ヘイデン・クリステンセン主演作『ジャンパー』を、『スター・ウォーズ』ブログ仲間の方々と先行上映で鑑賞。
ヘイデン演じるデヴィッドは、少年時代のある時を境に瞬間移動能力者=ジャンパーとなり、それ以来、世界各地を飛び回る気ままな生活をしていた。
だがある日、ジャンパーであることを知る謎の男メイス・・・じゃなくてローランド(サミュエル・L・ジャクソン)による襲撃を受け、追われる身に。
ローランドが率いるジャンパー狩り組織「パラディン」の手はデヴィッド本人だけではなく、家族や冴えない学生時代に好きだった同級生のミリー(レイチェル・ビルソン)にも迫る。デヴィッドは同じジャンパーであるグリフィン(ジェイミー・ベル)と出会い、共闘しようとするが・・・
瞬間移動能力という設定を活かした、バトルシーンは見応えあり。ジャンパー同士の世界中を転々とする戦いや、「ロードローラーだッ!」のごとく車両と共に突如として現れ押しつぶそうとする奇襲など、物理法則を無視した他では見られないアクションを目にすることが出来る!
またパラディンとジャンパー達の戦いの歴史など、随所に登場する思わせぶりな設定も、観る者の想像力を刺激する世界観となっていて、続編も含めての作品の広がりが期待できる。事実、『ジャンパー』はヒットすれば三部作になる構想がある模様だ。
しかし、続編を期待するのは、本作だけでは食い足りなさがあるという意味である。アメコミ映画の1作目が陥りがちな「ヒーロー誕生までの説明」映画となってしまっているのが惜しいところだ。
ただ、ヒーロー誕生と書いたが、本作を観る限り主人公デヴィッドがヒーローであるかどうかはかなり微妙で、感情移入をしずらいというのがドラマを見せる上での大きな欠点と感じる。
むしろ、瞬間移動という反則能力相手に世界中を駆けずり回っているパラディンを賞賛を送りたくなる。要するに、パラディン側がなぜジャンパーを付け狙うかなど、彼らの立ち位置がイマイチはっきりしないので、見ているうちにサミュエル・L・ジャクソンを応援したくなってしまうのである・・・
ちなみに日本でのロケシーンも登場するが、なぜか渋谷と銀座が同じシーンの別カットとして登場したり(全景シーンで109があったのに、次のカットではなぜか銀座に!)しているので、編集ポイントもジャンプしてしまった模様。さすがにテキトー過ぎるよ!
その他にもツッコミ所は随所にあり(ジャンパー側の戦術、もう少し考えろよ!とか、一般市民の前で無駄なジャンプしすぎ、などなど)、この辺りも含めて楽しむべき映画ではないでしょうか。
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