『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のタイアッププロモーションを全世界で実施する企業6社を、ルーカスフィルムが発表しました!
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来、全世界規模でプロモーションを展開するタイアップパートナーを複数社まとめて発表することが恒例になっていますが、これで早くも4回目のリリースです。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のタイアップパートナーの発表は2017年9月だったので、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のグローバルタイアップの発表は公開まであと2か月という少し遅れたタイミングとなっています。
グローバルタイアップ実施企業一覧
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のタイアッププロモーションを全世界規模で展開する6社の企業は、以下の通り。
デニーズコーポレーション
日本でもおなじみのファミリーレストランのデニーズが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とタイアップ!
デニーズ本社は、アメリカ(グアムを含む)、カナダ、ニュージーランド、メキシコ、フィリピン、イギリスなどにて店舗を展開しています。
ただ、日本のデニーズはセブン&アイ・ホールディングスにて運営されており、30年以上前に国内での商標権を買い取っているので資本関係はなく、今回の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とのタイアップも無関係なものとなるでしょう。
デニーズと『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とのタイアップは、キッズメニューでの展開などになるのでしょうか…どんなノベルティが用意されるか、注目です。
イーシュランス
イーシュランスは、オンライン、電話にて受付を行なっているアメリカ、カナダ、メキシコで展開する保険会社。
日本ではサービス展開をしていないので(日本からは公式サイトにすらアクセス出来ない)、なじみのないブランドではありますが、スーパーボウル前後に放送したCMとSNSキャンペーンが話題になったこともあります。
ミレニアム・ファルコンは破損や故障は日常茶飯事なので、「ミレニアム・ファルコンのオーナーになっても、保険で安心!」みたいなコンセプトのプロモーションだと面白いですね。そもそも保険に入れなさそうですが!
『スター・ウォーズ』と保険会社というと、日本で『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にて損害保険ジャパン日本興亜がタイアップしたことがありました。チームワークをコンセプトにしたキャンペーンで、CMも流していましたね。
ゼネラル・ミルズ
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に続き、アメリカの食品メーカーであるゼネラル・ミルズは今回の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でもタイアップを実施。
これでウォルト・ディズニー制作の『スター・ウォーズ』作品ではタイアップ皆勤賞となりました!
ゼネラル・ミルズは、『スター・ウォーズ/新たなる希望』公開当時にはグループ傘下にアクションフィギュアのケナーを有していたこともあるほか、ディズニー制作になる以前にも『スター・ウォーズ』を用いたプロモーションを度々実施しており、『スター・ウォーズ』と縁深いブランドです。
日産自動車
『ローグ・ワン』、『最後のジェダイ』に続き、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でも日産自動車がタイアッププロモーションを実施!
これで『スター・ウォーズ』3作品目のタイアッププロモーションとなり、すっかり『スター・ウォーズ』おなじみのブランドになった日産自動車。日本でも、2013年に『スター・ウォーズ』を起用したプロモーションを実施していました。
これまでのタイアップでは、『スター・ウォーズ』限定車を販売するなどしていましたが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でもミレニアム・ファルコンからインスパイアされた限定車などに期待したいところ。
ソロ
ソロ(SOLO)は、パーティーで使われるようなカップやお皿などの使い捨て食器メーカー。アメリカ映画のパーティーシーンで、見覚えがあるような商品ですね。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とソロつながりのタイアップというわかりやすさは当然ながら、映画制作時からつながりがあったブランドがプロモーションでもタイアップしたことが、『スター・ウォーズ』ファンとしての驚きポイントです!
Han
First
Shot pic.twitter.com/KReR6rgKFT— Chris Miller (@chrizmillr) 2017年1月30日
昨年2017年1月末、当時『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督を務めていたクリス・ミラーのTwitterアカウントにアップされたカチンコには、本作のワーキングタイトル(制作時の仮タイトル)として「RED CUP」と記載されていました。
この「RED CUP」は、ソロが発売している赤いプラスチックカップのブランド名なのです!
ワーキングタイトルとして話題になった「RED CUP」が、公開時のプロモーションでもタイアップするとは…『スター・ウォーズ』ファンならニヤりとしてしまうプロモーションとなるでしょう!
シマンテックコーポレーション
シマンテックは、ウィルス対策ソフトのノートンでおなじみの世界的なサイバーセキュリティ企業。このサイトをご覧のみなさんのパソコンにも、ノートンが入っているかも知れません。
シマンテックと映画タイアップというと、日本では『バットマン ビギンズ』『スーパーマン リターンズ』といったアメコミヒーロー映画で、「脅威から守る」ことをコンセプトとしたタイアッププロモーションを実施していたこともありました。
ハン・ソロはならず者なので、どちらかというとハンの方がウイルスのような無法者のイメージがあるような気がしますが…ウイルスにやられる前に撃つ!みたいな感じでしょうか!
『ハン・ソロ』グローバルタイアップの特徴
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のグローバルタイアップ企業は『最後のジェダイ』と同じ6社で、同じアンソロジーシリーズの『ローグ・ワン』の5社よりも多くなりました。
その企業の顔ぶれは、『最後のジェダイ』でのタイアップのように先鋭的なブランドというよりも、よりマスマーケティングを行いやすい企業が集まったという印象です。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『最後のジェダイ』以上に幅広い層に対してプロモーションを行っていくことになるのかも知れません。
また、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では『フォースの覚醒』以来、『スター・ウォーズ』シリーズとタイアップしてきた大手通信会社のベライゾンの名前がありません。ベライゾンはワールドプレミアなどのWEB中継や配信にてスポンサードしていたので、こうした通信面の展開が従来通りとなるのか注目です。これでディズニー制作下でのタイアップ皆勤賞はゼネラル・ミルズのみになりました。
個人的に注目しているのは、やはり映画のワーキングタイトルにもなっていたソロです!使い捨てカップのメーカーが、超大作映画とどのようなプロモーションを行うのか…
日本での『ハン・ソロ』タイアップはどうなる?
日本での『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のタイアップは、基本的にはこれらのグローバル企業とは切り分けて、日本独自のタイアップ企業が揃うことになるでしょう。デニーズは日本とは別法人、イーシュランス、ゼネラル・ミルズとソロは日本法人がなく、日産自動車はアメリカ法人のみのため、日本でも展開の可能性があるとしたらシマンテックくらいでしょうか。
『最後のジェダイ』は日本ではタイアッププロモーションを実施していないという、これまでの『スター・ウォーズ』シリーズでも異例の作品となり残念でしたが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は何かしらのタイアップがあることを期待したいものです…
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