クローン・ウォーズ シーズン1 第22話「人質(Hostage Crisis)」レビュー

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 「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」第22話「人質(Hostage Crisis)」レビューです。

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「クローン・ウォーズ」シーズン1 第22話「人質」ストーリー

 コルサントの元老院議会に1台のエアスピーダーが近づいていた。このスピーダーに乗るのは、青い肌を持つデュロスのキャド・ベイン、ウィークェイのシャハン・アラマ、2体のコマンドードロイドとIG-86。彼らは賞金稼ぎのチームだ。

 元老院議会のプラットフォームに着床するなり、セネートガードたちに取り囲まれる一行。しかし、突然セネートガードたちが遠距離から狙撃された向かいのビルからオーラ・シングのライフルが放たれたのだ。

 2台目のスピーダーからは小柄で魚に似た顔のロボニーノと、2体のアサシンドロイド、そしてオーラ・シングがやってきた。コマンドードロイドにセネートガードの装甲服を着せ、声色をコピーし現場の平静を装い、賞金稼ぎの一行は元老院議会ビルディングに潜入する。

 元老院議会ビルディングのパドメのオフィスには、アナキンが訪れていた。少し休みを取って、人がいないところへ一緒に行こうとパドメを説得するアナキンだが、パドメは重要な仕事があると言う。

 仕事よりも、2人の間にある想いこそが重要だと言うアナキンは、それを証明するようにジェダイの命とも言えるライトセーバーをパドメに差し出す。

 賞金稼ぎたちは、元老院議会ビルディングの奥深くに到達していた。警備を一掃し、パワーコントロールルームを占拠すると、ロボニーノはパワー分配ネットワークに破壊工作を仕掛ける作業に取り掛かった。

 パドメとアナキンの一時の逢引は、ベイル・オーガナとC-3POがオフィスにやってきたことで終わった。アナキンはパドメのデスクの下に隠れ、パドメはアナキンのライトセーバーをローブに隠す。

 ファイロー議員が、ロビーにて拡大プライバシー侵害法案の投票の件で議員達と会合を行うことを伝えるベイル・オーガナ。パドメとベイルにとって、この問題は重要で、会合に出ないわけにはいかない。
 隠れているアナキンをオフィスに残し、彼のライトセーバーを隠したままパドメは会合へと向かう。

 ロビーでは、議員たちの会合が始まった。と、その時、セネートガードによる警備を突破してきた賞金稼ぎたちがロビーに入ってきた。
 取り囲まれた議員たちだが、グランのファイロー議員はこの行為に激怒してそのまま立ち去ろうとした。しかし、キャド・ベインのブラスターによってあっさり撃たれてしまう。

 パルパティーンのオフィスに、キャド・ベインからのホログラム通信が入った。議員たちの生存を望むのであれば、ズィロ・ザ・ハットを共和国司法省中央拘留センターから解放せよ、という要求だった。
 ロボニーノが元老院議会ビルディングのパワーをシャットダウンしたため、オフィスの緊急事態用のドアが閉じてしまい、パルパティーンとオーン・フリー・ターは閉じ込められてしまう。

 キャド・ベインは議員たちをロビーの中央に集め、人質たちが持つコミュニケーションツールを没収し始めた。パドメはアナキンのライトセーバーが見つからないように時間を稼ごうとする。
 その時、ロビーのバルコニーにアナキンが現れた。パドメのことよりも先に、アナキンを追うことを選んだ賞金稼ぎたち。

 ライトセーバーがないため、ブラスターに対して無力になってしまったアナキンはパルパティーンと連絡を取ることに成功し、パワーコントロールルームを奪回し通常通りにすることを求められる。

 しかし、追っ手のシャハン・アラマとアサシンドロイドがやってきた。隠れている部屋まで迫る2人に対してアナキンは、マインドトリックを仕掛けて難を逃れる。

 シャハン・アラマとアサシンドロイドをそれぞれ別の階に行かせたアナキンは、まずドロイドに襲いかかり破壊する。
 そのドロイドの残骸を発見したシャハン・アラマは、ジェダイがライトセーバーを持っていないということに気が付く。

 パワーコントロールルームにたどり着いたアナキン。ロボニーノは、アナキンの到着に気が付きドアを閉めてしまう。

 キャド・ベインは再度、パルパティーンに連絡を取り人質解放までの要求を行った。オーン・フリー・ターに赦免ディスクを持たせ、エアスピーダーで共和国司法省中央拘留センターまで行き、そこでズィロ・ザ・ハットを解放させるというものだった。パルパティーンはこの要求を呑むことを決断。

 パワーコントロールルームの前では、シャハン・アラマがアナキンをブラスターの照準に捉えた。アナキンはフォースでブラスターを取り上げるが、シャハン・アラマの背後にいたオーラ・シングがライフルを放つ。なんとかかわしたアナキンだが、今度は開いたドアからロボニーノが感電攻撃を加えた。気絶したアナキンは、人質の元へと連行される。

 共和国司法省中央拘留センターには、オーン・フリー・ターが到着し赦免ディスクによってズィロ・ザ・ハットの釈放が許可されてしまう。解放されたズィロ・ザ・ハットは、スピーダーに乗り込み元老院議会ビルディングを目指す。

 ロビーでは、賞金稼ぎたちが爆弾をセットし始めていた。彼らが安全に逃走できるように、パルパティーンにも念を押すキャド・ベイン。

 気絶してしまったアナキンは、無事に議員たちを、そしてパドメを救うことが出来るのか?

「クローン・ウォーズ」シーズン1 第22話「人質」レビュー

 「クローン・ウォーズ」シーズン1の最終回は、初登場の賞金稼ぎキャド・ベイン一派が議会ビルを占拠してしまうという、最終回にふさわしい緊迫した状況が描かれています。

 『帝国の逆襲』でボバ・フェットをはじめとした賞金稼ぎたちが登場して以来、「賞金稼ぎがチームを組んで活躍するシーンが見たい!」と思う方も多かったのでは。今回は、そんなコアなファンが好きな賞金稼ぎたちが大活躍!

 賞金稼ぎメンバーの中でも驚いたのは、オーラ・シングの登場!『ファントム・メナス』で1シーンだけ登場し、「『クローンの攻撃』で活躍する」とか、「実はボバ・フェットの中の人らしい」といった噂が巻き起こったものの、結局スピンオフだけしか活躍しなかったこのキャラが、映像で初めてフィーチャーされました!

 オーラ・シングはジェダイからドロップアウトしたという設定なので、今後のシーズン2ではライトセーバー戦も期待したいところです。あ、そうするとアサージ。ヴェントレスとキャラがかぶるか・・・

 初登場のデュロスのスゴ腕賞金稼ぎ、キャド・ベインはシーズン2でもアナキンたちを苦しめる模様です。西部劇の悪役を思わせるような、印象的なキャラクターデザインですね。

 劇場版『クローン・ウォーズ』で登場したズィロ・ザ・ハットもまさかの再登場!ただ、ロッタちゃんを誘拐した罪を考えると、ジャバに狙われるのは必至なので刑務所の中にいた方が安全なのでは・・・

 また「クローン・ウォーズ」では珍しく、アナキンとパドメが2人きりのシーンも多かったです。
 仕事と僕とどっちが大事なの?と言うアナキンと、あなたも大事だけど、仕事も大事なのよ・・・とパドメが返すあたりは笑える!

 パドメに構ってもらえず、ノリでライトセーバーを貸したら後々めんどくさいことに・・・と、このエピソードを要約してしまうと元も子もないですが、この夫婦のほほえましい会話をシーズン2ではもっと見たいなぁとも思います。

 例えば、1話まるまる戦闘シーンなしで2人のお忍びデートの話とか・・・長期シリーズだと、たまにそんな息抜きな異色作があってもいい気がします。

「クローン・ウォーズ」シーズン1 第22話「人質」トリビア・オマージュポイント

・人質となった議員たちの中には、「クローン・ウォーズ」シーズン1に登場したキャラクターがチラホラ。
「クローン・ウォーズ」第8話「Bombad Jedi」に登場したオナコンダ・ファー、第15話「Trespass」に登場したリヨ・チュチ議員の姿が確認出来ます。シーズン1最終回ということで、いろんなキャラが集まっていますね。

 昨年10月の放送開始から、お茶の間に『スター・ウォーズ』の世界を届けてくれた「クローン・ウォーズ」ですが、ひとまず本国の放送は一区切り。いよいよ日本での「クローン・ウォーズ」放送が始まります!

 昨秋~今まで、ネットのお世話になりながら半年間書き上げてきたエピソードガイドも、しばらくお休みです。ただ、日本放送に合わせて日本語タイトルの追加などの修正は行っていきます。

 シーズン2はまた秋から放送の予定です。それまではNHKBShiで「クローン・ウォーズ」を楽しもう!

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