Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」第1話「ホントの冒険ができるかも」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」第1話「ホントの冒険ができるかも」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」第1話「ホントの冒険ができるかも」の本編鑑賞後にご覧ください。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の他のエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」第1話「ホントの冒険ができるかも」レビュー
「半ぶん大人の少年」と「半ぶん少年の大人」が一緒に見られる、80年代テイストの冒険譚
もしも、学校の帰り道に見つけたキラキラとした小石が、宝物のありかを示す宝石だったら…住んでいる団地のエレベーターの普段押せないボタンがある日、押せるようになって最上階にあった秘密のドアを見つけたら…家の裏山に、宇宙船が埋まっていたら…
子どもの時に、日常の中で不思議な冒険の入口がもしあったら、と夢想したことはないだろうか。
『グーニーズ』や『E.T.』などといった、スティーヴン・スピルバーグが立ち上げたアンブリン・エンターテインメントが1980年代に製作した作品からの影響を、ショー・ランナーのジョン・ワッツが公言している本作「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」。
第1話「ホントの冒険ができるかも」は、あの頃に作られた日常からはじまる冒険譚を下敷きに、『スター・ウォーズ』ギャラクシーを舞台にして、そこに住んでいるごく普通の少年少女たちの目線で語っていくシリーズであることが、明確に伝わってくるエピソードだ。
変わり映えのない日常の中で子どもたちが冒険を夢想することは、アンブリンがヒット作を連発した1980年代も、今も変わらない普遍性がある。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」を見る子供たちにとっては、自身と近い年代のキャラクターたちに共感を覚えるだろうし、『グーニーズ』などの映画を見て育った当時の子どもたち、つまり現在の30代後半以降の世代にとっては、幼少期に見た映画の空気を感じられてノスタルジーを感じるだろう。
それは、ジョージ・ルーカスが子どもたちのための映画を作ろうとして『スター・ウォーズ』を制作したことにも通じるものがある。子どもたちと、かつて子どもだった大人たちが楽しめるもの。
つまり、主人公と同じ「半ぶん大人の少年」と、「半ぶん少年の大人」が、一緒に見られるような作品となっている(「半ぶん大人の少年か 半ぶん少年の大人が ひとときなりとも楽しめればと 下手な趣向を凝らした次第」は、コナン・ドイルの『失われた世界』の巻頭句で、ジョージ・ルーカスはノートにこの巻頭句を書いていたという)。
『スター・ウォーズ』ファンと等身大の主人公
「マンダロリアン」シリーズや「スター・ウォーズ:アソーカ」と同じ頃の設定である「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は、帝国が崩壊して新共和国が秩序の維持を担っているものの、辺境のハイパースペース・ルートでは海賊行為が横行している時代が舞台。
主人公は、惑星アト・アティンに住んでいる夢見がちで、ジェダイのような人を助けるヒーローに憧れているウィム。
ジェダイとシスのフィギュアで遊び、友達のニールとは通学中にライトセーバーごっこをし、テストの日程を忘れて前日に焦り、授業中はジェダイの落書きをし、帰り道は缶を蹴りながら帰ってくる。
きっと多くの『スター・ウォーズ』ファンが、かつてウィムのようであり、今まさにウィムのように生きているだろう。
そんなウィムは、母とは同居していないようで、父は仕事ばかりで明らかに子どもと接せられておらず、大人と子どもの間の時期のウィムに寄り添えていない。多くの家族がいるニールとは対照的で、家庭環境には問題を抱えているようだ。
『E.T』の主人公のエリオットが、母子家庭だったように。
授業中にジェダイの落書きをしていたウィムは、翌日に職業適正テストがあることを知る。学校にやって来た管理局次官のファラによると、職業適正テストでキャリアの方向性が決まれば、惑星アト・アティンで「大いなる事業(The Great Work)」に貢献出来るという。
生徒たちが将来希望する職業について発言する中、ファラに指されないように身をすくめるウィムだったが、そういう時こそ当てられてしまうものだ。ウィムは、父のようなシステムコーディネーターではなく、危険などが迫った時に人々を助けられるようになりたいと発言するが、授業をするドロイドからはそれはセーフティドロイドの仕事だと言われてしまう。
将来の希望が理解されず、周囲の子どもたちとのギャップがあるウィム。家族に囲まれたニールの家庭を羨望しながら、誰もいない家にひとり帰る。そんな日常への反動からなのか、何かワクワクすることを探し求めているウィム。
失われたジェダイ・テンプルを求めて
一方、そんなウィムがホバー・バイクで走行している姿を見たファーンは、KBとともにホバー・バイクを乗り回している。が、所詮は子どもが乗れるホバー・バイクであり、年上と見られるボンジ・ファルファからは負け犬とバカにされる。
ファーンの母は役人で、その家にはドロイドもおり、学級委員長にもなるなど、恵まれた家庭にいることがわかる。しかし、ファーンはホバー・バイクに乗る時や学校にいる時と、家で母と話している時ではそれぞれジャケットの異なる面をリバーシブルで着用している。ファーンの二面性が現れている衣装で、この生活の中でどこか満たされない心情が伺える。
職業適正テストの朝、ウィムはまさかの寝坊。スクールトラムに乗り遅れ、ホバー・バイクで学校まで近道をすることに。急ぐあまり小さな崖に落ちてしまったウィムは、崖の中に遺構のようなものを見つけるが、セーフティ・ドロイドに見つかってしまう。
テストを受けられなかったため、学校で呼び出しを待っていたウィムは、ホバー・バイクを走らせて同じく呼び出されたファーンと出会う。
迎えに来たファーンの父は、ウィムが森の中で失われたジェダイ・テンプルがあったという話を聞かず、テストを再受験出来るようにしたが、合格には全問正解が必須であると告げる。
だがウィムはニールとともに、森へジェダイ・テンプルを探しに出かけてしまう。2人は森で、先回りしていたファーンとKBに出会う。ウィムとニールは、埋まっている構造物の扉が開いたら自分たちが先に入ることを条件に構造物を掘り出すことに。
男子はジェダイ・テンプルというロマンのため、女子はホバー・バイクに必要なパワー・コンバーターという実利のため、協力して構造物を掘り出し、その扉を開けることに。
ついに扉が開くと、ウィムは自身を探す父の声から逃れるように中へ入っていく。ニール、ファーン、KBもウィムを追って行って…
『スター・ウォーズ』から冒険映画の要素を抽出した「スケルトン・クルー」
宇宙船やフィギュアで遊び、友達とライトセーバーごっこをする…これってまるで自分たちのこと!と、『スター・ウォーズ』ファンが思ってしまうような、子ども心を映し出したような存在のウィムが主人公であり、また彼を取り巻く環境もディズニープラスや『スター・ウォーズ』を見ている方々自身と境遇の近い、中流階級の暮らしであり、アメリカの住宅地を思わせる整然とした街に住み、平和を享受している。
『スター・「ウォーズ」』とは無縁な世界だ。
主演はジョッド・ナ・ナウッドを演じるジュード・ロウだが、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の主人公は4人の子どもたちであるということが鮮明である(もっとも、シルヴォ船長の吹き替えキャストがジョッド・ナ・ナウッドと同じ森川智之ということは…)。
第1話「ホントの冒険ができるかも」の大半を占める子どもたちの演技は、実際の子どもたちの日常を切り取ったようで、自然な会話劇となっており、視聴者の大人たちにとっては自身の子どもの頃を思い起こさせてくれるような、印象的なものになっている。
ニール役のロバート・ティモシー・スミス、ファーン役のライアン・キエラ・アームストロング、KB役のキリアナ・クラッタ、ウィム役のラヴィ・キャボット・コニャーズ(と多くのスタッフ)の演技は、往年の子どもたちが活躍するファンタジー映画のような音楽とともに、いつもよく知っている場所にあるこれまで気付かなかったような秘密の扉を見つけたような、日常の中のちょっとした冒険を上手く表現している。
プロダクションデザインは、アメリカの住宅地や学校のような舞台や、子どものマウンテンバイクのようなホバー・バイクなどを、異世界である『スター・ウォーズ』ギャラクシーらしい要素で成形し直しているような印象で、デザインは異なれどその建物や物体が持つ役割はちゃんと認識出来るし、自身の日常生活の中で馴染みがあるように錯覚させるようなデザインだ。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は、様々な側面を持つ『スター・ウォーズ』の中から、胸踊る冒険映画の要素を抽出したような作品だ。1977年の『新たなる希望(エピソード4)』では、ルーク・スカイウォーカーが家でドロイドを買ったことで、日常から冒険へと飛び込んでいった。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」を鑑賞する上で、『スター・ウォーズ』シリーズを事前に見ることも、シリーズに関する知識も必要ない。ただ見ている間、楽しませてくれる作品である。
そんなシンプルな娯楽作であるが故に、ストーリーとキャラクター、そしてキャラクター配置には1980年代の映画作品を下敷きにしていることから、既視感はある(それが良い点でもあるのだが)。
ウィムとファーンは冒険を経て、家庭環境の中で抱えていた心の問題を乗り越えるような成長の糧を得るのだろう。『E.T』や、同じくアンブリン・エンターテインメントのスティーヴン・スピルバーグ作品へのオマージュであるJ・J・エイブラムス監督の『SUPER8/スーパーエイト』のように。
現代は『グーニーズ』などの1980年代の映画を配信で気軽に見ることが出来て、また古びない魅力があるとはいえど、2020年代という同時代的な要素を取り入れて、今を生きるウィムたちのような子どもたち、つまり次の世代に向けて語り直すのは意義のあることだと思う。
そして1977年の作品である『スター・ウォーズ』という1980年代のハリウッド映画を形作った作品が、影響を与えた作品たちのエッセンスを取り入れていく環流の構造も面白い。
王道のストーリーラインの中で、どのように『スター・ウォーズ』らしさ、そして「スケルトン・クルー」らしさを出していけるか。「半ぶん大人の少年」と、「半ぶん少年の大人」の心に残る冒険譚に期待が膨らむ第1話だ。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」第1話「ホントの冒険ができるかも」トリビアチェックポイント
ヴェイン
シルヴォ船長が率いる海賊たちの中には、「マンダロリアン」シーズン3に登場したヴェインの姿が一瞬、見られる。
ヴェインは、「マンダロリアン」シーズン3 第1話「チャプター17:背教者」に登場。
ネヴァロにて、上級監督官となったグリーフ・カルガと再会したディン・ジャリンの前に現れたヴェインは、海賊王ゴリアン・シャードの手下だった。
グリーフ・カルガとは昔馴染みだが、学校へと改装されたカンティーナで飲ませろとトラブルを起こしたことで、グリーフ・カルガにより仲間を射殺され、追い払われる。
第5話「チャプター21:海賊」では、海賊王ゴリアン・シャードがネヴァロに逆襲。ヴェインも海賊のスナブ・ファイターで襲撃してくるが、ディン・ジャリンのナブー・N1スターファイター、ボ=カターン・クライズのコムルク級ファイターによって海賊の戦闘機群は次々と撃墜。
残りヴェインの1機のみとなったところで、ヴェインは逃亡。壊滅したゴリアン・シャードの海賊団の中から生き延びた。
この「マンダロリアン」シーズン3でのヴェインの描写から、ゴリアン・シャードの海賊団の壊滅後はシルヴォ船長の海賊団に移ったと思われ、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は「マンダロリアン」シーズン3よりも後の時系列だと考えられる。
『新たなる希望』でのタンティヴⅣ船内を彷彿とさせるセリフ
海賊のシルヴォ船長は、乗り込んだ宇宙船の船長の首を絞めながら、大型貨物船でクレジットは積んでいないという説明に対して、「If this is a bulk freighter, why is your vault magnetically sealed?(大型貨物船なら、なぜ金庫が磁気封鎖されている?)」と言う。
これは『新たなる希望(エピソード4)』にて、ダース・ベイダーが乗り込んだタンティヴⅣ船内で外交船だと言うレイマス・アンティリーズ船長に対して、「If this is a consular ship, where is the ambassador?(外交船なら、特使はどこにいる?)」と言うセリフにシチュエーションも含めて近しい。
シスタヴァネンのブルータス
シルヴォ船長の海賊団のブルータスの種族は、シスタヴァネンだ。
シスタヴァネンは、1997年の『特別篇』以前の『新たなる希望(エピソード4)』に登場していた、ラック・シヴラックの種族だ。
また、ブルータスの声を演じているフレッド・タタショアは、「クローン大戦」でクワイ=ガン・ジン、オポー・ランシセスを、「クローン・ウォーズ」でターパルスの声を演じている。
ジェダイとシスのフィギュア
ウィムは、緑色のライトセーバーを持ったジェダイと、赤いライトセーバーを持ったシスの人形で遊んでいる。
英語字幕では、ウィムがジェダイとシスの声真似をしていることが明記されているので、この人形は実際にジェダイとシスを模ったものだとわかる。
グレーミルク
ウィムが朝食のシリアルに入れている飲み物は、ブルーミルクよりも暗い色をしている。
Star Wars.comの「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」のエピソードガイドによると、これはグレーミルクという。
ウィムを演じたラビ・カボット=コニャーズによると、このシリアルに入れたグレーミルクの味は「グレー」だそうだ!
フロッグ=ドッグ
家を出て登校するウィムは、アイソリアンのイックが飼うフロッグ=ドッグのような生き物に飛びかかられる。
『ジェダイの帰還(エピソード6)』では、ジャバの宮殿にてブーボ(ブーボイキュラー)というフロッグ=ドッグが登場している。
RXシリーズ・パイロット・ドロイド
ウィムとニールが登校時に乗るスクールトラムのドライバーは、RXシリーズ・パイロット・ドロイドだ。
RXシリーズ・パイロット・ドロイドは、ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ」にてスタースピーダー3000のパイロットを務めていたドロイドのRX-24で知られている。
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」へのリニューアル後、スタースピーダー1000のパイロットはAC-38(とC-3PO)が務めているが、アトラクション内ではスタースピーダー1000への搭乗前の通路で、RX-24を見ることが出来る。
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は、初代「スター・ツアーズ」よりも前の時代設定ということで、このRX-24には「DEFECTIVE(欠陥品) RETURN TO FACTORY(工場へ返却)」と、後のトラブルを引き起こす片鱗も見せているのだ…
「スター・ツアーズ」で起きた出来事は正史(カノン)ではないが、正史では「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン1 第3話「嘆きのドロイド」、シーズン2 第8話「旧友」にてRXシリーズ・パイロット・ドロイドが登場。
「嘆きのドロイド」に登場した個体はRX-24とされており、このドロイドはバトゥーに不時着してブラック・スパイア・アウトポストのオーガのカンティーナにてR-3XとしてDJを務めている。
ディズニーランドのテーマエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のレストラン「オーガのカンティーナ」に行けば、このR-3Xを見ることが出来る。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」では、オープニングのディズニープラスオリジナル『スター・ウォーズ』作品に付いているイントロにもRXシリーズ・パイロット・ドロイドが登場している。
大いなる事業
ウィムたちの学校にやって来た管理局次官のファラは、職業適正テストでキャリアの方向性が決まれば、惑星アト・アティンで共和国を平和と力を保つための「大いなる事業(The Great Work)」に貢献出来るのだと生徒たちに言う。
スカイウォーカー・サーガの200年前の時代を舞台にした書籍シリーズ「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」では、共和国議長のリナ・ソーが「大事業(グレート・ワークス)」として、共和国を銀河的な組織とするため、基盤設備から文化的なものまで多数のプロジェクトを進めていた。
銀河縦断通信中継装置やバクタ培養のコード解析などのほか、「最も大きな大事業(グレーテスト・ワークス)」と呼ばれていたプロジェクトは、アウター・リムにおける共和国の拠点となる巨大なステーション、スターライト・ビーコンだ。
ファラが言う「大いなる事業」とは、共和国時代の「大事業(グレート・ワークス)」に敬意を表して名付けた新共和国によるプロジェクトなのか…同一名称であることに意味があるのか、気になるところだ。
パワー・コンバーター
KBは、ホバー・バイクのパワー・コンバーターを新しく交換する必要があると言う。
『新たなる希望(エピソード4)』では、オーウェン・ラーズからR2-D2とC-3POのクリーニングを命じられたルーク・スカイウォーカーは、トシ・ステーションにパワー・コンバーターを取りに行くのだと抵抗していた。
ボンジ・ファルファ
ファーンが週末にレースをする相手であり、故障したホバー・バイクとファーンをバカにしたボンジ・ファルファの役名は、ジョージ・ルーカス監督作品『アメリカン・グラフィティ』でハリソン・フォードが演じたボブ・ファルファへのオマージュとして名付けられた。
Wizard
ウィムは、ファーンのホバー・バイクを「It’s totally wizard(最高にイケてる)」と絶賛する。
「Wizard」は、『スター・ウォーズ』ギャラクシーで用いられているスラングで、『エピソード1/ファントム・メナス』では、アナキン・スカイウォーカーの友達のキットスターが「This is so wizard, Annie」とポッドレースの開催前にそのポッドレーサーの出来栄えについて讃えていた。
「スター・ウォーズ レジスタンス」シーズン1 第14話「ドーザのジレンマ」では、トーラ・ドーザが新しいドローン・ブラスター・ゲームを指して同じフレーズを使っている。
「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」「チャプター5:マンダロリアンの帰還」では、ナブー・スターファイターでモス・アイズリー宇宙港に帰還したディン・ジャリンが、その乗り心地を「Wizard(最高だ)」と言っている。
「ホリデー・スペシャル」のホロプログラム
ニールの弟妹が家で見ているホロプログラムには、サーカスや大道芸のようなパフォーマンスを行う一団が映し出されている。
これは、1978年に放映された「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」で、チューバッカの息子であるランピー(ランパワロー)が見ていたアクロバット・ダンサーのホロプログラムと同じものだ!
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」のコスチュームデザイナーは、このシーンのために「ホリデー・スペシャル」のオリジナルのワードローブスケッチを参照して、衣装を再構築したという。
「ホリデー・スペシャル」の要素を再現するための、このこだわりは素晴らしい…
地中に埋まるジェダイ・テンプル
ジェダイ・テンプルは、危険が迫ると自動で地中に埋まるとウィムは言う。
地中に埋まっているジェダイ・テンプルは、「反乱者たち」に登場した、ケイナン・ジャラスとエズラ・ブリッジャーの前に現れたロザルのジェダイ・テンプルを彷彿とさせる。
ジェダイに関する出来事は、伝説となってこの時代にも語り継がれているようだ…
ミック・ジアッキーノ
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の音楽を担当しているのは、ミック・ジアッキーノだ。
ミック・ジアッキーノは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の音楽を担当したマイケル・ジアッキーノの息子である。
ミック・ジアッキーノは、マイケル・ジアッキーノが音楽を手掛けた「THE BATMAN-ザ・バットマン-」や『ズートピア』のシリーズ作品である、「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」や「ズートピア+」も担当。
このように、父であるマイケル・ジアッキーノが手掛けた作品の関連作品の音楽を多く担当しているミック・ジアッキーノ。「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」によって、『スター・ウォーズ』もそのひとつに加わることに。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。
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