映画興行・夏の陣

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 日経産業より。

 『スター・ウォーズを追撃せよ、「銀幕外系」夏の大宣伝戦』という記事には、20世紀フォックスの戦略や、各社のスターウォーズ対策が。

 スター・ウォーズ配給元の20世紀フォックス 弱点の女子学生に集中広告

 「スター・ウォーズ」シリーズの配給元、20世紀フォックス映画のPR戦略は「大胆で驚くような宣伝を打つよりは、自らの欠点や弱みを見つけ出し、克服することに力点を置く」(西嶋光弘・宣伝プロデューサー)。

 新たに浮かび上がったウイークポイントの一つが女子中高生、小学生からの認知度の低さだった。女子学生の最大の関心事はおしゃれ。国内の若者向けファッション誌約十誌に特集広告を掲載。小学生を引き込むために、全国の小学校などに写真ニュースを発行する少年写真新聞社に全面広告三万枚を依頼、アニメ映画対策にも余念がない。


 玩具や食品・飲料など提携企業が多岐にわたることでも優位性が発揮できる。各社が独自に広告展開するため余分な費用を投じずに効果的な宣伝活動につながる。ネットのオフィシャルサイトも国内のイベント会社が米ルーカスフィルムから権利を買い取り、日本語版を立ち上げている。結果的に「米メジャー各社の広告宣伝費に比べ少ない費用で抑えることができる」(西嶋氏)。

 そしてスターウォーズに対抗する各社は・・・

 興行各社を中心に夏映画の大本命スター・ウォーズへの対抗策が進んでいる。「今夏は短期決戦。総合力が問われる」。東宝映画興行部の黒崎徹也マネージャーは強調する。

 特に力を入れているのは二十九日公開の「宇宙戦争」。グループで全国展開する約四十カ所のシネコン(複合映画館)を映画の上映だけでなく、宣伝の場としてフル活用。地域別に独自に宣伝活動を手掛けていたシステムを一新、本社統括に切り替えた。

 複数のスクリーンを抱えるシネコンは、トップではなく二番手、三番手の作品でいかに観客を呼び込めるかで収益が左右される。「宇宙戦争の知名度はスター・ウォーズに劣るが、後押し次第では大ヒットする」(黒崎氏)。宇宙戦争の国内興行収入の三割を東宝グループで稼ぐ算段を描く。

 邦画も負けてはいない。八月六日公開の「妖怪大戦争」を制作した角川映画は親会社、角川ホールディングス傘下の映像各社と連携。角川映画、アスミック・エース エンタテインメント、日本ヘラルド映画の三社がかかわる「亡国のイージス」「妖怪大戦争」「マダガスカル」の三作品のうち一作品を自由に選んで鑑賞できる共通チケットを書店ルートで発売した。配給会社が異なる作品の共通チケットは珍しい。同社宣伝部では「スター・ウォーズと宇宙戦争の勢いが落ちてくる後半戦に勝負をかける」作戦だ。

 「スター・ウォーズは脅威ではなく、チャンスだ」。映画関係者の多くが口をそろえる。スター・ウォーズ効果でこれまで劇場から足が遠ざかっていた観客の動員も見込めるとみている。

 「スター・ウォーズが満席だったら代わりにみたくなるような宣伝活動ができるかどうかで夏映画の優勝劣敗が決まる」(東宝の黒崎氏)。各作品が持つ個性をいかにアピールするか、宣伝担当者の手腕が試されそうだ。

 昨日からシスの復讐が始まり、今日の映画館はかなり混雑している事でしょう。小中高生が夏休みに入り、夏興行の本番となるわけですが、この夏の映画戦争の行方はどうなるでしょうか・・・

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