「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」刊行!ポプラ社編集担当にインタビュー

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音のでるストーリーブック スター・ウォーズ

 日本初の『スター・ウォーズ』のサウンドが楽しめる書籍「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」が11月25日(金)に刊行されます。

 ビジュアル面だけではなく、異世界感のある様々な効果音や、ジョン・ウィリアムズによる楽曲も欠かすことが出来ない要素である『スター・ウォーズ』。

音のでるストーリーブック スター・ウォーズ

 この「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」は、『エピソード1/ファントム・メナス』から『フォースの覚醒』までの『スター・ウォーズ』サーガのストーリーが楽しめる本に、『スター・ウォーズ』に登場する音やメロディなどのサウンドを収録したモジュールが付いた書籍!

 『スター・ウォーズ』のストーリーを楽しみながら、効果音や音楽を鳴らすことが出来るという、映画さながらの読書体験が出来る一冊です。

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『スター・ウォーズ』の32の効果音とメロディを収録

音のでるストーリーブック スター・ウォーズ

 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」に収録されているサウンドは、30種類の効果音と、「メイン・タイトル(主題曲)」「帝国のマーチ」の2曲のメロティを収録。

 効果音の一例は、以下の通り。キャラクターのセリフや印象的なドロイド、エイリアンの声、ビークルが出す音など、バラエティ豊かなラインナップ。

  • Xウィングの飛行音
  • R2-D2の声
  • グリーヴァス将軍の咳
  • AT-ATの歩行音
  • ジャワの話し声
  • ヨーダの声
  • ミレニアム・ファルコンのブラスター音
  • BB-8の音
  • オビ=ワン・ケノービの声
  • ハン・ソロの声
  • イウォークの声

 また、メロディと効果音は同時に出すことも可能。例えば、「帝国のマーチ」を流しながらダース・ベイダーの呼吸音とAT-ATの歩行音を出して『エピソード5/帝国の逆襲』のホスの戦いを再現!したり、様々な組み合わせが出来ます。

 さらに、サウンドはイヤホンで楽しむことも可能なので、電車の中などの音に気を付けなければならない場所でも中でも機能をフルに楽しむことが出来ます。

「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」 ポプラ社編集ご担当者様にインタビュー!

 これまで、日本でも数々の『スター・ウォーズ』書籍が発売されてきましたが、初のサウンドモジュールが付きというユニークな本を刊行するのは、児童書から一般書まで幅広く取り扱っているポプラ社。

 「スター・ウォーズ ウェブログ」では、この「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」のポプラ社編集ご担当者様にインタビューをさせて頂きました。

 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」を中心に、ポプラ社が刊行する『スター・ウォーズ』書籍についてのお話を伺いました!

日本オリジナル企画の 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」

音のでるストーリーブック スター・ウォーズ

―― ポプラ社さんでは、昨年から『スター・ウォーズ』書籍をストーリー&データブックから、「STAR WARS フォースの覚醒 シールコレクション」のようなシールブックまで幅広く発売されています。まもなく映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開から1年が経ちますが、反響のほどはいかがでしょうか?

ポプラ社 昨年の映画『フォースの覚醒』公開時には、多くのメディアで映画が話題になり、全国の書店様店頭で関連書籍のフェアが展開されました。

スター・ウォーズ 100シーン

 そのおかげもあって、「スター・ウォーズ100シーン」などの映画公開前に発売したタイトルは、大好評につき重版がかかりました。ネット書店様を通じた購入も多く、今まで弊社のキャラクター部門が対象にしてきた子どもだけでなく、幅広い読者のみなさまに、『スター・ウォーズ』の本を楽しんでいただけていると感じています。

―― これまでポプラ社さんが刊行された書籍は、イギリスの出版社DKが海外で発売した本の翻訳版でしたが、「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」は日本オリジナル企画なのでしょうか?

 日本オリジナル書籍ですと、企画・編集作業も翻訳本とは多々異なるのではないかと思いますが、印象的な出来事が何かございましたら教えてください。

ポプラ社 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」はポプラ社で企画・編集を行ったオリジナル企画です。本書の内容の制作だけでなく、この本に付属した音が出るモジュールに収録する音の選定などを一から行いました。

 刊行にあたっては、内容・モジュールのデザイン・収録音のそれぞれにルーカスフィルムの監修が必要でした。彼らの厳しい審査を受けることで、『スター・ウォーズ』という壮大な世界観を守ることをとても彼らが大切にしていることを感じ、そのことが強く印象に残りました。

映画制作者の思いの入ったマシン音を多く収録

―― 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」はその名の通り30種類もの効果音と、2曲のメロディが楽しめることが大きな特徴です。

 『スター・ウォーズ』には印象的なサウンドや楽曲が多々ありますが、膨大な音声の中からどのようにセレクトされたのでしょうか。

ポプラ社 一番の決め手は、私自身の主観で印象に残っているものです(笑)また、ダース・ベイダーやR2-D2といった一度でも映画を見たことのある人ならわかる音と、何度も見ないとなかなか気づかないような音のどちらも楽しんでもらえるように音を選定しました。

 その中でも、映画の制作者が思いを入れて作っているマシンの音をできるだけたくさん入れるようにしています。

―― 本書に収録された効果音の中で、お気に入りがございましたら教えてください。

ポプラ社 私はオビ=ワンのファンなので、彼の「May the force be with you」がお気に入りです。

音のでるストーリーブック スター・ウォーズ

―― 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」は、今まで使用したスピーカーの中でも最も高性能のスピーカーを採用されたとのことです。スピーカーへのこだわりポイントを教えてください。

ポプラ社 「メインタイトル(主題曲)」や「帝国のマーチ」の聞こえ方に厚みがあるものを選びました。この本のモジュールはこの2つのメロディと効果音を同時に押して楽しめるものになっているため、BGMになるメロディがしっかりと楽しめるようなスピーカーにしています。

「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」が出来るまで

―― 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」は、企画から出版までにどれくらいの時間がかかっているのでしょうか。

ポプラ社 企画が監修元であるディズニー社の承認を受けたのが今年(2016年)の3月です。それから刊行まで8ヶ月かかりました。企画承認からは5ヶ月の制作期間を経て、印刷がスタートしています。

 その間に、テキストの作成・画像の選定・本紙のデザイン・モジュールのデザイン・収録音の選定などを行いました。

 今回の本は、冊子部分の印刷だけでなくモジュールを作るためICの基盤やプラスチックの成型が必要になります。モジュールもBB-8やライトセーバーをあしらっていて、製造に時間がかかっています。そのため通常の書籍よりも、入稿から完成までの時間が2ヶ月ほど長く必要となりました。

―― 今後のポプラ社さんの『スター・ウォーズ』書籍の刊行情報を教えてください。

ポプラ社 現状では刊行予定はありません(11月25日にはレゴ スター・ウォーズ アイデア50も刊行)が、担当編集としては次回以降の映画公開にあわせて新たな書籍を刊行したいと考えております。

―― 『スター・ウォーズ』ファンの方々に、メッセージがございましたらお願いします。

ポプラ社 今まで数多くの『スター・ウォーズ』関連書籍が出版されてきましたが、「音」をとりあげてしかもその音が実際に楽しめるというものは日本ではじめての試みです。この本を通じて、『スター・ウォーズ』の音の世界の魅力をあらためて体感していただければ幸いです!

ポプラ社『スター・ウォーズ』 関連書籍特設サイトもオープン

 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」はポプラ社オリジナル企画なので、この本が楽しめるのは日本だけ!ということですね。海外の書籍の邦訳版が読めることももちろん重要なのですが、日本発信の書籍企画が出来るというのも意欲的だと感じます。

 また版権元からの企画承認から書籍の刊行まで8カ月と、やはり一冊の書籍を作るにはかなりの時間が必要なんですね!版権元に企画を提出するには、もちろん企画立案の時間も必要なので約1年ほどを費やしての刊行。

 出来上がった本を書店でお家で、しかと受け止めましょう…

 「音のでるストーリーブック スター・ウォーズ」以外にも、様々な『スター・ウォーズ』書籍を刊行しているポプラ社では、『スター・ウォーズ』関連書籍特設サイトもオープン。

 10月に発売された「レゴ スター・ウォーズ 100シーン」や、11月25日(金)に刊行の「レゴ スター・ウォーズ アイデア50」といったレゴ『スター・ウォーズ』書籍についての情報もあります。

記事作成ご協力:株式会社ポプラ社

summer2005

2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。

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