『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のトリビア、隠れ要素(イースターエッグ)、カメオ出演、他作品との関連といった、知っているとより本作が楽しめるチェックポイントをまとめました。
当然ながら、この記事は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のネタバレを含んでいます。『ローグ・ワン』の観賞後に、こちらの記事でチェック!次の観賞の際に、見逃したポイントを探してみましょう!
- 「スター・ウォーズ 反乱者たち」関連トリビア
- 『エピソード4/新たなる希望』関連トリビア
- セリフの引用
- 過去作と近似したシチュエーション
- その他の『ローグ・ワン』トリビア
- 惑星ウォバニ
- ジャガーノート(クローン・ターボタンク)
- モン・モスマ
- ベイル・オーガナ
- レイマス・アンティリーズ
- ウェッジ・アンティリーズ
- 脱出ポッド
- R2-D2とC-3PO
- ホイルス(ウィルズ)の守護者
- 「強き星にカイバーの心あり」
- プローブ・ドロイド
- T-15
- 隠れミッキー?
- 「モンスターズ」と「ゴジラ」の壁画
- ダース・ベイダーの城
- ビーザー・フォーチュナ
- 黒いスカウトトルーパー
- デス・トルーパーの名前の由来
- デジャリック・チェス
- C2-B5
- ブラハトック級ガンシップ
- K-2SOの腕のパーツは「スター・ツアーズ」が元ネタ
- ジン・アーソのおもちゃ
- ジン・アーソの名前の由来
- 幼少期のジン・アーソを演じた子役は姉妹
- キャストのアドリブシーン
- ウィルヘルムの叫び
- マッツ・ミケルセンの兄・ラースは「反乱者たち」スローン大提督役
- 実写映画初のジョン・ウィリアムズの不在
- 日本人キャスト・長井シーナ志保子
- 武田鉄矢にそっくりな反乱軍士官
- スカリフの名前の由来
- 『ローグ・ワン』カメオ出演
- 『ローグ・ワン』を次回見るときの参考に!
「スター・ウォーズ 反乱者たち」関連トリビア
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、同じく『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間を舞台にしたTVアニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」と近い時代設定のため、「反乱者たち」の要素が多く登場している。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、「スター・ウォーズ 反乱者たち」の5年後の時期にあたり、今後「反乱者たち」の中で『ローグ・ワン』に至るまでのストーリーが語られていくことになるはず。
実際に、ソウ・ゲレラは「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン3「Ghosts of Geonosis」に登場しており、『ローグ・ワン』でソウ・ゲレラ役を務めたフォレスト・ウィテカーが声優として出演している。
ゴーストの登場
ジン・アーソとキャシアン・アンドーがジェダへ向かうためヤヴィン4の基地を発つ時、基地の屋外の発着プラットフォームの左側の角に「スター・ウォーズ 反乱者たち」でメインキャラクターたちが乗る宇宙船のゴーストが停泊している。
また、スカリフの戦いでもゴーストは反乱軍艦隊の一員として参加している姿を見ることが出来る。ちなみにWookieepediaによると、ゴーストはスカリフの戦いを生き延びて残存艦隊とともに星系から脱出出来たようである。
シンドゥーラ将軍
ジン・アーソがヤヴィン4の反乱同盟軍評議会に彼女の父であるゲイリン・アーソについての真実を告げた後、基地内で「シンドゥーラ将軍」を呼ぶアナウンスが聞こえる。
「スター・ウォーズ 反乱者たち」のメインキャラクターであるヘラ・シンドゥーラが、数々の戦果によって将軍にまで出世したのか!シンドゥーラといえばヘラの父であるチャム・シンドゥーラもいるが、チャム・シンドゥーラはライロスの反乱を指揮しているので、ヤヴィン4にいて自然なのはヘラの方だと考えられる。
また、ヘラ・シンドゥーラの声優のヴァネッサ・マーシャルは、『ローグ・ワン』のために追加で声を提供したとのことで、前述のスカリフの戦いではゴーストに搭乗し、他のパイロットと通信していた可能性もある。
チョッパー(C1-10P)
ヤヴィン4の戦略指令室で、モン・モスマがスカリフでの状況報告を聞いた時、画面左側に「スター・ウォーズ 反乱者たち」で活躍するアストロメク・ドロイドのチョッパー(C1-10P)が登場!
なんとチョッパーが実写化だ!上記の動画の1分46秒頃で、劇中での登場シーンが確認出来る。
カラバスト!
スカリフの戦いで、パオが砂浜にAT-ACTがやってくることを見て「カラバスト!」と叫ぶが、これは「スター・ウォーズ 反乱者たち」のゼブ(ガラゼブ・オレリオス)が、危機が起きた時に上げる驚きの言葉だ。
これまでゼブの種族であるラサットの驚嘆時の言葉とされてきたが、パオはゼブが言っていた「カラバスト!」をマネしたのだろうか…ラサットはほぼゼブしか生存していないので、パオが聞いたとしたらゼブからと考えるのが自然ではある。
ハンマーヘッド・コルベット
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のスカリフの戦いでの激アツポイントだったハンマーヘッド・コルベット。スター・デストロイヤーを物理的な力で押し出すという男らしい戦法に沸き立ったが、このハンマーヘッド・コルベットは「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン2 第12話「ロザルに来た姫」で初登場していた。
このエピソードの中でハンマーヘッド・コルベットはベイル・オーガナが手配し、レイアの手によって届けられ、以降反乱軍の艦隊として活動する。
『エピソード4/新たなる希望』関連トリビア
『エピソード4/新たなる希望』に直結するストーリーのため、当然ながら『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は様々な面で『エピソード4/新たなる希望』の要素が登場!かなり細かい小ネタもあり、ファンは注目。
ドクター・エヴァザンとポンダ・バーバ
ジェダの通りにてジン・アーソとキャシアン・アンドーにぶつかり、注意してきた2人組はドクター・エヴァザンとポンダ・バーバ。
ドクター・エヴァザンとポンダ・バーバは、『エピソード4/新たなる希望』でタトゥイーンのカンティーナでルークに因縁をつけてきたキャラクター。仲裁に入ったオビ=ワン・ケノービによって、ポンダ・バーバはライトセーバーで腕を切り落とされてしまう。
どこでも因縁をつけていたというドクター・エヴァザンとポンダ・バーバらしさが描かれていることと、『エピソード4/新たなる希望』でタトゥイーンにいたので、ジェダの攻撃から逃れていたという悪運の強さがわかる。しかもその後、ジン・アーソから「希望」がつながった先の人物に出会い、トラブルに遭うあたり数奇な運命を感じる…
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でドクター・エヴァザンを演じたのは、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』、『ブーリン家の姉妹』などに出演のマイケル・スマイリー。
グランドモフ・ターキン
カメオ出演程度かと思いきや、ストーリーにかなり絡み驚愕したグランドモフ・ターキンの登場。『エピソード4/新たなる希望』でターキンを演じたピーター・カッシングは1994年に亡くなっており、『エピソード4/新たなる希望』当時の容姿のまま時を超えて登場したわけだが、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』にパイアス・シックネス役で出演したガイ・ヘンリーが『ローグ・ワン』でのターキンを演じた。
ign.comにギャレス・エドワーズ監督が語ったところによると、このガイ・ヘンリーの演技に、VFXを用いてピーター・カッシングの顔に差し替えたとのこと。
ABC Newsでは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのグランドモフ・ターキン登場シーンのメイキングを紹介。
まず、ILMのスタッフたちは『スター・ウォーズ/新たなる希望』でのピーター・カッシング演じるターキンの表情を詳細に観察。
続いて、同じくピーター・カッシングの演技を研究し骨格もよく似ているガイ・ヘンリーが、ターキンの衣装を着用して、表情を読み取るセンサーとヘッドマウントカメラを装着したパフォーマンスキャプチャーにてセットにて演技し、撮影。
ガイ・ヘンリーは、1980年代のTVシリーズ「Young Sherlock: The Mystery of the Manor House」にてシャーロック・ホームズを演じていたが、その元になったのは1960年代のTVシリーズ「Sherlock Holmes」で同じくホームズ役を務めたピーター・カッシングの演技であるなど、元々ピーター・カッシングに近しい存在の役者であった。
さらに、『トップ・シークレット』に書店の店主役で出演した際に制作されたピーター・カッシングのライフマスクが発見され、これを元にターキンのCGモデルを作成。
ガイ・ヘンリーのCGモデルに本人のパフォーマンスキャプチャーによる演技が完璧に反映されるかテストした後に、ピーター・カッシングのCGモデルへとアニメーションを表情のアニメーションを移行。ILMアーティストによる1コマ単位での微調整の上で、グランドモフ・ターキンが『スター・ウォーズ』最新作によみがえったのだ。
レイア・オーガナ
ラストに顔を見せて、こちらも驚愕した『ローグ・ワン』のレイア・オーガナを演じたのは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出演していたノルウェー人女優イングヴィルド・デイラ。映画公開後、自身のTwitterアカウントでレイアを演じたことを明かしている。
As a Star Wars fan I am incredibly thrilled, grateful and honoured to play Leia and be part of this beloved and amazing universe.#RogueOne
— Ingvild Deila (@Ingvild_Deila) 2016年12月16日
『ローグ・ワン』のレイアは、このイングヴィルド・デイラの演技を元にターキンと同様のVFXにて制作された。
上述のグランドモフ・ターキンのメイキング映像でも触れられているが、本作に協力(special thanks)でクレジットされているキャリー・フィッシャーも、『ローグ・ワン』でのレイアの出来栄えには満足していたという。
この『ローグ・ワン』の公開から間もない2016年12月27日、キャリー・フィッシャーは60歳で逝去した。
レッドリーダーとゴールドリーダー
スカリフの戦いに駆けつけた戦闘機部隊はレッド中隊、ブルー中隊、ゴールド中隊で、『エピソード4/新たなる希望』に登場したレッドリーダーのガーヴェン・ドライス、ゴールドリーダーのダッチ(ジョン・“ダッチ”・ヴァンダー)がそれぞれ部隊を率いている!
クレジットされているのは、ガーヴェン・ドライスがドリュー・ヘンリー、ダッチがアンガス・マッキネスで、いずれも『エピソード4/新たなる希望』のオリジナルキャスト。
independentによると、彼らの登場シーンは『エピソード4/新たなる希望』の未使用フッテージを用いているとのこと。
ちなみに、ガーヴェン・ドライス役のドリュー・ヘンリーは2016年2月に亡くなっているが、ゴールドリーダーのダッチを演じたアンガス・マッキネスは『ローグ・ワン』でのセリフを新たに録音している。
またアンガス・マッキネスは、『エルストリー1976 -新たなる希望が生まれた街-』にも出演、『エピソード4/新たなる希望』でのエピソードを語っており、『ローグ・ワン』を見るとこちらも見たくなる。
ドドンナ将軍
『エピソード4/新たなる希望』で、デス・スター攻撃作戦を指揮していたジャン・ドドンナ将軍は、『ローグ・ワン』でもヤヴィン4の戦略指令室にいる。
『ローグ・ワン』でドドンナ将軍を演じたのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」などに出演のイアン・マッケルヒニー。
レッド5
スカリフの戦いでは、コールサインが「レッド5」のXウィングが撃墜されていた。この欠番により、『エピソード4/新たなる希望』でルーク・スカイウォーカーはレッド5のコールサインを割り当てられることになる。
ちなみに、スカリフの戦いでレッド5のコールサインだったパイロットは、ペドリン・ゴールである。
ヤヴィン4の反乱軍
ヤヴィン4で、Uウィングが発進する際に反乱軍の歩哨がセンサーをかざしているシーンは、『エピソード4/新たなる希望』でミレニアム・ファルコンがヤヴィン4に到着した時に歩哨がセンサーをかざしていたのと同様。
このシーンでヤヴィンの歩哨としてカメオ出演しているのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の共同プロデューサーのひとりであるジョン・スワーツであると、「The Star Wars Show」で明かされた。
ジョン・スワーツは、この他にもジェダでの戦闘の後にジン・アーソとキャシアン・アンドーとともにいたK-2SOに「捕虜をどこに連れて行く?」と呼び止めるストームトルーパーの声も担当している。
また、ヤヴィン4のマサッシ寺院の基地で、宇宙戦闘機の出撃時に機体にパイプを刺すカットは『エピソード4/新たなる希望』にそっくり。
ブルーミルク
ゲイリン・アーソ、ライラ・アーソ、ジン・アーソが暮らしていたラ・ムーの農場のキッチンには、『エピソード4/新たなる希望』のラーズ家の水分農場でルークが飲んでいたブルーミルクと思われる、青い液体が入ったボトルがある。
ブルー中隊
スカリフの戦いに参戦しているブルー中隊は、『エピソード4/新たなる希望』にて元々ルークが加入する中隊の名称だった。しかし、Xウィングの機体のマーキングが青だとブルースクリーンを使った合成に支障が出てしまうため、レッド中隊に名称を変更することになったという経緯がある。
ちなみにこの点は『エピソード4/新たなる希望』の小説では反映されておらず、レッド中隊ではなく、ブルー中隊という名称のままになっている。
『ローグ・ワン』では『エピソード4/新たなる希望』直前の時代において、この幻の中隊名が復活することになった。
セリフの引用
おなじみのセリフ!「イヤな予感がする」
『スター・ウォーズ』シリーズに毎作登場するおなじみのセリフである「イヤな予感がする(I have a bad feeling about this)」。『ローグ・ワン』では、K-2SOが発言。『スター・ウォーズ』サーガではない作品とはいえ、『スター・ウォーズ』映画の伝統が含まれていた。
準備でき次第撃て
ターキンが、デス・スターのスーパーレーザーをスカリフに向けての発射を指示する際に言う、「準備でき次第撃て(You may fire when ready)」というセリフは『エピソード4/新たなる希望』でターキンがオルデランに向けてスーパーレーザーを発射する際に言うセリフと同じ。
このターキン独特の言い回しを、再び新作映画で聞けるとは…
また、帝国軍兵員が言う「第一次点火開始(Commence primary ignition)」というセリフも、『エピソード4/新たなる希望』でデス・スターガンナーが言っていたもの。
あまねくフォースとともに
チアルート・イムウェがジェダ・シティの人々に告げている「あまねくフォースとともに(May the Force of others be with you)」というセリフは、「The Star Wars」というタイトルだったジョージ・ルーカスによる『スター・ウォーズ』の脚本初稿で使われていたセリフ。おなじみの「フォースがともにあらんことを」の前身とも言えるフレーズだ。
ちなみに、この「The Star Wars」を元にしたコミックも刊行されていた。
Punch it!
キャシアン・アンドーが、ジェダをUウィングを操縦して脱出する際に「Punch it!」とK2-SOに言うが、これはハン・ソロがミレニアム・ファルコンでチューバッカに言っていたセリフと同じ。
銀河に平和と安全を
オーソン・クレニックが、ゲイレン・アーソに言う「銀河に平和と安全を」というセリフは、『エピソード3/シスの復讐』でアナキン・スカイウォーカーがオビ=ワン・ケノービに言う「平和、自由、正義、そして安全を、僕が新しい帝国にもたらした」というセリフに似ている。
過去作と近似したシチュエーション
デス・スターの情報による罠
ジン・アーソがもたらした情報により紛糾する同盟軍最高司令部の会議で、デス・スターの情報を使って帝国軍が「誘い出して一気に叩くつもりかも」と予測する意見が出るが、これは『エピソード6/ジェダイの帰還』にて皇帝が第2デス・スターと自身がそこに滞在する情報を故意に流し、攻撃しに来た反乱軍を一気に殲滅するという作戦で実際に用いられることになる。
奪取したシャトルでの敵地への潜入
惑星規模のシールドで守られているスカリフへ、奪取した帝国軍のシャトル・SW-0608に乗り込み認証コードを送信することで侵入するというシチュエーションは、『エピソード6/ジェダイの帰還』で反乱軍がエンドアへシャトル・タイディリアムで潜入したのと同様の手法。
乗船した帝国軍を倒して変装
スカリフへ上陸した「ローグ・ワン」のメンバーが乗るシャトル・SW-0608。このシャトルの積み荷を調べるために乗船した帝国軍を倒し、彼らに変装する事でシタデル・タワーに潜入するという手法は、『エピソード4/新たなる希望』でデス・スターに拿捕されたミレニアム・ファルコンを調べに来た探査部隊を倒してルークとハン・ソロがストームトルーパーに変装した方法と同じ。
その他の『ローグ・ワン』トリビア
惑星ウォバニ
ジン・アーソが収容された、帝国の労働キャンプがある惑星「ウォバニ(Wobani)」は、オビ=ワン(Obi-Wan)のアナグラムである。
ジャガーノート(クローン・ターボタンク)
ウォバニの労働キャンプでジン・アーソを乗せていたのは、『エピソード3/シスの復讐』で共和国軍がキャッシークで使っていたHAVw A6ジャガーノート(クローン・ターボタンク)の後継機と思われるHCVw A9ターボタンク。
ちなみに、HAVw A6ジャガーノートは、『エピソード5/帝国の逆襲』でAT-ATが採用される前に考えられていた初期のデザインを流用している。
モン・モスマ
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場したモン・モスマが登場する。
モン・モスマを演じるのは、『エピソード3/シスの復讐』DVDに収録されている削除されたシーンでモン・モスマを演じた、ジュネヴィーヴ・オライリー。今回はカットされなくて良かったし、これ以上ないほどぴったりなキャスティング…
ベイル・オーガナ
『エピソード2/クローンの攻撃』、『エピソード3/シスの復讐』に登場し、レイアの養父となったベイル・オーガナが『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場。
『エピソード3/シスの復讐』からの連続性を保つ役割を果たしつつ、『エピソード4/新たなる希望』でオビ=ワン・ケノービ将軍に助けを求めるべくレイアを送り出すという、ファン納得の登場だ。
ベイル・オーガナを演じるのは、これまでの作品と同様のジミー・スミッツ。『エピソード3/シスの復讐』から11年が経つということもあり、年月の流れを感じさせる風貌にも説得力があった。
レイマス・アンティリーズ
モン・モスマと「ジェダイの友人」について話した後、ベイル・オーガナが指示を出したのは、タンティブⅣの艦長であるレイマス・アンティリーズ。
「アンティリーズ」と呼んでいるので、ウェッジ・アンティリーズと混同してしまうかも知れないがお間違えなく。
レイマス・アンティリーズは、この直後の『エピソード4/新たなる希望』でダース・ベイダーにデス・スター設計図についての尋問を受け、首を絞められてしまう。この他、『エピソード3/シスの復讐』にも登場している。
『ローグ・ワン』でレイマス・アンティリーズを演じるのは、ティム・ベックマン。
ウェッジ・アンティリーズ
ウェッジ・アンティリーズも、『ローグ・ワン』に登場していないわけではない。
スカリフで「ローグ・ワン」による戦闘開始の知らせを受けて、ヤヴィン4の反乱軍基地から戦闘機部隊が発進する際に基地内でパイロットを招集するアナウンスの声は、『エピソード4/新たなる希望』でウェッジ・アンティリーズの声を演じた、デヴィッド・アンクラムによるものである。
つまり、ウェッジは声だけ『ローグ・ワン』に登場していたのだ!
余談だが、『エピソード4/新たなる希望』でウェッジ・アンティリーズを演じたのは声の出演のデヴィッド・アンクラムを含めると、デニス・ローソン、コリン・ヒギンズの3人となる。
まず、デス・スター破壊作戦のブリーフィングを受けてルークとウェッジが会話するシーンはコリン・ヒギンズが演じている。しかし、コリン・ヒギンズはアメリカ映画にそれまで出演していなかったこともあって、このブリーフィングのシーンのセリフを上手く演じることが出来なかったため(元々は、もっと長いセリフだった)、このシーンを撮影した後に降板となってしまった。
その後、デニス・ローソンがXウィングのコクピット内でのシーンのウェッジを演じることになり、『エピソード4/新たなる希望』でのウェッジの容姿はシーンによって別人となってしまった。
このコリン・ヒギンズ、デニス・ローソンの両者の吹替を行ったのが、デヴィッド・アンクラムだったのである。
参考:StarWars.com
脱出ポッド
映画の終盤、タンティブⅣの船内でレイマス・アンティリーズが脱出ポッドの準備をしておくようにクルーに話をしている。
これは、『エピソード4/新たなる希望』でR2-D2とC-3POがタンティブⅣから脱出ポッドに乗ってタトゥイーンまで辿り着く布石になっている。
R2-D2とC-3PO
ヤヴィン4の反乱軍基地からスカリフへと宇宙戦闘機が出撃していくシーンでは、R2-D2とC-3POもその姿を見せている!C-3POはR2-D2にみんなが何も教えてくれないと言っているが、彼らもその後タンティヴⅣに乗り、デス・スター設計図を受け取ることになる。
アンソニー・ダニエルズは、『ローグ・ワン』への出演により現時点で8作すべての『スター・ウォーズ』実写映画でC-3POを演じている(映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』を含めると9本)。
ホイルス(ウィルズ)の守護者
チアルート・イムウェ、そしてベイズ・マルバスは「ウィルズの守護者(Guardians of the Whills)」であったと言われている。
この「Whills」という言葉は、『ローグ・ワン』では「ウィルズ」と日本語表記されているが、これまで「ホイルス」と表記されており、正史の設定では『フォースの覚醒』小説版にて「ホイルス銀河史」からの引用という形で登場した書物。
「ホイルス銀河史」は、『エピソード4/新たなる希望』の製作時から存在しており、『エピソード4/新たなる希望』の小説版にも同様に「ホイルス銀河史」からの引用がある(著者はいずれもアラン・ディーン・フォスター)。『スター・ウォーズ』で描かれた出来事は「ホイルス銀河史」に記録されているものと思われる。
また、クワイ=ガン・ジンはホイルスのシャーマンからフォースの冥界を越える方法を学んでおり、これにより死後も現世に影響を与え、クワイ=ガンから教わったヨーダとオビ=ワンが霊体化することにつながった。
さらに「レジェンズ」とされた設定では、『スター・ウォーズ』の物語はエンドアの戦いの100年後にR2-D2がホイルスの管理者に語ったものとされている。
映画の中で「Whills」について言及があったのははじめて。チアルート・イムウェらウィルズの守護者は、ジェダの聖都であるジェダ・シティでウィルズの寺院(カイバーの寺院)を守護していたとされている。
今後の『スター・ウォーズ』ギャラクシーにも「Whills」が登場するのか、期待である。
「強き星にカイバーの心あり」
チアルート・イムウェがジン・アーソに言う「強き星にカイバーの心あり(the strongest stars have hearts of kyber)」というセリフは、母のライラ・アーソから受け継いだカイバー・クリスタルのペンダントを常に身に付けている「スターダスト」のジン・アーソのことを指すとともに、カイバー・クリスタルを中枢に用いた究極兵器デス・スターのことも連想させる、ダブル・ミーニングとなっている。
プローブ・ドロイド
ジン・アーソとキャシアン・アンドーがジェダの街を歩くシーンで、彼らの後方に一瞬だけ『エピソード5/帝国の逆襲』に登場したプローブ・ドロイドが現れる。登場シーンでは、プローブ・ドロイドが発する印象的な電子音も聞くことが出来る。
T-15
スカリフを警備しているストームトルーパー達が、「T-15」の退役について話をしている。
これは『エピソード4/新たなる希望』で、オビ=ワンがデス・スター内に潜入した際にストームトルーパー達が「VT-16(BT-16)」について話していたことへのオマージュだと思われる。
『フォースの覚醒』でも、レイがスターキラー基地内にて遭遇するストームトルーパー達が「VT-17」について話しているという同様のオマージュがあった。
この「T-15」が何のことなのかは明確にはわかっていないが、過去のシリーズで類似した型番が2点ある。
『エピソード4/新たなる希望』では、ルークがタトゥイーンで乗っていたという「T-16 スカイホッパー」のことが言及されているので、このT-16の前の機種のことかも知れない。
また、『エピソード1/ファントム・メナス』ではナブー・ロイヤル・スターシップが「T-14 ハイパードライブジェネレーター」を搭載していたので、この後継機のことなのかも知れない。
ちなみに、「T-15」の退役について話をしているこの2人のストームトルーパーの声は、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」、「反乱者たち」のダース・モール、そしてゲーム「スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド」でスターキラーの声優を務めたサム・ウィットワーと、同じく「フォース・アンリーシュド」でプロクシーの声を演じたデヴィッド・コリンズが担当している。
つまり、声の上では「フォース・アンリーシュド」のスターキラーとプロクシーのコンビが復活したシーンでもあったのだ!
隠れミッキー?
imdbなどで、『ローグ・ワン』の劇中に「隠れミッキー」があるという声がある。
私も映画を何度も観賞する中で、おそらくこれが隠れミッキーなのでは?という箇所を見つけた。
そのシーンはスカリフの戦いで、スカリフのシタデル・タワーの上空で空中戦を俯瞰で捉えたショットにて、タイ・ファイターがXウィングの攻撃で爆発した際に、その爆発がミッキーシェイプに見える。
見えると言われれば見える、というレベルなので、もしかしたら作為的な演出ではないのかも知れない…公式なコメントはないので、現時点では何とも言えないところだ。
「モンスターズ」と「ゴジラ」の壁画
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』監督のギャレス・エドワーズによると、ソウ・ゲレラの隠れ家の洞窟の壁に自身の監督作である『モンスターズ/地球外生命体』のモンスター、『GODZILLA ゴジラ』のゴジラとムートーが描かれているとのこと!
ダース・ベイダーの城
ダース・ベイダーと面会するため、オーソン・クレニック長官が訪れるダース・ベイダーの城があるのはムスタファー。
ムスタファーといえば、ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)にとって『エピソード3/シスの復讐』でオビ=ワン・ケノービに敗北し、機械の体になる目に遭わされた場所。
なぜわざわざこんな場所に住居を…と思うが、おそらく敗北した怒りからダークサイドの力を引き出し、常に忘れないようにするため、あえて屈辱的な場所に拠点を置くことにしたのではないだろうか。だとしたらストイックさに感心するが、とてもストレスが溜まりそうである。ダークサイドもラクじゃない。
また、ダース・ベイダーの城は『エピソード5/帝国の逆襲』のラルフ・マクウォーリーの初期のコンセプトアートに描かれている。
ちなみに、『ローグ・ワン』の共同プロダクションデザイナーであるダグ・チャンによると黒い塔のようなダース・ベイダーの城は、ジェダにある白い寺院と鏡のように対を成すようなデザインになっており、ライトサイドとダークサイドを表すような作りになっている。
参考:StarWars.com
ビーザー・フォーチュナ
ソウ・ゲレラが率いるパルチザンの一員であるトワイレックのビーザー・フォーチュナは、『エピソード6/ジェダイの帰還』、『エピソード1/ファントム・メナス』に登場したビブ・フォーチュナのいとこである。
また、ビーザー・フォーチュナのデザインは、『エピソード6/ジェダイの帰還』のビブ・フォーチュナの初期のプリプロダクション用の模型から作られている。
黒いスカウトトルーパー
ソウ・ゲレラのパルチザンの中には、黒いスカウトトルーパーのヘルメットを被っているキャラクターがいる。パルチザンたちがボーディ・ルックを連行するシーンで確認出来る。
デス・トルーパーの名前の由来
デス・トルーパーという名前は、ゾンビ化したトルーパーたちを描いた2009年に発売されたスピンオフ小説「Death Troopers」にてすでに登場していた。
この「Death Troopers」はレジェンズとなってしまったが、アプリゲーム「スター・ウォーズ コマンダー」にて「アンデッドトルーパー」として同様にゾンビ化したストームトルーパーが期間限定イベントに登場したことで、正史(カノン)となった。
こうした経緯もあってか、『ローグ・ワン』でのデス・トルーパーの設定上の名前の由来も、アンデッドトルーパーを生み出すことになった先進兵器研究部門(オーソン・クレニックが長官を務める組織である)による計画にちなんで付けられたということになっている。
デジャリック・チェス
これまでのシリーズでは、デジャリック・ホロチェスとして登場していたデジャリックモンスターのゲームが、『ローグ・ワン』ではソウ・ゲレラの隠れ家にて、ホログラムではない物理的なミニチュアを使ったゲームとして遊ばれている!
こんな遊び方もあるのか…
C2-B5
2016年9月に、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に新ドロイドのC2-B5が登場することが発表され、フィギュアなど様々な関連グッズが映画公開前に発売された。
しかし、実際の劇中ではスカリフのシタデル・タワーの内部にて、一瞬しかその姿を確認出来ない…
当時、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に新ドロイド、C2-B5が登場!のエントリーに書いたように、先行公開されたキャラクターが劇中に全然出て来なかったという、『スター・ウォーズ』新作映画の恒例の通りになってしまった。
これからも、たとえグッズ化されていても映画公開前に発表された新サブキャラクターには気を付けよう。
ブラハトック級ガンシップ
スカリフの戦いに参加した反乱軍艦隊の中では、『エピソード6/ジェダイの帰還』のエンドアの戦いに登場していたブラハトック級ガンシップも確認出来る。
ブラハトック級ガンシップは、『エピソード6/ジェダイの帰還』にてエンドアの戦いでの背景用の宇宙船として作られたが、アートディレクターのジョー・ジョンストンは良いと思わないものだった。しかし、結果的には劇中に登場している。
K-2SOの腕のパーツは「スター・ツアーズ」が元ネタ
K-2SOの腕のジョイント部分のパーツは、ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のスタースピーダー1000のライドを動かす装置からインスピレーションを得てデザインされた。
ジン・アーソのおもちゃ
ジン・アーソは幼少時代に、ストームトルーパーの人形を持っていたことが描かれている。
さらに、「Star Wars: Rogue One: The Ultimate Visual Guide」によると、このほかにもトーントーンやオピー・シー・キラーといった動物や、ジェダイ・スターファイター、ヴェネター級スター・デストロイヤー、ARC-170、タイ・ファイターといった『スター・ウォーズ』の様々なおもちゃを持っていたようだ。
ジン・アーソの名前の由来
ジン・アーソは、1995年に発売されたゲーム「スター・ウォーズ ダークフォース」に登場した女性の密輸屋ジャン・オースに名前の響きが似ている。
「スター・ウォーズ ダークフォース」では、ジャン・オースとコンビを組むカイル・カターンが、デス・スターの設計図を盗み出す様子が描かれる。もちろん、「スター・ウォーズ ダークフォース」は現在正史ではない「レジェンズ」となっている。
ジョン・ノールによるとジン・アーソの名前の由来は、ジョン・ノールの娘がジェーン、妻がジェン、叔母がジニーという名前で、これらの人生の中で好きな女性の名前からインスピレーションを与えられたという。
参考:Yahoo Movies
幼少期のジン・アーソを演じた子役は姉妹
幼少期のジン・アーソは、アーソ一家がコルサントに住んでいた時期と、ラ・ムーにオーソン・クレニックがやって来た時という描かれる時代を、ベアウ・ガズドン(Beau Gadsdon)とドリー・ガズドン(Dolly Gadsdon)の2人のキャストで演じている。
ベアウ・ガズドンとドリー・ガズドンは、実の姉妹である。
キャストのアドリブシーン
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でクスりとさせられるコミカルなシーンは、実はキャストのアドリブだったことがインタビューによってわかっている。
まず、ジェダでK-2SOとジン・アーソ、キャシアン・アンドーが戦闘の後にストームトルーパーと遭遇した時に、K-2SOが捕虜だと思わせるためにキャシアン・アンドーを殴りながら「黙れ!しゃべったらもう1度叩くぞ」と言うセリフは脚本にはない、アドリブである(キャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナはこの後に口元を押さえているが、目が少し笑っているようにも見える)。
We think that @DonnieYenCT's Chirrut was one of the best things in #RogueOne but did you know one of his funniest lines was improvised? pic.twitter.com/2bOvQDnoqo
— Sky Cinema UK & IRL (@SkyCinemaUK) 2017年1月18日
また、この後のシーンでソウ・ゲレラのパルチザンにチアルート・イムウェが目隠しをされて連行される際に「正気か 俺は盲目だぞ」と言うセリフも、演じたドニー・イェンによるとこのシチュエーションに疑問を持ち、脚本にないこのセリフを現場で言ったところプロデューサーのキャスリーン・ケネディが気に入ったことで採用されたとのこと。
参考:USA TODAY
ウィルヘルムの叫び
イードゥーの帝国カイバー精製所に潜入したジン・アーソが、プラットフォームから落としたストームトルーパーは『スター・ウォーズ』など様々な映画に使用されている音響素材である「ウィルヘルムの叫び」とともに転落する。
マッツ・ミケルセンの兄・ラースは「反乱者たち」スローン大提督役
ゲイレン・アーソを演じたマッツ・ミケルセンの兄であるラース・ミケルセンは、「スター・ウォーズ 反乱者たち」でスローン大提督を演じている。
実写映画初のジョン・ウィリアムズの不在
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の音楽は、マイケル・ジアッキーノが担当したため、『ローグ・ワン』はジョン・ウィリアムズが音楽を担当しなかった最初の『スター・ウォーズ』実写映画となる。
日本人キャスト・長井シーナ志保子
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』には、実は日本人キャストも出演している。ジェダ・シティでの市街戦の中で泣き叫んでいてジン・アーソに助けられた、迷子の女の子の母親のフイカ・シリュウを演じた長井シーナ志保子である。
詳細は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』出演の日本人キャスト!長井シーナ志保子さん独占インタビューをご参照のこと。
武田鉄矢にそっくりな反乱軍士官
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』公開後、反乱軍の基地内に武田鉄矢に似たキャラクターがいると(一部で)話題になった。
このキャラクターはもちろん武田鉄矢ではなく、ハクセン・デルト。デス・スターの確認とジェダ・シティの壊滅をキャシアン・アンドーがヤヴィン4の反乱軍基地に知らせるシーンなどに登場しており、情報収集を行う通信担当スペシャリストたちの監督を務めている。
正面から見るとあまり見ていないのだが、斜めから捉えたカットは確かに武田鉄矢に似ている…
演じたのはヒウ・ウーン=シン(Hiu Woong-Sin)で、『47 RONIN』にも出演していた。
スカリフの名前の由来
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』監督のギャレス・エドワーズがサウス・バイ・サウスウエスト2017にて語ったところによると、彼のコーヒーカップに「Gareth」と書くべきところを「Scarif」と書かれてしまったことがスカリフの名前の由来とのこと。
『ローグ・ワン』カメオ出演
ワーウィック・デイヴィス
『エピソード6/ジェダイの帰還』でイウォークのウィケット役を演じたワーウィック・デイヴィスは、『ローグ・ワン』でソウ・ゲレラのパルチザンの小柄なエイリアンであるウィーティーフ・シユビーを演じている。
ワーウィック・デイビスは、『フォースの覚醒』でもマズ・カナタの酒場にいるウォリヴァンというエイリアン役で出演するなど、『スター・ウォーズ』おなじみの俳優だ。
ライアン・ジョンソン
「エピソード8」となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を監督するライアン・ジョンソンは『ローグ・ワン』にカメオ出演している。
ライアン・ジョンソンは、デス・スターのスーパーレーザーが発射される際のレーザーが射出される通路にいるデス・スター兵員を演じている。
また、このシーンでデス・スターガンナーを演じているのは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のプロデューサーのラム・バーグマン。
ちなみに、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』監督のギャレス・エドワーズは「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」にカメオ出演している。
ギャレス・エドワーズ
そのギャレス・エドワーズは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にもカメオ出演している。
ギャレス・エドワーズがカメオ出演しているのは、『ローグ・ワン』の終盤で反乱軍の旗艦・プロファンディティからタンティブⅣが発進するシーン。ダース・ベイダーの追撃を逃れてタンティブⅣの船内の通路を走り、発進する際にレバーを引く反乱軍兵士がギャレス・エドワーズである。
『ローグ・ワン』の監督自身が、『エピソード4/新たなる希望』への橋渡しをしているようでもある。
このように、『スター・ウォーズ』シリーズの監督のカメオ出演が多くなっているが、「スター・ウォーズ アンソロジーシリーズ」第2作のハン・ソロスピンオフ映画を監督するフィル・ロードとクリストファー・ミラーの『ローグ・ワン』へのカメオ出演は実現しなかった。
フィル・ロードとクリストファー・ミラーは、ジェダのシーンでカメオ出演する予定で、衣装もバッチリ着用するところまでいったのだが、その撮影前にスケジュールの都合により、現場を離れなければならなくなってしまったのだ。
ハン・ソロスピンオフ映画を制作する間に子どもたちが通う学校に行かなければならなかったそうだ。
ジェレミー・ブロック
映画の終盤に、ボバ・フェットを演じたジェレミー・ブロックが帝国軍士官としてカメオ出演している。
ジェレミー・ブロックは、素顔で演じる役として『帝国の逆襲』でシェキル中尉役でも出演しているほか、『シスの復讐』ではコルトン船長としてカメオ出演している。
『ローグ・ワン』でジェレミー・ブロックが演じた帝国軍士官は、若い頃に演じたシェキル中尉とは別人だろうし、コルトンもオーガナ家に仕えているので、これまでにジェレミー・ブロックが演じた役柄とは異なるキャラクターと考えられる。
ジョーダン・ステファンズ(リズル・キックス)
イギリスのヒップホップデュオ「リズル・キックス」のジョーダン・ステファンズが、『ローグ・ワン』にカメオ出演している。
ジョーダン・ステファンズの役柄は、スカリフでの戦闘中、シャトル内にボーディ・ルックとともにいた反乱軍兵士のストーダン・トンク。
『ローグ・ワン』を次回見るときの参考に!
今回もいろいろありましたね~!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』をもう1度見る際に、本稿を参考にして頂ければ幸いです。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、まだ公開されたばかり(2016年12月18日現在)。今後、新たな事実や情報が明かされるかと思いますので、追加、修正点が入りましたら随時更新していきます。
コメント
初めまして。
小道具関係は見逃したモノも多いなぁと…参考にして、もう一度見ます。
私が気づいた点は、
・ヤヴィン4の反乱軍オペレーターにもEpisode.4と同一人物がいました。
・ターキン総督とレイア姫の顔は、マズ・カナタと同じく顔面パフォーマンスキャプチャーを使用したCGIだと思いましたが、どうでしょう?
・ターキンの声は声質の近い人による声色。レイアの声は本人の声をイコライザーで調整し若く聴こえるようにしたと思います。
・カイバークリスタルが、デス・スターにも重要であった点には驚きました。
スター・ウォーズでは善と悪、ライトサイドとダークサイドが常に表裏一体で対になっているので、ライトセイバーとデス・スターも同じなのだと…深いなぁと感じました。
>墨石亜乱さん
はじめまして!ありがとうございます。
ターキンやレイアの声については、アニメ「反乱者たち」で
担当した声優たちもいるので、こちらの線もあるかも知れませんね。
『エピソード4』に登場していた反乱軍オペレーター…こちらも気になります。
カイバークリスタルは、『フォースの覚醒』でも
スター・デストロイヤーなどの兵器に使われていましたね。
スカリフのシタデルタワーはクローンウォーズでターキンが閉じ込められていたシタデル刑務所から名前を取っていると思うのですがどうでしょうか?中のトラップも共通点があったと思うのですが
>匿名さん
はじめまして!
「citadel」は「要塞」という意味を持つ名詞なので、
いずれもこの意味に則ったものではないかと思います。
トルーパー同士の会話(たしかT15が云々って言っていたような)もお約束ではないでしょうか?
>MD730さん
『新たなる希望』ではストームトルーパー達が「VT-16」について話しており、
『フォースの覚醒』ではストームトルーパー達は「VT-17」の話をしていました。
確かに同様のニュアンスは感じますね!
帝国の労働キャンプに運ばれるジンがキャシアンらに助けられるシーンで、ジンらが乗ってたのはクローンターボタンクでしたね
>匿名さん
ジャガーノートについて、追記しました。ありがとうございます。
増えましたね…デストルーパーやジャガーノートは分かってましたが、ウェッジもいたとは…細かすぎるネタが多いですね。
>匿名さん
『ローグ・ワン』も、ネタが盛りだくさんでした!