「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」の9月1日(土)18:00開演の『スター・ウォーズ/新たなる希望』東京公演を鑑賞してきました。
7月に開催された「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」プレミア特別公演も鑑賞しましたので、『新たなる希望』のシネマ・コンサートは2度目となるのですが、今回は次世代ファンにスクリーンでの『新たなる希望』とフルオーケストラの生演奏を体験してもらいたいと思い、足を運びました。
東京公演の会場は、東京国際フォーラム ホールA。6年前の2012年夏に開催された「スター・ウォーズ in コンサート」と同じ会場なので、当時のことも思い起こされましたね。
シネマ・コンサート自体については、「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」プレミア特別公演のレビューに書いた通りなので、今回はプレミア特別公演では実施されていなかったロビーでのイベントについてレポートします。
「スター・ウォーズ in コンサート」ロビーイベント
ロビーコンサート
開演前には、ロビーコンサートが開催。小編成によるコンサートで、それぞれの楽器のアンサンブルがステージよりもさらに間近で楽しむことが出来ます。
17時の開場からすぐに、金管5重奏によるロビーコンサートが始まっていました。
楽曲は「ルークとレイア」と「帝国のマーチ」で、いずれも本日は『新たなる希望』の公演のためホールでのコンサートでは聴けない楽曲を演奏。
奏者の方は、今年の日本でのキャンペーンテーマ「STAR WARS SUMMER」のロゴTシャツの上に、ジェダイローブを着ており雰囲気充分。東京フィルハーモニー交響楽団の団員の方々なのかは不明。
さらに、17時25分からは弦楽器の編成による第2部となり、こちらは「王座の間とエンド・タイトル」と「酒場のバンド」を演奏。いずれも弦楽器のみで演奏するのはめずらしい楽曲で、変わったアレンジを聴くことが出来ました。
ホールでのコンサートでは、サックスなどのオーケストラ編成に入らない楽器群で奏でられる楽曲であるため聴けない「酒場のバンド」はロビーコンサートでのみ聴けます。「酒場のバンド」を演奏するとは聞いていたので、てっきりサックスなどの楽器が登場するものだと思っていましたが、やはりオーケストラの中の楽器によるものでしたね…
ロビーコンサートを間近で聴きたい場合は、演奏スペースが小さめなのですぐに人が集まってしまうため、開場時間とともに入場して前方で待機すると良いでしょう。
フォトスポット
『スター・ウォーズ/新たなる希望』のポスタービジュアルを再現した、フォトスポットがロビーに登場。レイアは手前にパネルとして設置されているので、ポスターのルーク気分で記念写真が撮影可能!
ライトセーバーを2本まで貸し出してくれるので、ポスターのルークと同様にライトセーバーを掲げて撮影することも出来ます。レイアのパネルの裏には、子ども用のお立ち台もありました。
ちなみにスタッフの方の撮影の掛け声が、「はい、ルーク!」でした!そういう写真の撮り方ははじめて聞きましたね…
スタンプコーナー
ポストカードに、『スター・ウォーズ』キャラクターのスタンプを押すことが出来るスタンプコーナーも展開。
C-3POとR2-D2、ダース・ベイダーとストームトルーパー、ハン・ソロとチューバッカの3種類のスタンプを組み合わせて、無地のポストカードの裏面に押すことが出来るというイベント。日本の『スター・ウォーズ』オフィシャルイベントでは、こうしたスタンプを用いた出し物はもはや恒例になってきました。
インクは黒と赤の2種類が用意されており、それぞれ並ぶ列が異なるのですが圧倒的に黒の行列の方が長かったです。どちらかというと、オーソドックスな黒でスタンプを押したいということですかね…黒のスタンプはそこそこ並びました。
並ぶ時間を抑えたい場合は、赤のインクに並ぶ方が良いでしょう。
ポストカードの表面は切手欄に反乱軍マークと、左下に「STAR WARS SUMMER」のロゴがデザインされたもの。
ちなみに、ダース・ベイダーとストームトルーパーのスタンプは中央部分がかすれやすいようで、「失敗しやすいのでフォースを使って下さい」という案内も出ていました!
また、スタンプコーナーとともに型を使用したなぞり描きが楽しめる、おえかきコーナーも展開。様々な色で、『スター・ウォーズ』キャラクターをきれいにポストカードに描くことが出来ました。
プレスリリースでは、「親子で楽しめる参加型ワークショップ」で『スター・ウォーズ』デザインの暑中見舞いはがきを作成するということになっていましたが、特に子どもに限定したイベントではなくほぼ大人が参加(見る限り親子で楽しんだ方々はごく一部)している上に、デザインに季節の要素もなく、これはファミリー層を誘引するための見せ方だったと思いました。
プレミア特別公演 東京オペラシティと 東京公演 東京国際フォーラムの聴こえ方比較
最後に、東京オペラシティ コンサートホールで開催された「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」プレミア特別公演と、今回の東京国際フォーラム ホールAの2会場での聴こえ方の違いについて。
東京オペラシティでのプレミア特別公演ではオーケストラのボリュームが大きいように感じ、映画の効果音やセリフが聞き取りにくい場面があったほか、甲高い音声はスピーカーからの音が少しきつい時があったと感じた時もありました。
ただ、今回の東京国際フォーラム ホールAでの『新たなる希望』は、通常の映画鑑賞と変わらない印象のオーケストラと効果音・セリフのバランスとなっていたと感じました。映画館で鑑賞しているかのような自然な聴こえ方と感じ、昨年2016年のBunkamuraオーチャードホールでの「フォースの覚醒 in コンサート」に近い印象です。
両会場を比較すると、映画に没入出来るのは東京国際フォーラム、オーケストラの迫力は東京オペラシティ、という感じでしょうか(スピーカーの件は置いておいて)。
『スター・ウォーズ』シネマ・コンサートの今後
本日9月2日(日)の東京国際フォーラムでの『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』で、全公演が終了となる「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』も公開された2018年の「スター・ウォーズの夏」を、滅多に上映されないオリジナル・トリロジーをスクリーンによみがえらせ、迫力の音楽で彩ってくれました。
オリジナル・トリロジーと『フォースの覚醒』のシネマ・コンサートは上演されましたが、同じく名曲が揃ったプリクエル・トリロジーを聴きたいというファンは多いはず。
また、来年2019年12月の「スター・ウォーズ エピソード9」の公開前には前作である『最後のジェダイ』を見直す機会にはなるので、『フォースの覚醒』の例を考えると『最後のジェダイ』もシネマ・コンサートで上演されることもあるかも知れません。
全国7都市14公演を行った今回の動員にもよると思いますが、『スター・ウォーズ』をオーケストラ生演奏で楽しむ体験が出来るシネマ・コンサートが、今後も演目を変えながら開催されることを期待します。
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