「クローン・ウォーズ」第5話「ルーキーたち(Rookies)」レビューです。
戦争がアウターリムに拡大するにつれて、ジェダイナイトたちは銀河全域へと散っていった。
そのジェダイの将軍たちのサポートとして多くのクローン兵が送られたが、残念ながら、まだトレーニングが充分ではない状態で送られねばならない若い新兵たちも数多くいた。
クローニング施設があるカミーノに近い、リシの月にある共和国の基地では、クローントルーパーの新兵たちが腕相撲に興じるなど平穏な状況が続いていた。
しかし、突然流星群が基地周辺に落下。流星群と思われたものは、分離主義者の精鋭部隊・ドロイドコマンドーたちだったのだ。
通常のバトルドロイドよりもはるかに強いドロイドコマンドーに、基地は乗っ取られてしまう。生存者たちはなんとか逃げ延びるが、指揮官を失い新兵のみとなってしまう。
グリーヴァスの痕跡を捜索していたコーディとレックスは、次の目的地であるリシへ到着。出迎えたトルーパーは明らかに挙動不審だったが、新兵の信号弾により中身はドロイドであることに気付いたレックスが攻撃を開始。新兵たちと合流したレックスとコーディーは、基地の奪還を図るべく作戦を立てるが・・・
今回はクローントルーパーの新兵たちと、コーディー、レックスの戦いを描いた回。
銃撃戦などのコンバットシーンはもちろん、仲間たちと腕相撲をして遊ぶ気さくな一面や、仲間のために自己犠牲を払う勇壮なシーンなど、クローントルーパーのキャラクターを楽しめるエピソードと言えます。トルーパー好きにはたまらない・・・
基地奪還時の、ドロイドをだまして進入するアホ作戦も笑いました・・・
【オマージュポイント】
・流星群が落ちたと見せ掛け、敵のドロイドだったというのは『帝国の逆襲』のプローブドロイドから。
・そのシーンで斥候のトルーパーがバイノキュラーを覗いていると、目の前の視界に敵が写るというのは『新たなる希望』でルークがタスケンに襲われるシーンから。
・ドロイドコマンドーが通信で不具合をごまかそうとするのも『新たなる希望』でハンがデス・スター内で行う通信から取られています。
・基地のセキュリティカメラは、『ジェダイの帰還』のジャパ宮殿と同じ目玉タイプ。
【チェックポイント】
・よく見ると、基地内の壁にトワイレックのモデルのピンナップがかかっています。トルーパーもこういうの見るんだ・・・という思春期のお母さんのような1シーン。
・トルーパーの歩哨、CT327の「327」は、『スター・ウォーズ』では頻繁に出てくる数字。『新たなる希望』でファルコンが着陸したドッキングベイの番号だったり、『帝国の逆襲』ではクラウドシティのプラットフォームだったり、『ファントム・メナス』のロイヤル・スターシップはJタイプ327ヌビアンだったり・・・
個人的には、「ゴンク」パワードロイドたちが爆弾となったのが気の毒やら面白いやらで結構笑えました・・・やはりそういう使い方もあったのか!
次回『クローン・ウォーズ』は、「消えたドロイド(Downfall of a Droid)」。なんとR2が宇宙戦闘中に行方不明に!機密情報が漏洩する前に、アナキンはR2を回収出来るのか?情報漏えいは本当に怖い昨今ですが、アストロメクドロイドも例外ではない!
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