カリフォルニアのディズニーランドとフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに2019年にオープンする『スター・ウォーズ』のテーマエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のレストランやショップなどの施設が発表されました!
14エーカーもの広さを誇る、ディズニーパーク史上最大のテーマエリア拡張となる「ギャラクシーズ・エッジ」。
今回発表されたレストランやショップのディテールからは、『スター・ウォーズ』の世界を現実に再現するという並々ならぬ想いを感じます。各施設ごとの物語や、そこで出来る体験にぜひ注目を。
目次
- 1 レストラン
- 2 ショップ
- 2.1 ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク (Dok-Ondar’s Den of Antiquities)
- 2.2 サヴィのワークショップ:ハンドビルト・ライトセーバー (Savi’s Workshop)
- 2.3 ドロイド・デポ(Droid Depot)
- 2.4 ファースト・オーダー・カーゴ(First Order Cargo)
- 2.5 レジスタンス・サプライ(Resistance Supply)
- 2.6 ブラックスパイア・アウトフィッターズ (Black Spire Outfitters)
- 2.7 トイダリアン・トイメーカー(Toydarian Toymaker)
- 2.8 クリーチャー・ストール(Creature Stall)
- 2.9 ジュエル・オブ・ビス(The Jewels of Bith)
- 3 ホンドー・オナカーが オーディオ・アニマトロニクスでリアルに再現!
- 4 ディズニーパークアプリで、 「ギャラクシーズ・エッジ」をもっと楽しむ!
- 5 「ギャラクシーズ・エッジ」スピンオフ書籍、続々刊行
- 6 ディズニーパークのバックグラウンドストーリーと 『スター・ウォーズ』の相性の良さを実感
レストラン
ドッキング・ベイ7 フード&カーゴ
(Docking Bay 7 Food and Cargo)
「ドッキング・ベイ7 フード&カーゴ」は、ストロノ・タッグズが多目的輸送シャトルを移動キッチンとレストランに改造したというお店。
このストロノ・タッグズとは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でタコダナのマズ・カナタの城にいた料理人!あ、あいつか!どうやらストロノ・タッグズは、ファースト・オーダーによってマズ・カナタの城が破壊された後、バトゥーに店を開いたようです…
このレストランでは、ストロノ・タッグズがタコダナのマズ・カナタの城で働いていた時に作った料理にインスピレーションを得たメニューを楽しむことが出来ます。
明かされているメニューは、フライド・エンドリアン・ティップ=イップ、カドゥ・リブ、フェルーシアン・ガーデン・スプレッド!
ティップ=イップというのはエンドアにいる鳥のような生き物、カドゥはナブーでグンガンたちが乗用に使っていた生き物。
フェルーシアは『エピソード3/シスの復讐』で、アイラ・セキュラがオーダー66に倒れたジャングルの惑星ということで、色合い的にあのジャングルをイメージしたということでしょう。
というわけで、惑星バトゥーの中で自分だけの『スター・ウォーズ』の物語を体験出来るという「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のコンセプトの通り、レストランのメニュー名に至るまで徹底して『スター・ウォーズ』ギャラクシーの中であることが貫き通されています。
実際これ、何を食べることになるんだろう…と思ったら、長方形に成形したフライドチキンだったり、スモークポークリブにブルーベリーコーンマフィンとキャベツの煮込みだったりと、さすがに口に入るものなので現実的な料理名も書いてありました。アレルギーなどを考えると、さすがに何の食材なのかはわからなければなりませんよね。
ロント・ロースターズ(Ronto Roasters)
再利用したポッドレーサーのエンジンの火力で、エキゾチックな肉料理が楽しめるレストラン。元製錬所ドロイドの8D-J8が焼いているようです。
このロント・ロースターズでは、ソーセージを巻いたタコスのようなロント・ラップが食べられます!ロントは、タトゥイーンのモス・アイズリーでジャワが乗用していた生き物。
さらにメイルーラン・ジュースも販売!メイルーランは「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場する果物ですが、一体どんな味がするんでしょうか…これは味わいたい!
ミルクスタンド(Milk Stand)
おなじみバンサから採れるブルーミルクと、タラ=サイレンのグリーンミルクをブボ・ワンバ・ファミリー牧場からの産地直送品で楽しめます。
「ギャラクシーズ・エッジ」でブルーミルクは絶対飲めるだろうと思ったら、当然のごとく専門のミルクスタンドが設置されるとは…ファンはみんな飲みたいはずなので、オープン当初は「ブルーミルク飲むために3時間待ち」とかあってもおかしくない。舞浜ですら、R2-D2ポップコーン発売日は数時間待ちだったのだから…
カト・サカのケトル(Kat Saka’s Kettle)
ブラックスパイア・アウトポストの市場にあるこのお店では、ポップコーン「アウトポスト・ミックス」を提供。ディズニーランドに欠かせないポップコーンですが、この「アウトポスト・ミックス」は茶色や紫の色をしています。一体、どんな味が…
そして、定番のポップコーンのスーベニアボックスなどが用意されるかも気になるところ。
オーガのカンティーナ(Oga’s Cantina)
ブラックスパイア・アウトポストのカンティーナでは、酒場なのでディズニーランドですがアルコールも提供。
カクテルもファジー・トーントーン、べスピン・フィズ、ブラッディ・ランコア(食べられる骨付き)といった、飲んでみたくなるお酒ばかり!スモークが出ていたり、すごい色をしていたりと、異世界感が出ているのが良いです。
もちろん、ノンアルコールドリンクも用意されています。
そして、旧「スター・ツアーズ」でスタースピーダー3000のパイロットだったキャプテン・レックスが、R-3XとしてカンティーナのDJを務めます!
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のキューラインよりも目立つ活躍をしそう!またあのおしゃべりを聞けるといいなぁ…
ショップ
ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク
(Dok-Ondar’s Den of Antiquities)
アイソリアンのドク=オンダーが銀河系の至るところから集めた、様々な時代に渡る稀少でユニークな価値のある品物の数々。
このショップでは、ジェダイやシスのホロクロン、ジェダイの胸像、そしてパルパティーン最高議長がオフィスに飾っていたブロンジウム像(ドワーティの四賢者)といったグッズが買える!
いや、欲しいやつばっかりだし、そんな簡単に売ったらマズいシロモノばかりだよ!
ドク=オンダーは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でキーラが言及しており、すでに作中で触れられているキャラクターです。
サヴィのワークショップ:ハンドビルト・ライトセーバー
(Savi’s Workshop)
ジェダイの知恵とフォースの知識を伝え、銀河にバランスを取り戻そうとしている秘密のグループに参加し、自分だけのライトセーバー作りが出来るショップ。
すでに海外のディズニーパークには、数あるパーツを選んで組み立ててライトセーバーを作るコーナーがありますが、より本格的な印象です。写真は香港ディズニーランドのもの。
様々なパーツがあり、組み合わせでオリジナルのライトセーバーを作れます。
ドロイド・デポ(Droid Depot)
こちらはライトセーバーではなく、パーツを選んでアストロメク・ドロイドを組み立てられるショップ。
『スター・ウォーズ』のキャラクターが、商品パッケージを開けて既製品のライトセーバーやドロイドを手に入れないように、自分だけの物語を体験する「ギャラクシーズ・エッジ」もまた、自分の手でアイテムを手に入れることでストーリーを作り上げていくという演出なのでしょう。
このほか、アパレル類も販売。
ファースト・オーダー・カーゴ(First Order Cargo)
ファースト・オーダーが一時的な基地、着陸地点として使っている宇宙港のハンガーベイでは、ファースト・オーダーのコスチュームや709部隊のグッズを販売。
ファースト・オーダーの一員になって、ブラックスパイア・アウトポストの街中の反乱者を取り締まることも出来るんですね…
レジスタンス・サプライ(Resistance Supply)
こちらはレジスタンスのユニフォーム、ピン、バッジ、帽子、ヘルメット、ジャケットなどを扱うショップ。コスチュームに興味のある方、レジスタンスの一員になりたい方は絶対注目のお店です。
両ショップは「レジスタンスとファースト・オーダー、君はどっちを応援する?」という感じで、パーク内でなりきれるように用意されたものなのでしょう。
驚いたのがグッズにレーション(糧食)があるようで、レジスタンスのミリメシがすごく気になる…絶対買っちゃう…これは反乱同盟軍の装備品ですが、ルークがダゴバで食べていたカロリーメイトみたいな食べ物、食べてみたかったんですよね…
ブラックスパイア・アウトフィッターズ
(Black Spire Outfitters)
こちらはレジスタンスとファースト・オーダー以外の『スター・ウォーズ』ギャラクシーの服を扱うショップのようで、自分だけのスタイルを作れるようです。
ジェダイの服などを扱っており、わかりやすくジェダイになるには「ブラックスパイア・アウトフィッターズ」に行って、それからライトセーバーを作りに行くと良いでしょう。どれだけお金を使うんだろう…
トイダリアン・トイメーカー(Toydarian Toymaker)
ダジャレのような名前のショップですが、『スター・ウォーズ』キャラクターのぬいぐるみや木や金属で出来たおもちゃなど、あたかも『スター・ウォーズ』ギャラクシーの住人が作ったような、手作り風の玩具が。
ジン・アーソが幼少期に持っていた人形のような感じですね。
クリーチャー・ストール(Creature Stall)
ポーグ、ワンパ、トーントーンなど、『スター・ウォーズ』ギャラクシーのクリーチャーのグッズを揃えたショップ。クリーチャー専門店がひとつ出来るのもすごい…
ジュエル・オブ・ビス(The Jewels of Bith)
アクセサリーショップ。こちらはまだ情報があまりありませんが、カイバークリスタルのペンダントとかあると良いですね…
ホンドー・オナカーが
オーディオ・アニマトロニクスでリアルに再現!
「ギャラクシーズ・エッジ」のアトラクション「Millennium Falcon: Smugglers Run(ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン)」では、「クローン・ウォーズ」、「反乱者たち」に登場したホンドー・オナカーが登場します。
「ギャラクシーズ・エッジ」の時代設定は、シークウェル・トリロジーのレジスタンスとファースト・オーダーの抗争の頃なのですが、ホンドーはまだ健在。
「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」では、チューバッカと組んでゲストにミレニアム・ファルコンで貨物を運ぶ依頼をしてくるようですが…
このホンドー・オナカーは、オーディオ・アニマトロニクスで再現。オーディオ・アニマトロニクスは、「カリブの海賊」など数々のディズニーランドのアトラクションで使われてきた技術ですが、ホンドーはさらに進化。
ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが公開した動画では、まるで映画のワンシーンかのようなリアルなホンドー・オナカーが見られます。もともとCGアニメのキャラですが違和感がなく、まさに実写版と言えるでしょう!
ディズニーパークアプリで、
「ギャラクシーズ・エッジ」をもっと楽しむ!
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は、ディズニーパークモバイルアプリを使ってさらに深く楽しむことが出来ます。
このアプリは、『スター・ウォーズ』ギャラクシーの言語を翻訳したり、木箱やコンテナの中に隠されているものを知ることが出来たり、参加しているミッションでの特定のタスクの達成などのほか、パーク内の様々な要素と会話したり通信する機能も。
アンテナやドロイド、ドアパネル、水飲み場、メディアスクリーン、宇宙船などと対話することが出来るようで、バトゥーの冒険をより楽しむにはアプリは欠かせなくなるでしょう。
そこでは、あなたのスマートフォンがデータパッドになるのです。
たとえアトラクションに乗らなくても、バトゥーの街歩きが最高に楽しそうです。
「ギャラクシーズ・エッジ」スピンオフ書籍、続々刊行
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」はテーマパークにとどまらず、スピンオフ書籍にも広がります。
舞台となるバトゥーや「ギャラクシーズ・エッジ」のキャラクターのスピンオフという、前代未聞の「テーマエリアのスピンオフ」!
これによりそのストーリーは拡大し、ゲストは足を踏み入れる前からバトゥーが知っている場所となり、没入感はより増大するはずです。また、関連書籍を読んでいるからわかるイースターエッグ(隠し要素)も入れてくるのではないでしょうか。
コミック「Star Wars: Galaxy’s Edge miniseries」が4月に、ヤングアダルト小説「A Crash of Fate」と銀河の神話を集めた小説「Star Wars: Myths & Fables」が8月、小説「Black Spire」が9月に刊行されます。
英語圏がうらやましい状況ですね…
ディズニーパークのバックグラウンドストーリーと
『スター・ウォーズ』の相性の良さを実感
ディズニーパークのテーマエリア、アトラクション、ショップ、レストランには、バックグラウンドストーリーと呼ばれるその施設の物語が設定されています。
例えばゴールドラッシュが過ぎ去り、今や廃鉱となった岩山を無人の機関車が暴走する(ビッグサンダーマウンテン)、という設定とそれに基づく演出により、アトラクションにただのジェットコースターではないストーリー性をもたらしたのは、さすが映画を作っているグループのテーマパークだと思いますし、何度乗っても飽きない理由だと思います。
このバックグラウンドストーリー、異世界を構築する膨大な設定を持つ『スター・ウォーズ』と非常に相性が良いことを、今回の「ギャラクシーズ・エッジ」の各施設発表によって改めて感じました!
元々の『スター・ウォーズ』のストーリーや設定をベースに、その場所ならではの歴史を感じさせるようなテーマエリアにして没入感を高めつつ、さらにメディアミックス展開でさらにストーリーを広げるとともに、テーマパークのプロモーションに役立てるとは…
こうなると、もはやブラックスパイア・アウトポストで食べ歩きするだけでも、その場所でしか出来ない体験となるので、絶対楽しいはず。
まさに『スター・ウォーズ』ファンが住みたい場所NO.1、バトゥーの住民税(渡航費、チケット、宿泊代)を払うために勤労して、天国に行くんや…という勢いの「ギャラクシーズ・エッジ」。
今後は、正式なオープン日などより具体的にゲストが楽しむための情報が明らかになることでしょう。
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。