『スター・ウォーズ』実写テレビドラマシリーズが、2019年にスタートするディズニー独自の動画ストリーミング配信サービスで予定されていることが明らかになりました!
これは、ウォルト・ディズニー・カンパニー会長兼最高経営責任者(CEO)のボブ・アイガーが、11月9日(木)に行われた同社の四半期決算報告の場で明かしたもの。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、新たな『スター・ウォーズ』三部作を製作することも発表されましたが、今後も『スター・ウォーズ』の世界はさらに拡がり続けるようです!
『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズ 開発の歴史
『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズは、2005年の『エピソード3/シスの復讐』の頃から製作が予定されていた、長年に渡って実現していなかったプロジェクト。
2011年頃には、50時間分の第3稿脚本が出来上がっているものの、大量のデジタルアニメーションを制作するにあたり、それをテレビシリーズの予算で実現する技術がないため、3~4年待たなければならないという進捗状況が、当時のルーカスフィルムのプロデューサーであるリック・マッカラムから語られていました。
また、2012年には『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズの仮タイトルは「スター・ウォーズ アンダーワールド(Star Wars: Underworld)」であり、様々なキャラクターたちのドラマを描くアンソロジーシリーズとなる構想などが明かされています。
しかし、同年にルーカスフィルムがディズニーに買収されて以降の動向は、『フォースの覚醒』から始まる新作映画のこともあり、パタっと聞かなくなってしまいました。
ディズニー買収前のルーカスフィルムにとっては、『スター・ウォーズ』実写TVドラマシリーズは新作として大きなプロジェクトだったと思いますが、まずは新作映画の方が最優先事項となったのでしょう。
そんな中、2013年にはディズニー傘下の放送局ABCが『スター・ウォーズ』実写TVドラマシリーズに前向きな姿勢を示していました。
2016年夏の時点でもABCは、『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズ放映する可能性について言及していましたが、今回の発表によってディズニー独自の動画ストリーミングサービスでの配信が明言されたので、ABCでの放映の方向性は難しくなりそうです。
今回、ボブ・アイガーが発言した『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズが、長年ルーカスフィルムで準備されてきた50時間分の第3稿脚本が存在する作品と同様のものなのかは不明です。
『スター・ウォーズ』のテレビドラマは、かの有名な「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」、「イウォーク・アドベンチャー」、「エンドア/魔空の妖精」の3作の実写テレビスペシャルがありますが、実写テレビドラマシリーズは実現すると初の作品となります。
ディズニー動画配信サービスが用意する 強力コンテンツで、ファンを入会へ
2019年にスタートするディズニー独自の動画ストリーミング配信サービスでは、『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズのほかに「ハイスクール・ミュージカル」、『モンスターズ・インク』、またマーベルのオリジナルシリーズを企画していることも、今回明かされています。
このディズニー独自の動画ストリーミング配信サービスの価格設定はまだ決まっていませんが、アメリカではNetflix(ネットフリックス)の料金(標準プランが月額11ドル)よりも低い価格でサービスを提供する予定とのことです。
また、アメリカでは現在Netflixで展開されているマーベル、『スター・ウォーズ』の映画作品は、Netflixからディズニー独自の動画ストリーミング配信サービスへと移行するようです。
今、多くの動画配信サービスはそのプラットフォームでしか見られない、オリジナル作品を独占配信することで、自社サービスへの新規入会、また既存会員の囲い込みを図ろうとしています。
これは、作品を製作・配給するコンテンツプロバイダー側も自前の動画配信サービスを用意するという流れにもなっており、例えば今年スタートした新作ドラマシリーズ「スタートレック:ディスカバリー」は、アメリカではCBSの自社ストリーミングサービスCBS All Accessでのみ配信されています(北米以外はNetflix独占配信)。
かなり強力なコンテンツを持ち、製作し続けているディズニーが、自前の動画ストリーミング配信サービスを設立し、ここでしか見ることが出来ない作品を用意すれば、多くのディズニーアニメ/ライブアクション/ピクサー/ルーカスフィルム/マーベルファンたちは、当然このサービスに加入することになるでしょう。
Star Wars Saga Continues… Forever.
2019年のディズニーの動画ストリーミングサービスがスタートするタイミングで『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズが配信されるとすると、2019年12月20日(金)に公開される「スター・ウォーズ エピソード9」の直前に展開されることになります。
2018年5月25日(金)公開の「ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」と「エピソード9」との間は、公開が延期されたこともあって約1年半の時間が空くことになりますが、その間も『スター・ウォーズ』ファンは実写テレビシリーズの情報などで楽しむことが出来そうです。
少し前までは、映画の劇場バンフレットなどに「Star Wars Saga Continues…」と書かれていましたが、今後は「Star Wars Saga Continues… Forever.」となることを実感します。
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