ウォルト・ディズニー・ジャパンより、「スター・ウォーズ エピソード8」の日本公開日が、2017年12月15日(金)に決定したことが発表されました!
2017年12月15日(金)は「スター・ウォーズ エピソード8」世界公開日と同日なので、『フォースの覚醒』と同じく「エピソード8」も全世界同時公開となります!
また、公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は3月25日(金)になんと日本のすべての劇場、スクリーンにて上映終了することも発表されました。全国すべての劇場で一斉に上映終了日を決めてアナウンスするのは、超異例です…
全国紙の新聞でも、『フォースの覚醒』の上映終了日と「エピソード8」の世界同時公開を告知する全面広告が掲載!上映終了を告知する全面広告なんて、はじめて見た…
あの熱狂よ再び! 「エピソード8」は日本を含む全世界同時公開!
『フォースの覚醒』と比較すると、若干早い日本公開日発表
まずは、「スター・ウォーズ エピソード8」の日本公開日について。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の日本公開日の発表は、公開前年の2014年5月4日「スター・ウォーズの日」でしたので、「スター・ウォーズ エピソード8」の日本公開日の発表は比較すると早めとなりました。
まだ記憶に新しい、昨年末の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の時の全世界同時にやってくる興奮が、また来年も楽しめるかと思うと今からワクワクです!
みんな「ローグ・ワン」を忘れてない?
「エピソード8」楽しみだなぁ…と思う一方で、その前に「ローグ・ワン」があるだろ!まだ「ローグ・ワン」の日本公開日が発表されていないじゃないか!と、この一報を知った時に思いました…
「ローグ・ワン」の世界公開までもう300日を切っているのに、ひとつ飛ばして「エピソード8」の日本公開日を先に発表しちゃうのか!
「エピソード8」に比べるとファンの間でも認知が低かったり、どうにも地味な印象のある「ローグ・ワン」。「ローグ・ワン」は最初の『スター・ウォーズ』スピンオフ映画なので、『スター・ウォーズ』映画シリーズの今後を占う作品なので重要な1作なのですが…
「エピソード8」公開日発表の方がインパクトがあるのはわかるのですが、配給が「ローグ・ワン」を軽んじてしまうと、シリーズの将来に響くのではないかと今から不安です…
『フォースの覚醒』は異例の 3月25日(金)全国一斉上映終了!
そして、驚いたのが現在公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の全国一斉上映終了日の発表。
日本の映画興行で、「全国一斉に上映終了日を決めて告知する」という手法は超異例です。『フォースの覚醒』は公開初日の全国同時刻一斉上映も大きな話題となりましたが、最初がせ~ので始まるなら最後もせ~ので終わるとは!
通常、上映終了日は作品/劇場ごとに臨機応変に決定
現在の映画興行の主流であるシネコンは、その映画の動員状況によって上映回数や上映期間をコントロールすることが出来るフリーブッキング制。
客入りが悪い映画は早めに上映終了に出来、ヒット作は長期間上映することが出来る効率的な仕組みになっており、その週の動員を見て次週の上映スケジュールを決める臨機応変な対応が可能なので、客入りが良いのであればロングランしますし、上映終了を発表するのは終了の前週が一般的。
もちろん映画館によって動員状況は同一ではないので、上映終了時期は各映画館によって異なります。
『フォースの覚醒』全国一斉上映終了からわかること
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の全国一斉上映終了日の決定という手法からわかるのは、以下の3つ。
●全国の劇場をコントロール出来るウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの営業力
●最後まで『フォースの覚醒』をイベントムービーとしてポジショニング
●『フォースの覚醒』ブルーレイ/DVD発売前に興収を最大化
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの劇場営業力
1点目は言わずもがな。自社の強力なコンテンツ力を背景に、「初日同時刻一斉上映」、「全国一斉公開終了」という業界の超異例な手法を、全国の劇場をまとめ上げて実行する劇場営業力、交渉力があるのでしょう。
最後までイベントムービーとしてポジショニングされた『フォースの覚醒』
2点目は、前述のように『フォースの覚醒』は公開初日から全国同時刻一斉上映というイベント性を持たせていましたが、その興行が終了する時までもイベントにしてしまおう、という徹底ぶりを感じるということです。
おそらく、主要な劇場では最終日の3月25日の最終回にファンがひと盛り上がりするのでしょう。『エピソード3/シスの復讐』の時も、日劇の上映最終日に拍手が起きていました。
全国一斉終了によって、この「『スター・ウォーズ』見納め」というイベント感は公式に後押しされることになります。さらに最終日を区切ることで、限定感を出すことによる最後の駆け込み需要を狙っています。
現時点で最新の2月29日発表の全国週末興行成績ランキングでは、『フォースの覚醒』は7位にまで後退していたので、終了日を各劇場に任せてダラダラと上映するよりは、こうした盛り上げ施策によってブーストをかけた方が最終興行収入が増すと考えたと推測出来ます。
『フォースの覚醒』ブルーレイ/DVD発売前に興収を最大化
最後に、これは間近に迫った『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ブルーレイ/DVDの発売も見越した戦略であると思われます。
ブルーレイ/DVDの発売決定のニュースの前に、出来るだけライト層を映画館に動員して興収を最大化させるという狙いです。このことから、日本での『フォースの覚醒』ブルーレイ/DVDの発売告知は、3月25日以降に発表されるのではないかと考えられます。
『フォースの覚醒』の劇場上映見納め、お見逃しなく!
というわけで、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を映画館で楽しめるのもあとわずか!まだ見ていないバージョンの上映方式は、これをきっかけに押さえておきたいところ!
これを逃すと、『フォースの覚醒』をブルーレイ/DVDによって家庭では見られても映画館の大スクリーンでは見られなくなります。劇場での上映期間はとても貴重なものなのです。
さぁ、最後の見納めだ!
コメント
海外の4月発売というニュースには非常に驚きました。まさかここまで早いとは・・・
今発表してしまうとDVD/BDまで待つかと思う人も少なくないでしょうから、最後まで劇場への集客を狙っているのでしょうね。
>真のBFを待つ者さん
ディズニー映画は、公開の約4ヶ月後にブルーレイ/DVD発売をする
スケジュールなので、『スター・ウォーズ』もこれを踏襲した形ですね。
今回の公開終了日発表によって、興行収入ランキングに影響が出れば
効果ありということなので、注目しています。