Entertainment Weeklyにて、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を構成する要素に迫る連載が始まっています。
まずは、ドニー・イェンが演じるチラット・イムウェ(Chirrut Imwe)の故郷と発表されている惑星ジェダ(Jedha)と、リズ・アーメッドが演じる反乱軍チームのパイロットであるボディ・ロック(Bodhi Rook)について。
フォースを信じる者の巡礼地・ジェダ
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、現実世界のように神聖とされる土地を巡った争いが描かれるようです。
ジェダは、フォースを信じる人々が行く巡礼の地のような場所とのこと。
聖職者、学者、また神聖な人々が多い、狭い市場の裏通りに、砂漠やオスマン帝国(トルコ)文化にインスパイアされたような建築物など、ジェダのビジュアル構築にあたっては中東の影響を受けているようですが、メッカやエルサレムだけではなく、イングランドの巡礼地であるカンタベリー、インドにある仏教の聖地のブッダガヤなどのような、祈りを捧げる聖地的な場所です。
フォースを信じる人々となると、もしかしたら『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のロア・サン・テッカが所属していたフォースの信奉者集団「フォースの教会」の巡礼地だったりして…
「フォースは『スター・ウォーズ』の中で宗教のような基本的なものであるが、その信頼を失っている状態から映画は始まる」とギャレス・エドワーズは語ります。
さらに、「その場所はフォースを信じる人々が巡礼に行く場所だ。基本的には、帝国によって接収されている。占領区域なんだ…我々が明かせないだろうという理由によってね」と語り、ジェダにはジェダイと帝国の双方にとって非常に重要な何かがあるために、帝国軍に占領されて惑星全域が戦闘区域になってしまうようです。
デス・スター建造に必要な カイバー・クリスタルを巡り、戦いが起こる!
Entertainment Weeklyではこの「重要な何か」について、ジェダはカイバー・クリスタルが眠っている場所なのではと推測しています。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のストーリーでキーとなるのはデス・スター。デス・スターのスーパーレーザーにはカイバー・クリスタルが用いられており、デス・スターの完成のためには必要な資源です。
一方で、カイバー・クリスタルはライトセーバーの光刃を作るためにも必要で、確かに「ジェダイと帝国の双方にとって重要なものである」という話にも一致します。
ちなみに、「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン1の「候補生エズラ」では、カイバー・クリスタルを巡った戦いが反乱軍と帝国軍の間で起きています。
その地域の人々にとって重要な意味を持つ場所に、資源を求めに侵略してくる軍隊…現実の世界でもありそうな話です。
.@DonnieYenCT reveals connection between planet Jeddah & light sabers! #RogueOne #StarWars #SWCE pic.twitter.com/RhAxe6O3vk
— ExtraTV (@extratv) 2016年7月17日
そして、チラット・イムウェを演じたドニー・イェンはインタビューで「ジェダはライトセーバーを作るための資源を持つ惑星だ」と答えています!
これはおそらくカイバー・クリスタルのことだと思われるので、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ではデス・スターのスーパーレーザー建造のためにカイバー・クリスタルを狙う帝国軍と、これを阻止せんとするジェダの人々と反乱軍の戦いが展開されることでしょう。
ボディ・ロックもジェダが故郷
そのジェダは、リズ・アーメッドが演じるボディ・ロックの故郷でもあることが判明。つまり、チラット・イムウェと同郷ということになります…
ボディ・ロックは生まれながらの戦士ではなく貨物船のパイロット(現実世界でいえば長距離トラックのドライバーのようなイメージらしい)で帝国に仕えていますが、故郷のジェダの普通の人々が異常な状況下に置かれた時、反乱軍に加担することになります。
ボディ・ロックの名前の由来は「菩提」から
ボディ・ロックは少々気難しく神経質な傾向があるようですが、反乱軍メンバーからは彼のパイロット技術を頼りにされています。
そして神聖な土地が出身地なだけあって、名前のボディ(Bodhi)は仏教の「菩提」が由来!「菩提」は、サンスクリット語でボーディの音写で、「悟り」や「覚醒」を意味します。
フォースを信じる者の巡礼地であるジェダ、反乱軍基地があるヤヴィン4、海と砂浜の惑星スカリフ(Scarif)、そしてデス・スターと、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で舞台となる惑星が出揃ってきました。
ストーリーについても少しずつ明らかになってきましたね。
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