレビ放送、商品化での豊富なノウハウ、そして既に『スター・ウォーズ』とコラボレーションしているテーマパークと、様々なチャネルを持ちエンタテイメント界に強い影響力を持つディズニーにすれば、文字通りルーカスフィルムとそのスタッフ達を磐石の態勢で守り、存続させられるという意図かと思います。

 ディズニーがルーカスフィルムを買収し、ディズニーによる『スター・ウォーズ』が作られることは衝撃的ですが、ディズニーランドのアトラクションの「スター・ツアーズ」、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」、「キャプテンEO」や、イベントの「スター・ウォーズ ウィークエンド」に、各種のコラボグッズなど、両者は昔からの深い付き合いではあるし、『スター・ウォーズ』がルーカスの手から離れるならば行き先としてディズニーは違和感がない、というのもまた確か。

ディズニーの下で、どうなる『スター・ウォーズ』!

 ルーカスフィルムがディズニーの傘下となることで、今後の『スター・ウォーズ』がどうなるのか?憶測と推測ばかりで恐縮ですが、考察してみました。

『スター・ウォーズ』のおなじみ要素が変わる?!

20世紀フォックスロゴ/ファンファーレがなくなる

 まず、『エピソード7』も含めた今後の映像作品では開幕時の20世紀フォックスロゴとファンファーレがなくなるでしょう・・・花火が上がるシンデレラ城とともに「星に願いを」が流れる、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズのロゴムービーとなることが推測される。

 『スター・ウォーズ』での20世紀フォックスファンファーレは様式美みたいなものなので、これは違和感がありそう・・・

ファーストフード、コーラなどとのタイアップが出来ない可能性

 また、『スター・ウォーズ エピソード7』がディズニー映画になる弊害の一つとして、映画公開時に恒例となっているマクドナルドやペプシなどとのタイアップは出来ない可能性が考えられる。

 ディズニー映画は、大量に摂ると子供の健康を害するかも知れない多量の脂肪分やカフェインを含む飲食物とはタイアップしないので、もしかするとこれらのタイアップは今後見られないかも知れない・・・

どうなる?『エピソード7』~『9』

幻の『スター・ウォーズ』9部作構想が実現

 現段階ではストーリーなどの内容は不明で、監督・キャストなども不明。『エピソード7』~『9』という響きに驚くファンも多いだろうが、オールドファンにとっては「ついにか・・・」と感慨深いのではないだろうか。

 というのも、旧三部作の頃には『スター・ウォーズ』が全9部作とされていたからである。ルークの父親の世代、ルークが活躍する時代、そして次世代の話がそれぞれ三部作で1つの物語で、その物語自体も三部作となるという構成とされており、9部作全てに登場するのはC-3POとR2-D2のドロイドコンビといった構想やアイデアがインタビューで明かされていた。

 ところが、新三部作の時代になるとルーカスは『スター・ウォーズ』は全6部作であり、『スター・ウォーズ』とはアナキン・スカイウォーカーの物語であるという旨の発言をするようになり、『エピソード7』は作らないと明言。全9部作構想は幻かと思われていたのである。

既存のスピンオフはどうなる?

 そして、『ジェダイの帰還』以降のストーリーはスピンオフ小説で既に描かれているが、『エピソード7』が制作されることで、これらの既存のスピンオフはどういった扱いとなるのかもファンとしては気になるところ。

 スピンオフを下敷きとしたり設定を準拠したものにするのか、またはなかったことにするのか、もしくはスピンオフでも描かれていないような遠い未来の話にしてしまうのか・・・

映像作品について

 「クローン・ウォーズ」は、もしシーズン6が放送されるとすればディズニーから続行されるのではないでしょうか。また、実写TVアニメシリーズは予算の都合上で制作待機中ですが、ディズニー資本となることで予算に都合が付き状況が変わるかも知れません。

 またクリエイティブ面で期待したいことは、特に映画の場合はこれまである種ルーカスの独裁体制で制作が進んでいたものが、ルーカスがあまり関与しないことでどのように変化するかを見てみたいものです。

ディズニーテーマパーク

 ディズニーランドでの『スター・ウォーズ』コンテンツの活用がこれまでよりも幅広くなることは間違いないでしょう。アトラクション「スター・ツアーズ」の枠を超え、他の新規アトラクションの展開やショーやイベント、『スター・ウォーズ』キャラクターによるグリーティング、関連商品販売などなど。

 って、この辺りは「スター・ウォーズ ウィークエンド」で実施済みなので、フロリダだけではなく世界のディズニーテーマパークに広がることが考えられる。

 東京ディズニーランドで2013年春にオープンする「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は、その試金石になるのかも知れません・・・

その他、ディズニーとの連動

 ディズニーストアで『スター・ウォーズ』グッズを買えるかも知れない。ディズニーチャンネルで『スター・ウォーズ』関連作品を放映したり。

 『スター・ウォーズ』コミックは、ダークホースコミックスからではなくマーベルコミックから発売、マーベルキャラクターとのコラボレーションを展開するかも知れない、ディズニーキャラクターが出演するビデオゲーム「キングダムハーツ」シリーズに『スター・ウォーズ』キャラクターが登場するかも知れない・・・などなど。

二次創作は大丈夫か?

 『スター・ウォーズ』といえば、ルーカスがファンの二次創作に寛容であり、ファンが二次創作をすることによって『スター・ウォーズ』がより盛り上がってきたことも大きな魅力。

 それは著作権問題にうるさいディズニーの傘下に入ったら、一体どうなってしまうのか?基本的には、二次創作でお金を儲けたりしない限りは現状で良いのではないかと思われるが、印刷・制作などはハードルがあるかも知れない。ディズニー関連の同人誌・グッズ制作は受けてくれない印刷所もある模様。いわゆる自主規制もあるのでしょう。

 まぁ、ファンの楽しみの範疇で止めておく事が基本ですが、『スター・ウォーズ』は二次創作の寛容さがコンテンツに広がりを持たせてきたので、その精神は残しておいた方が今後の発展につながるでしょう。ディズニーはその点を配慮して欲しい!

『スター・ウォーズ』は これから何世代にも渡って生き続ける

 歴史が浅いアメリカにとって現代の神話である『スター・ウォーズ』が、世代を超えたおとぎ話を集めたディズニーの元にやってくることは、『スター・ウォーズ』が文字通り神話と化すためには必然なのだと思う。

 『スター・ウォーズ』がディズニーのコンテンツとなったことで、今後も何世代にも渡って『スター・ウォーズ』は生き続けることになるはず。

 『スター・ウォーズ』ファン層は第1世代(1977~1983年、旧三部作)、第2世代(1999~2005年、新三部作)、第3世代(2008年~)と続いてきましたが、新たに第4世代(2015年~、『エピソード7』)が形成され、以後も続いていくのでしょう。まだ見ぬ次の世代と『スター・ウォーズ』を語れるのは、とてもうれしいことです。

 とりあえず言えることは、『スター・ウォーズ エピソード9』を見るその時まで絶対死ねない!ということです!『スター・ウォーズ』よ永遠に!

コメント

  1. summer2005 summer2005 より:

    投稿者:summer2005 2012/11/2 1:08
    >たこさん
    世界が驚いたニュースでしたよね!
    また『スター・ウォーズ』の新作が見られることは、
    楽しみな一方、不安もありますよね(笑)
    『エピソード1』公開の当時のように、きっと歴史は繰り返すのです(笑)

    お互いに何が何でも、『スター・ウォーズ』の新作をこの目で見ましょう!

    http://star.ap.teacup.com/summer2005/

    投稿者:たこ 2012/11/1 19:21
    いや~ホントにすごいニュースでしたね。知らせをきいた時は震え上がりました!

    SWの新作をまた劇場で観れるなんて夢のようです。

    冗談じゃなく絶対に死ねないので、些細なことにも注意を払いながら生きていこうと思います。

    ただ、気分が落ちついてくると少しモヤモヤするんですよね………コケるんじゃないか、駄作になるんじゃないか等々(笑)

    エピソード1公開当時のファンの心境が何となく分かったような気がします

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