ルーカスフィルム公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション アナハイム 2022」の開催期間が、当初発表された2022年8月18日(木)~21日(日)から、2022年5月26日(木)〜29日(日)に変更されることが発表されました。
延期ならばまだ理解しやすいところですが、1度発表した会期を前倒しするというのは様々なリスクが考えられるため、よほどの理由があったのではと思います。
前倒しにした分、準備期間も短くなりますし、すでに1度延期してまだ払い戻さずチケットを持ち続けているファンは、引き続き参加する場合でも宿泊地や移動手段の変更と再手配をしなければなりませんし、来年8月は都合が良くても、5月の都合は合わない方々も出てくるでしょう。結果的にイベント動員に響くものだと思います。
「スター・ウォーズ セレブレーション」公式サイトでの説明には、「可能な限り最高のファン体験を提供するために、ホテルと会場のチームとさらに検討した結果」とあり、会場となるアナハイムコンベンションセンターや周辺のホテルにおいて何らかの不都合が生じたのではと思われます。
「スター・ウォーズ セレブレーション アナハイム 2022」のチケット購入者で、新たな会期でも参加する場合は自動的に移行され、払い戻しを希望する場合は「スター・ウォーズ セレブレーション」公式サイトから2021年6月11日(金)までに手続きを行う必要があります。
マスク着用が見えないヘルメットコスチュームは不可。Withコロナの「セレブレーション」
「スター・ウォーズ セレブレーション」公式サイトでは、健康と安全のためのガイドラインも公開されており、新型コロナウイルスが感染拡大してから初の「セレブレーション」がどのようなものになるか、伺い知ることが出来ます。
まず、マスクの着用は必須となり、鼻と口を完全に覆ってぴったりとフィットするものとされており、バンダナやコスチューム用のマスクなどは認められません。
またマスクを着用していることは常に見える必要があり、これはコスチュームにも適用されるため、マスク着用が視覚的にわからないコスチュームは難しいことになります。
こうなると、ダース・ベイダー、ストームトルーパーなどの帝国軍トルーパー、ボバ・フェットなどのマンダロリアンといった顔がすべて覆われてしまうヘルメットのコスチュームは、会場で見掛けなくなるでしょう。
501部隊をはじめとして、ヘルメットキャラクターのコスチュームは素顔を見せるような形となりますが、カイロ・レン、ディン・ジャリンやボバ・フェットあたりはヘルメットをしていなくても自然ですね。
出来るとすれば、マスクの着用がわかるような形で顔の部分が見える兜のようなものとなるのではないでしょうか。フルフェイスではなく、『スペースボール』のダーク・ヘルメットのような…
この点だけでも、Withコロナ時代の「スター・ウォーズ セレブレーション」ということを実感します。フルフェイス形のコスチュームを着用したいファンは、このガイドラインに適合する形で新たなコスチュームを考え出していくのでしょう。
合わせて、ソーシャルディスタンスの項目もあり、会場のレイアウトはお互いの距離が取れるようなものにしているほか、来場者は導線の進行方向の案内に従うことになります。
「スター・ウォーズ セレブレーション」は2019年のシカゴから専用アプリを用いることで、それまで注目のトークパネルは前夜から徹夜で並ばなければならないような状況だったところを、事前抽選を実施して混雑を緩和していましたが、2022年のアナハイムではさらに混雑や密のない「スター・ウォーズ セレブレーション」となりそうです。
とはいえ、2019年のシカゴも初日に「セレブレーション ストア」の時間予約が動作せず、結局長時間の行列が出来ていたのですが…
多くのファンが密集する「セレブレーション」会場は、しばらくの間は見られないのかも知れません。
現状では、新型コロナウイルスの影響により従来のような会場で行われるコンベンションは実施出来ていませんが、ワクチンの接種により様々な規制が緩和されつつあるアメリカで1年後に開催される「スター・ウォーズ セレブレーション アナハイム 2022」は、コロナ発生後のコンベンションの先鞭となっているのでしょう。
日本からの渡航を考えると、外務省は現在アメリカをレベル3の渡航中止勧告エリアとしており、この状態からあと1年で、国内外がどこまで正常化するのかということにかかっています。
こればかりは世界情勢次第ですが、アメリカが収束に近づき、その他の地域は引き続き海外旅行どころではない状態だとすると、今回はどちらかというと現地はアメリカ国内のファンが集い、海外はオンラインでトークパネルなどを楽しむというスタイルのイベントになるのかも知れません。
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