Star Wars.com、The Official Phil Brown Websiteより。
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」でオーウェン・ラーズを演じたフィル・ブラウン氏が、2月9日に亡くなりました。享年89歳でした。
フィル・ブラウン氏はマサチューセッツのケンブリッジで生まれました。スタンフォード大学で演出法を専攻し、ニューヨークのグループ・シアターで活躍。 その後、1940年代は数々のハリウッド映画に出演。ハリウッドの有名な舞台劇場「アクターズ・ラボラトリー」の設立を手助けしました。
「The Harlem Globetrotters」で監督を務めた1951年は、ちょうど反共産主義「マッカーシズム」、いわゆる「赤狩り」がハリウッドで吹き荒れた頃でした。ブラウン氏は共産党のメンバーではなかったにも関わらず、1952年にブラックリストに載せられ、アメリカで仕事をすることができなくなりました。
そこでロンドンへ行き、舞台、テレビ、映画で引き続き活動。舞台とテレビでは演出もしていました。
そして1977年に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」でルークの叔父、オーウェン・ラーズ役で出演。
近年では多くのコンベンションやイベントに出席し、多くのスター・ウォーズファンに会う機会を作っていました。よく妻のジニーさんと同伴してファンコンベンションに来ており、ファンにはジニーさんもおなじみだったようです。
「新たなる希望」の食卓のシーンは、オーウェン叔父さんの複雑な心境が伺える、味のある演技でした。このシーンがあるからこそ、直後の夕暮れ二重太陽シーンのやりきれなさが引き立つのです。
ご冥福をお祈りいたします。
コメント
投稿者:summer2005 2006/2/16 14:16
>ローグ中隊さん
昨年からジェックやオゼル、ロボトを演じた方が亡くなっていますね。
残念でなりません・・・
>Organaさん
ウィキのトップページに載ってましたね。
エピソード2、3を見てからだと、彼の配慮や葛藤が感じられますよね。
>まるさん
父親のこともよくわかっているからこそ、アカデミー入隊に反対していたということがわかりますね。
ガンコそうに見えて、彼なりの思いやりでした。
エピ2を見て、アナキンとオーウェンは義理の兄弟というのには驚きましたが・・・
http://star.ap.teacup.com/summer2005/
投稿者:まる 2006/2/15 23:52
お久しぶりです。こんばんは。
そうなんですか・・・大変残念です。
「新たなる希望」でのオーウェン叔父さんのルークを思う気持ち、葛藤している演技は忘れられませんね。
ご冥福をお祈りいたします。
投稿者:Organa 2006/2/15 20:43
こんばんは
私も息子から昨日聞きました。Wikiペディアに出ていたそうです。
>「新たなる希望」の食卓のシーンは、オーウェン叔父さんの複雑な心境が伺える、味のある演技でした。
あのシーンをエピソード3を見た後に見ると余計にセリフや彼のちょっとしたしぐさがとても意味の深いものに見えました。
最初からちゃんとそれを演技なさっていたんですね。
http://starwars.koton-club.holy.jp/
投稿者:ローグ中隊 2006/2/15 1:00
亡くなられたんですか...大変残念です。おっしゃる通り、いい演技でしたね。最近ANHに出演されていた役者さんの訃報を耳にする機会が増えてきてしまいました。
ご冥福をお祈りします。
http://plaza.rakuten.co.jp/astromech/