クローン・ウォーズ第2話「マレボランス襲来(Rising Malevolence)」レビュー

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 「クローン・ウォーズ」第2話「マレボランス襲来(Rising Malevolence)」レビューです。本国では10月3日(金)に第1話「待ち伏せ(Ambush)」とともに2本立てで放送されました。

 共和国の艦隊は包囲下にあった。かなりの数の共和国の艦船が無慈悲な急襲によって生存者を出さないほどに破壊された。
 分離主義者の新兵器の噂が広まり、恐怖が拡大する中、再び襲撃が起こる前に脅威を狩り出すため、ジェダイ評議会はマスター・プロ・クーンを送った・・・

 アナキンとアソーカの乗る艦船と通信していたプロ・クーンだが、突然の通信妨害にあう。分離主義者の大型艦、マレボランスが現れたのだ。

 マレヴォレンスに乗るドゥークーとグリーヴァスの命により、プロ・クーンの船に発射される強力なエネルギー。新兵器の正体とは、マレボランスの持つ巨大なエネルギーを放つイオン砲のことであった。

 命中すると、シールドや武器などのシステムが全て使えなくなってしまう。シールドがダウンしている隙に、マレボランスによる一斉射撃で戦艦は破壊され、プロ・クーンとトルーパーたちは脱出ポッドで爆発から逃れた。

 しかし、生存者によって新兵器の秘密が明かされるのを防ぐため、ドゥークーはポッドハンターを送り脱出ポッドに乗った生存者をも抹殺させようと目論む。

 艦隊からの連絡が途絶え、プロ・クーンの生存が絶望される中、ジェダイ評議会はアナキンに重要な船団の護衛任務から離れないように命じる。しかし、アソーカはプロ・クーンの救出を主張。アソーカとプロ・クーンは古い友達だったのだ。

 アナキンはユレイレン提督に船団の防衛を命じている間、トワイライトでアソーカとともに捜索へ向かう。プロ・クーンの脱出ポッドの空気は薄くなり、ポッドハンターの魔の手が迫る中、アナキンとアソーカはプロ・クーンを助け出せるのか?

 分離主義者の秘密兵器、マレボランスが初登場するエピソード。ここから3話に渡って、マレヴォレンスを巡る攻防戦が繰り広げられます。

 アナキンとアソーカ師弟コンビの活躍も、劇場版を見た方ならもうおなじみといったところでしょう。友人の命を救うと言い張るアソーカは、昔のアナキンの姿のよう。

 評議会の任務を優先させることを主張しつつ、アソーカの言うことも聞いてあげるバランスのとれたマスターになったアナキンの成長も感じられます。

 ちなみに、劇場版で大破したと思われたトワイライトは、アナキンがジャワから回収して修復し、非公式な任務の時に乗り回しているということで、TVシリーズにも引き続き登場。医療ドロイドはホロではなく実体になっています。

 見所のアクションシーンは、『スター・ウォーズ』シリーズ初の宇宙空間での白兵戦!真空・無重力の空間で、トルーパーとバトルドロイドの銃撃戦、そしてジェダイの技が繰り広げられる!宇宙空間ならではのフォースの使い方はムチャですな・・・

 その後のトワイライトとマレボランスが放つエネルギーとのチェイスシーンも、スピード感とハラハラさせる演出で思わず見入ってしまいます。

【オマージュポイント】
・マレボランスの主砲の発射シーンは、デス・スターのスーパーレーザーの発射シーンに似せてあります。ドロイドは目とか耳をふさがなくてもよい気がするが・・・

・マレボランスの発射を命じるドゥークーのセリフ「You may fire when ready」は、『新たなる希望』でターキンがデス・スターでオルデランを破壊することを命じたセリフと同じ。

・脱出ポッドのパワーを復旧させているトルーパーの会話は、『帝国の逆襲』でファルコンを直すハンとチューバッカから。

・脱出ポッドの番号1977は、『新たなる希望』の公開年から。

・プロ・クーンの居場所をアソーカが感知し、宇宙船から助け出すのは『帝国の逆襲』のレイアがルークをファルコンで助け出すシーンと似たシチュエーション。

 さて、次回「マレボランスの影(Shadow of the Malevolence)」では、引き続きグリーヴァスのマレヴォレンスとの戦いが描かれます!

 ついに次回はYウィングが登場!後ろのカバーがはずされていない新品だ!カミーノも出るのか?TV放送自体はもうされていますが、ネットでオフィシャルに流れるのは今週末!

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