雑誌Entertainment Weekly 2016年7月1日号での特集で正式発表された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の新情報をまとめました。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』へのダース・ベイダー登場の正式発表に続き、この他の登場キャラクター名などの詳細や新たな場面写真、また追加撮影についても主要スタッフの口から語られています。
『ローグ・ワン』登場キャラクター一覧
ジン・アーソ
まずは、フェリシティ・ジョーンズが演じる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主人公であるジン・アーソ。
15才の時から非行を重ね、戦闘技術と銀河の闇社会への知識という反乱同盟軍が欲しがるスキルを身に付けました。
そんな波乱に満ちた人生を送るジン・アーソは、反乱軍に拘留されることになりその技術を活用する機会が訪れます。それがデス・スター設計図の奪取任務なのでしょう。ジン・アーソは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のティーザー予告編のワンシーンで見られたように、帝国兵の変装をして帝国軍に潜入することになります。
ルーカスフィルム社長で『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のプロデューサーであるキャスリーン・ケネディによれば、ジン・アーソはジャンヌ・ダルクのような役割をストーリーで果たすとのこと。
反乱軍のジャンヌ・ダルク…この言葉が意味するジン・アーソの運命とは、一体どのようなものなのでしょうか…そして、後述しますがジン・アーソの肉親との関係も『ローグ・ワン』のストーリーで大きな要素となりそうです。
キャプテン・カシアン・アンドール (Captain Cassian Andor)
ディエゴ・ルナ演じるキャプテン・カシアン・アンドールは、型にはまったタイプの反乱軍の諜報部員で興奮しやすいジン・アーソとは対照的なキャラクター。
カシアン・アンドールは物事に熱心に取り組み、落ち着いていて、実践的であり、帝国にいかに効率的でかしこく抵抗出来るかという難しい試みをしていますが、ただのつまらないヤツではないようです。
ジン・アーソとの正反対なコンビネーションに期待!
チラット・イムウェ(Chirrut Imwe)
香港のアクションスター、ドニー・イェンが演じるチラット・イムウェはジェダイではありませんが、スピリチュアルな強さによって盲目でありながらも、これを乗り越えるほどの手強い戦士となるという、武僧のようなキャラクターです。
チラット・イムウェはジェダイではないものの、ジェダイについてのすべてをまだ強く信じており、ジェダイがもう銀河を守れなくなったとしてもその信念を維持しています。
チラット・イムウェは『ローグ・ワン』ティーザー予告編の中で、棒を武器にストームトルーパーを殴り倒していましたが、今回公開された場面写真の中では黒と金色に縁どられた、特殊なデザインのブラスターのような武器を背負っています。
さらに、腕にはボバ・フェットの装甲服を彷彿とさせる装備も装着しており、チラット・イムウェは棒術だけではない様々な戦い方を見せてくれそうです…
ベイズ・マルバス(Baze Malbus)
中国を代表する俳優チアン・ウェンが演じるのは、ベイズ・マルバス。ベイズ・マルバスは重武装をしており、古代の武器やあやしい宗教よりもブラスターの方を好むタイプですが、対照的な存在であるチラット・イムウェを全力で守ってもいます。
チラット・イムウェのスピリチュアルな力を理解を示しているのは、友人が深く信じているものだからで、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの関係に少し似ているということです。
キャサリーン・ケネディによると、チラット・イムウェとベイズ・マルバスの関係性は黒澤明の『隠し砦の三悪人』からインスパイアされたとのこと!
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は、『隠し砦の三悪人』を元に考えられ、太平と又七がC-3POとR2-D2のモデルとなったことはよく知られていますが、『ローグ・ワン』にもその影響があるとは…
チラット・イムウェとベイズ・マルバスも、太平と又七コンビのようなのでしょうか?その描かれ方が楽しみな2人です。
今回公開された場面写真の中には、墜落したXウィングの前で重火器を構えるベイズ・マルバスの姿が。背中にはパワーパックのような装備を身に付けており、なかなか威力が強そうです…
ボディ・ロック(Bodhi Rook)
リズ・アーメッドが演じるのは、この反乱軍のチームのパイロットであるボディ・ロック。
ボディ・ロックは短気な傾向を持っていますが、パイロットとしてのスキルが短所をカバーしています。少し気難しく、気まぐれな性格ではあるものの、チームメイトからはパイロット技術に対して厚い信頼を集めています。
性格に難があるも、実務はキッチリこなす!というキャラクターなのでしょうね。
K-2SO
アラン・テュディクがパフォーマンスキャプチャーで演じるのは、『ローグ・ワン』ティーザー予告編にも後ろ姿が登場したドロイドのK-2SO。
強力なセキュリティ・ドロイドであるK-2SOはC-3POとは正反対のタイプで、タフで自信に満ちており、神経質に騒ぐことはしません。チューバッカの性格を移し入れたようなドロイドで、考えるよりも先に発言・行動し、真実しか話しません。
また、K-2SOはジン・アーソと同じように過去の悪事について後悔しており、贖罪をしたいと考えているようです。
ドロイドであるK-2SOの過去の罪とは、一体…ドロイドが罪の意識を感じるというのは、不思議な感じがしますが…
ギャレン・アーソ(Galen Erso)
マッツ・ミケルセンが演じるのは、ギャレン・アーソ。そう、ジン・アーソの父親です。そのビジュアルは、今回は明かされていません。
ギャレン・アーソは、原爆を生みだしたことで知られるロバート・オッペンハイマーに例えられており、その破滅を招く知識によって、帝国軍と反乱軍の双方から捜索の対象となっています。
デス・スター設計図が物語のカギとなる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の物語を考えると、ギャレン・アーソが持っている知識はデス・スターそのもの(またはその設計図の詳細)なのでしょう。
『エピソード2/クローンの攻撃』で描かれたように、クローン大戦の開戦時点でデス・スターの設計図は存在しており、ギャレン・アーソはどの段階でデス・スターに関わったのかも気になるところ。
惑星をひとつ破壊出来るだけの、未曾有の大量破壊兵器に関与したギャレン・アーソが抱くのは誇りか後悔か、それとも…
また、15才の時からたったひとりだったと言われているジン・アーソにとって、ギャレン・アーソは疎遠な父親となっており、なぜこの家族がバラバラになってしまったのかについては今は明かせないようで、おそらくドラマ構成において重要な要素なのでしょう。
こうなると、ジン・アーソの母親もこの時点でどうしているのかも気になってきますが…
オーソン・クレニック長官(Director Orson Krennic)
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のメインの悪役は、ベン・メンデルソーンが演じるオーソン・クレニック長官。皇帝の側近の座を狙う、野心的な帝国軍将校です。
オーソン・クレニック長官はデス・スター計画の保安責任者であり、デス・トルーパーの分隊を率いて反乱の蜂起を砕いて、皇帝の寵愛を受け出世しようとしつつ、ダース・ベイダーの怒りは出来れば避けたいと考えているようです。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の原案を考えたILMのジョン・ノールいわく、「悪役は本当に賢く、本当に効果的な時により恐ろしくなる」とのことで、オーソン・クレニック長官は頭がキレるタイプの悪役のようで、きっと頭脳戦で反乱軍を追い詰めていくのでしょう。
ルーカスフィルムのストーリー部門のキリ・ハートによると、オーソン・クレニック長官はグランドモフ・ターキンに近いようですが、気まぐれなところなど多少異なる点も見受けられるようです。
また帝国では出世のため、共謀して人を追い落とすなどの様々な陰謀が進行しており、忠誠心はないようで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ではオーソン・クレニック長官をはじめとした、帝国内での権力争いのパワーゲームも描かれるのかも知れません。
「クローン・ウォーズ」から登場!ソウ・ゲレラ
アカデミー俳優のフォレスト・ウィテカーが演じるのは、ソウ・ゲレラ。
ソウ・ゲレラは、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ〈フィフス・シーズン〉」の「オンダロン支援作戦」、「戦場を駆ける者たち」、「王の奪還」、「ターニング・ポイント」に登場したオンダロン反乱軍兵士で、「クローン・ウォーズ」オリジナルキャラクターが実写映画に登場する初の事例になります。
ソウ・ゲレラは、『ジェダイの帰還』と『フォースの覚醒』の間を描いたスピンオフ小説「Star Wars: Bloodline」にも、レイアと敵対するランサルム・カスタルフォ議員から反乱軍のテロリスト的な戦術の代表例としてソウ・ゲレラの名が挙がるなど、そのやり方は過激だったようです。
また、ソウ・ゲレラは「クローン・ウォーズ」にてジョージ・ルーカスによって作られたキャラクターで、ルーカスフィルムのストーリー部門が『ローグ・ワン』に求めていた条件と合致したため登場が決定。
今後のスピンオフ映画にも、これまで「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」のキャラクターが実写化されて登場する可能性が出て来ました。映画とアニメのキャラクターがメディアを超えて入り混じることで、カノン(正史)の『スター・ウォーズ』ギャラクシーにより一貫性がもたらされることになりそうです。
『ローグ・ワン』ダース・ベイダー追加情報
ダース・ベイダーの声は ジェームズ・アール・ジョーンズが再演!
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのダース・ベイダーの声は、85歳のジェームズ・アール・ジョーンズが出演!
ゲームなどのスピンオフでは、他のキャストがダース・ベイダーを演じていることもありますがオリジナルキャストのジェームズ・アール・ジョーンズの出演はうれしい!映画館で再び、あのダース・ベイダーの声が聞けるとは!
ジェームズ・アール・ジョーンズは「スター・ウォーズ 反乱者たち」でダース・ベイダーを演じていたので、カノン(正史)の映像作品でのダース・ベイダーの声は、基本的にジェームズ・アール・ジョーンズが演じるものなのでしょう。
『ローグ・ワン』でのダース・ベイダーの出番は わずかながらも、重要な役割に
そのダース・ベイダーの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での出番は、「ほんの少しだけ」とのこと。そのためもあり、今回の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の場面写真の公式発表では、ダース・ベイダーが写っているものは残念ながらありません。
ただ、控えめな登場ながらも劇中では重要な役割を果たす模様…
ダース・ベイダーの撮影に、 ギャレス・エドワーズ監督もはしゃぐ!
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にてダース・ベイダーを撮影する準備は、2014年秋にスターキラー基地のセットで行われた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のテスト撮影まで遡るようで、ここで帝国軍の建造物内の背景幕を背に、ダース・ベイダーの装甲服への照明をいかに当てるべきか実験をしていたそうです。
監督のギャレス・エドワーズは、撮影時にセットでのセキュリティについてのルールを無視してスマホを取り出しダース・ベイダーを写真に撮った上、一緒に収まった写真まで撮るという、ただのファンになってしまったようです!
そりゃ、ダース・ベイダーで映画が撮れるとなればただのファンになってしまうよなぁ…気持ちはわかる!
『ローグ・ワン』で大きな役割を果たすモン・モスマ
ダース・ベイダーに続いて、こちらも『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジーに登場したキャラクターであり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のティーザー予告編に登場して『スター・ウォーズ』ファンをあっと言わせたモン・モスマについても詳細が明らかになりました。
『ジェダイの帰還』よりも大きくなる 『ローグ・ワン』のモン・モスマ登場シーン
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でモン・モスマは、ジン・アーソを反乱軍に採用してキャプテン・カシアン・アンドールとペアを組ませて、デス・スター設計図を奪取するミッションへ送り出すという、デス・スター破壊につながる中心的な役割を演じるとのこと。
キャスリーン・ケネディによると、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのモン・モスマの登場シーンは『エピソード6/ジェダイの帰還』よりも「かなり大きく」なるそう。まだ統制がとれていない反乱軍をまとめ上げるため、そのリーダーシップを発揮するようです。
『エピソード3/シスの復讐』削除されたシーンの ジュネヴィーヴ・オライリーが、モン・モスマ役を再演!
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でモン・モスマを演じるのは、ジュネヴィーヴ・オライリー。
『エピソード6/ジェダイの帰還』でのモン・モスマの印象に近く、その高い再現度に驚きますが、それもそのはず!ジュネヴィーヴ・オライリーは、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』DVDの削除されたシーンにてモン・モスマを演じた、あの女優なのです!
ジュネヴィーヴ・オライリーがモン・モスマを演じた『シスの復讐』の削除されたシーンは、パドメ・アミダラ、ベイル・オーガナらと共に、パルパティーン最高議長から非常時大権を手放させるべく「2000人の請願書」の提出について話し合う場面。
残念ながらこのシーンは本編から削除されてしまいましたが、それから約11年…『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でモン・モスマ役としてカムバックを果たしました!
前述の通り、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのモン・モスマの役柄は大きなものになるので、さすがに今回は出演シーンが削除されることはなさそうですし、『エピソード3』と『エピソード4』の間を描いた他のスピンオフ映像作品でも、しばらくジュネヴィーヴ・オライリーはモン・モスマ役で出演する可能性もあるでしょうね。
公開された場面写真からの情報
『ローグ・ワン』の主な戦場は、青い海と砂浜の楽園
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主要な戦場となるのは、青い海と砂浜が広がるトロピカルな楽園のような惑星。『スター・ウォーズ』シリーズにはじめて登場するタイプの惑星で、惑星の名前はまだ不明。
このリゾート地のような場所が戦場となるのは、第二次世界大戦で南太平洋が激戦区となったことからイメージされたそうで、撮影はモルディブで行われたとのこと。
ストームトルーパーがきれいな浅瀬の中を行軍する場面写真も公開されましたが、先日明らかになった岸辺の環境に特化したショア・トルーパーではない通常のストームトルーパーでも大丈夫なのか?それとも、このシーンで通常のストームトルーパーでは対応出来ない事態が起こり、ショア・トルーパーが投下されるのか?
デス・トルーパーが持つ、ストームトルーパーの人形
公開された場面写真の中には、黒いアーマーのデス・トルーパーがストームトルーパーの人形を持ってたたずむシーンも!『スター・ウォーズ』ギャラクシーでも、ストームトルーパーのフィギュアがあることが明らかに!
まぁ、フィギュアというよりも子どもが遊ぶ人形という雰囲気ですが、このストームトルーパー人形はストーリーの中で特別な意味を持つということなのです…
『フォースの覚醒』では、レイが自作した反乱軍パイロットの人形を持っていましたが、ストームトルーパーにあこがれる子どもがこれを持っていたのでしょうか…その持ち主はどこへ行って、なぜデス・トルーパーがストームトルーパー人形を持っているのか…
とても意味深なシーンです。
『ローグ・ワン』追加撮影について 主要スタッフに聞いてみた
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に関して最近話題となったトピックスは、映画上映時間の半分近くに及ぶほどの大幅な追加撮影が行われ、重厚な戦争映画ではなく明るいトーンにしようとしているというもの。
このとても気になる話を、Entertainment Weeklyでは『ローグ・ワン』の主要スタッフに直接聞いています。はたして真相は?
まず、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の追加撮影は約5週間行われ、「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ」直前の7月中旬に終わるスケジュールで、この撮影には『ボーン・アイデンティティー』シリーズの脚本家トニー・ギルロイが追加のセリフの執筆と、第2班監督を務めることがEntertainment Weeklyの信頼する情報筋からもたらされたと言われています。
追加撮影を行う理由
追加撮影を行う理由は、ルーカスフィルム内の顧問が『ローグ・ワン』によりエモーショナルな要素とアクションが必要であると感じたためとのことで、ギャレス・エドワーズによると追加撮影は元々計画されていたものだそうです。
ちなみに、大々的に報じられていませんが『フォースの覚醒』も2015年夏に追加撮影されています。
追加撮影によって『ローグ・ワン』のトーンが変わる?
キャスリーン・ケネディによると、今回の追加撮影によって『ローグ・ワン』が当初言われていた『バンド・オブ・ブラザース』のような戦争作品のトーンから変わってしまうことはないとのことで、ルーカスフィルムが意図した通りの映画になることをファンに保障すると発言しています。
そのため、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のトーンはダークであり、制作のウォルト・ディズニー・スタジオもその点はとても協力的とのこと。制作開始時には『帝国の逆襲』に近いトーンを考えていたようですが、それは今も変わっていないということです。
また、撮影面ではギャレス・エドワーズと『ゼロ・ダーク・サーティ』の撮影監督グリーグ・フレイザーのコンビネーションにより、これまでの『スター・ウォーズ』映画にはないユニークなスタイルが用いられている模様。
今後の『ローグ・ワン』の制作スケジュール
追加撮影が7月に終わった後は、8月に追加されたシーンを含めた編集作業が行われ、音楽を担当するアレクサンドル・デスプラによるスコアと、効果音の作業を9月に実施。
ちなみに、『フォースの覚醒』は10月まで編集作業を行っていたとのこと。本当にギリギリだ…
映画は完成作品がすべて。信じて待ちましょう
というわけで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主要スタッフへのEntertainment Weeklyによる取材では、元々想定されていたダークなトーンを変えることなく、残りのスケジュールでより映画を良くしようとする姿勢が感じられます。
メディアが報じるニュースは、多くの場合「制作が順調に進んでいます」ではネタにならず、「制作にトラブルが発生中」という話題の方がよりセンセーショナルで関心を惹きやすい傾向があります。トラブっている方が、ニュースとして面白く拡散されやすいからです。
何かがおかしいと思った時に、ファンが声を挙げるのは大切なことです。ただ、ネガティブな噂が流れただけで、まだ見ていない映画について批評することは少なくとも私には出来ません。
往々にして、こうした話は制作に携わっていない人にはどうすることも出来ないので、ここはスタッフを信じて待つことしか出来ないんじゃないかなと思います。映画が公開されたら、感じたことを声にして作品の真価を問うと良いでしょう。
ギャレス・エドワーズいわく、「映画作りをするとインターネットで読んだすべてのことを信じなくなる」そうです。もちろん、この記事も含まれることになりますがね…
『ローグ・ワン』は オープニングクロールから始まるのか?
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、スピンオフ映画となるためエピソードナンバーが付く『スター・ウォーズ』サーガ作品とは文法を差別化するべきと考えているようです。
例えば、『スター・ウォーズ』で象徴的なオープニングクロールの有無についても挙げられていますが、まだ議論の真っ最中なので確定的なことは言えないという状況。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、あのオープニングクロールから始まるとは限らないようなので、もしかすると映画版『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のように、『スター・ウォーズ』スピンオフ映画独自のオープニングから始まるのかも知れません。
次の『ローグ・ワン』新情報解禁はいつ?
今回のEntertainment Weeklyでの特集によって、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の基礎的な情報が解禁されましたが、次に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の新情報が公式に発表されるのは、いつになるのでしょうか?
これは、イギリスのロンドンで行われる「スター・ウォーズ セレブレーションヨーロッパ 2016」にて、キャスリーン・ケネディとギャレス・エドワーズ監督が登壇する『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のトークパネルが開催される7月15日(金)となるでしょう。もうすぐだ!
おそらく、今回のような静止画だけではなく『ローグ・ワン』の新たな映像も公開されるのではないか思います。昨年2015年の「スター・ウォーズ セレブレーション」と同様に、現地に行けない方もこの日はリアルタイムでの情報を要チェックです!
コメント
帝国圧政の時代だからこそ帝国の逆襲のような少し暗い雰囲気が見たかったので、戦争映画のトーンが変わらないというのはホッとしました。
ヴェイダー卿のジョーンズ再演は物凄く嬉しいですね!あのジョーンズ特有の渋い言い回しがあってこそのダース・ヴェイダーだと思います。
吹き替え声優の故大平透氏を継ぐ二代目声優さんも気になります。『反乱者たち』と一緒なのか、また別人なのか……
>真のBFを待つ者さん
ジェームズ・アール・ジョーンズの声が劇場で聴けるのは、テンションが上がります!
日本語吹替版は、「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン2で
大平透さんの後を継いでいる、楠大典さんとなるのでしょうかね…