カリフォルニアのディズニーランドに先日オープンした、『スター・ウォーズ』のテーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」。この「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の制作に関する、様々なトリビアをご紹介します!
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」がいかに『スター・ウォーズ』映画で実際に使われたものを追求し、キャストも含めた世界観を構築してきたかがわかります。制作の舞台裏を知ることで、「ギャラクシーズ・エッジ」を目にする感動も増すことでしょう。
また、他のメディアでの『スター・ウォーズ』作品とのつながりもご紹介。
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で会えるキャラクターとクリーチャーについては、以下の記事をご参照ください。
「ギャラクシーズ・エッジ」の数字のトリビア
●14エーカー(56,656 ㎡)以上の広さを誇る「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は、ディズニーパーク において史上最大規模のテーマランド。
●テーマランドのいたる所に存在する古めかしい尖塔の中で一番高いものは、130フィート(約40メートル)。
●7000 個以上の小道具が作られました。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」内の9つのショップでは、700点近くの商品が提供されています。
●「サヴィのワークショップ:ハンドビルト・ライトセーバー」で売られている全てのパーツを使用することで、12万通り以上の組み合わせのライトセーバーを作ることが出来ます。
●「ドロイド・デポ」で売られている全てのパーツを使用することで、28万通り以上の組み合わせのRシリーズまたはBBシリーズのアストロメク・ドロイドを組み立てることが出来ます。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」内でフードやドリンクを購入できる場所は5ヶ所あり、そのメニュー数は50以上。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の開発段階において、約6700人の建設作業員と職人が雇用されました。
●ディズニーランド・リゾートにおいて、このテーマランドを運営する上で1600件の新しい仕事が生み出されました。
細部へのこだわりと、本物の追求 メイキング・オブ「ギャラクシーズ・エッジ」
●惑星バトゥーの景観には、背の高い珪化木(けいかぼく、植物の化石の一形態)の幹が点在し、ブラック・スパイア・アウトポストという名称は、村の中心に生える他の木の幹よりも色が黒っぽい木の幹に由来します。
●イマジニアたちが、スター・ウォーズ・ユニバースにまだ登場したことのない惑星バトゥーを「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の舞台に選んだ一つの理由は、長年にわたる『スター・ウォーズ』のファンから『スター・ウォーズ』の映画を全く観たことがない人まで、それぞれのレベルに応じた方法で『スター・ウォーズ』のストーリーに足を踏み入れる機会を作り出すためでした。全ての人々が今回初めてバトゥーを目にすることになるのです。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は映画のアングル目線のもとにデザインされました。ゲストは広い視界での眺めからスタートし、テーマランドを深く探索していくうちに、クローズアップで拡大撮影するかのように視野が狭い空間へと絞られていきます。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」内の小道具や他の装飾を開発していく上で、イマジニア達は可能な限り、1980年以前の材料を使用し、最初の『スター・ウォーズ』映画である『エピソード4/新たなる希望』で使用された小道具の見た目と手触りを再現するよう努めました。
●「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」にオーディオ・アニマトロニクスの姿で登場するホンドー・オナカーの古めかしい外観を作り出し、海賊にふさわしい風格を実現するために、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングは、このキャラクターの生みの親であるデイヴ・フィローニに相談しました。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」では、 実物大で完成度100%のミレニアム・ファルコンを今回初めて作り上げました。
●イマジニアたちは、『スター・ウォーズ/新たなる希望』で実際に使用されたR2-D2の足底を写し取り、3Dのホイール一式を作り上げました。その後に、そのホイールを使用して作り上げたトロリーを、コンクリートの通路が完全に乾く前にテーマランド内で転がし、アウトポストを探索するゲストの目につくよう本物のようなドロイドの足跡を残しました。
●テーマランドの美的なインスピレーションを探し求めて、 ウォルト・ディズニー・イマジニアリングはカリフォルニアにあるジョージ・ルーカス個人の収蔵庫を訪れ、『スター・ウォーズ』ギャラクシーの外観を構築する上でルーカスをサポートしたアーティスト、ラルフ・マクウォリーが制作した『スター・ウォーズ』のコンセプトアートを研究しました。
また彼らは古代の青空市場を体験するため、モロッコとトルコにも足を運びました。これらの情報源こそが、本物に忠実でありながらも、どこか異世界を感じさせるブラック・スパイア・アウトポストの雰囲気を生み出すのです。
●テーマランドの設計に本物らしさを追求するため、イマジニアたちは実際にイギリスの『スター・ウォーズ』映画のセットを訪れました。「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のプロジェクトに向けて情報を集める上で、彼らは宇宙船、衣装、小道具に至る全てを調査しました。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のグッズを開発するため、ルーカスフィルムの資料保管所への立ち入りを許可されたイマジニアたちは、オリジナルの小道具と衣装を調査しました。
360度のデジタル写真を撮影するための特別な装置でスキャンし、3Dプリントして「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で販売されるグッズの型を作ったのです。
●『スター・ウォーズ/新たなる希望』のエンディングでレイア姫が身に付けていた象徴的なネックレスを再現するために、ディズニーは40年前のネックレスの型を未だ持つヨーロッパのデザイナーに連絡を取りました。
その型は、「ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク」で販売される商品を作り出すために使用されました。
●「レジスタンス・サプライ」で販売される兵士の配給食糧は、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』に登場した ルーク・スカイウォーカーの配給食糧を基にしています。
マーク・ハミルに、実際に使用された配給食糧について覚えていることを聞き出し、そのうちいくつかのアイテムを「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」版として再現しました。
●「オーガのカンティーナ」のサウンドトラックは、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが世界各国のミュージシャンや作曲家に依頼し、銀河のプレイリスト用にオリジナル音楽を作り上げました。
●アカデミー賞受賞作曲家であるジョン・ウィリアムズが、今回特別にこのテーマランドとアトラクションのテーマ曲を新たに作りました。
インスピレーションの元と本物へのこだわり
●『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にて、ハン・ソロとチューバッカが使用したものと同じスターボード・エアロックから、ゲストはミレニアム・ファルコンに乗り込みます。
●「ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク」の壁に描かれた壁画は、フォースのダークサイドとライトサイド間の古代の戦いを描写しています。この壁画のオリジナルの浅浮き彫りは、『エピソード3/シスの復讐』のパルパティーン最高議長のオフィスに登場します。
●「ブラック・スパイア・アウトフィッターズ」で購入できるジェダイ・ローブとチュニックは、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーが『エピソード3/シスの復讐』で着用している衣装をモデルとしています。
●「ドロイド・デポ」でのインタラクティブな体験は、 『エピソード1/ファントム・メナス』でのアナキン・スカイウォーカーとC-3POのシーンから発想を得ています。
●「サヴィのワークショップ:ハンドビルト・ライトセーバー」内でゲストができる体験は、若きジェダイ達が自分のライトセーバーの組み立て方法を習う場面のある「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」からインスピレーションを受けています。
キャストとの交流で、ストーリーに没入する
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で働くディズニーのキャスト・メンバーたちは、バトゥーの住人としてストーリーの一部に属します。彼らはストーリーの役割に合わせて、それぞれ独自のアイデンティティーと人物像を発展させ、ゲストと交流するよう奨励されています。
●ウォルト・ディズニー・イマジニアリングは、3年という年月をかけてテーマランド内でキャスト・メンバーたちが着用するコスチュームを開発しました。
●キャスト・メンバーたちは、テーマランド内での仕事を通して演じたい人物にぴったりの外見を作り出す上で、 様々なオプションからモジュールであるコスチュームを選ぶことができます。
まずはチュニック、(腰に巻く)布、 ベストなどから選び、そのベースとなるコスチュームにネックレス、スカーフ、帽子などのアクセサリーを追加していくことが可能となります。
●「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のキャスト・メンバーたちは、このテーマランド用に特別にカスタマイズされた『スター・ウォーズ』ギャラクシーの言語であるオーラベッシュで書かれた名札をつけます。
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」開発の歩み
●2012年、ウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収しました。
●2014年より「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」の開発が進められました。
●2015年8月15日、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼 CEO であるボブ・アイガーは、スター・ウォーズのテーマランドがカリフォルニアのディズニーランド・パークとフロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオにオープンすることを、D23 Expoの開催中に発表しました。
●2016年4月から、ディズニーランド・パークとディズニー・ハリウッド・スタジオでの建設が着工されました。
「ギャラクシーズ・エッジ」と他メディア作品とのつながり
●『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ではL3-37がブラック・スパイア・アウトポストを、キーラがドク=オンダーについて言及しています。
●ティモシィ・ザーン著の小説「Thrawn: Alliances」に登場するキャラクターはオーガのカンティーナを訪れています。
●ルー・アンダース著のヤングアダルト小説「Pirate’s Price」では、以前ホンドー・オナカーがバトゥーを訪れた旅について詳しく述べられています。
●マーベル・コミックの全5巻のシリーズ「Star Wars: Galaxy’s Edge」は4月に初公開され、バトゥーの「ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク」に並ぶいくつかの名高い骨董品について深く掘り下げています。
●「Galaxy’s Edge: Black Spire」は、8月に発表されるデリラ・S・ドーソン著による小説であり、バトゥーをレジスタンスの秘密のコマンド・ポストに指定するレイア・オーガナのトップ・スパイであるヴィー・モラディについての物語が描かれています。
●同じく8月に発刊予定のゾライア・コルドバ著の「A Crash of Fate」は、かつて幼少期をバトゥーで過ごした2人がその後の人生で再会し、一連の冒険に巻き込まれるストーリーが描かれたヤングアダルト小説です。
●「スター・ウォーズ セレブレーション シカゴ 2019」の「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のブースを訪れた多くのファンが、自身が持つ『スター・ウォーズ』のストーリーを動画コメントでシェアしました。
このビデオはジェダイ・ホロクロンの中に組み込まれ、フロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオの「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」内に置かれます。
「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で会えるキャラクターとクリーチャーについては、以下の記事をご参照ください。
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