「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】

スター・ウォーズ:バッド・バッチ ファイナル・シーズン レビュー/トリビア
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 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」レビュー/トリビアチェックポイントです。

 この記事では、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。

 この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン1、シーズン2、またファイナル・シーズンの他のエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。

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スター・ウォーズ:バッド・バッチ ファイナル・シーズン レビュー/トリビア

Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズンのレビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」レビュー

敵地への潜入と、脱出の糸口

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 前話である第13話「突破口」から始まるラスト3話は、オメガが囚われたタンティス山の帝国軍施設への侵入と救出というシリーズでも最後にして最高難度となるであろうミッションを描く、「バッド・バッチ」ファイナル・シーズン最終三部作とも呼べるストーリーアークだ。

 この第14話「敵陣へ」は三部作の中での中間エピソードにあたり、「敵陣へ」という邦題の通りバッド・バッチはタンティス山があるウェイランドへと例のごとく潜入することに成功し、再度捕えられても落ち着いて脱出を模索するオメガはその糸口を見出す。

 中間エピソードらしく、導入部はなく前話である第13話「突破口」からシームレスに続いており、連続して視聴すると1作の長編エピソードを三分割したように感じられるはずだ。

 敵地への潜入や、敵の目を盗んでのステルスゲームのようなハラハラ感、戦闘機との空中戦にクリーチャーとの戦いと、この中間エピソードだけでも「バッド・バッチ」シリーズでこれまでに繰り広げられてきたミッションが凝縮されているかのよう!

 「バッド・バッチ」ファイナル・シーズンを通して描かれてきたクロスヘアーの心の変遷も、彼にとって大きな傷となっている実験を受けたタンティス山へと戻ることで、いよいよ締めくくりが近付いていることが感じられる。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」ストーリー

 ハンター、レッカー、クロスヘアー、ランパートが乗るロー級輸送シャトルは、ウェイランドのタンティス山の帝国軍施設へと向かう科学船に接舷してともにハイパースペースを航行していた。

 タンティス山にいるドクター・ヘムロックは、クローン・コマンダーのスコーチからクローン・フォース99とランパート元中将が帝国ステーション003に侵入し、科学船の出発時にシャトルで逃亡したという報告を受ける。追跡されていることに備え、ドクター・ヘムロックは戦闘機を出撃させて監視するよう指示。

 ウェイランドの上空で科学船から離れたロー級輸送シャトルは、すぐにスクランブル発進したVウィングの編隊に追跡される。基地は封鎖され、対空レーザー砲が発射されてロー級輸送シャトルに命中。

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 タンティス山の帝国軍施設の保管庫ではレーザー砲の発射による振動が感じられていた。エメリー・カーは、ラボの封鎖手順を実施するためその場を離れる。オメガは兄弟たちの到着を確信した。

 Vウィングを撃退しながらも、ハンター、レッカー、クロスヘアー、ランパートはダメージを受けたロー級輸送シャトルからケーブルを降下させて脱出。一行はジャングルで合流した。

 エコーは科学船内でTKストームトルーパーのアーマーを着用し、疑いを向けてきたRA-7-81を破壊してその手を自身の右手に取り付ける。他のTKストームトルーパーに紛れ込み、基地への侵入に成功した。

 バッド・バッチの襲撃により、監視の目が薄くなった今がチャンスだと考えたオメガは、フォース感知者の子供たちであるイヴァ、ジャックス、サミらに見張りを任せ、保管庫の壁の先へと進む。

 ジャングルで目の前に崖が現れ、ハンター、レッカー、クロスヘアーが対応を話し合っていた際に、ランパートが腰かけたのは危険な捕食動物であるドライアックスだった。

 ドライアックスから逃走する一行は、周囲を捜索していた帝国軍にも発見されてしまうが、ドライアックスは帝国軍も襲っていく。しかしその混乱の中、ランパートは帝国軍に捕まってしまった。

 保管庫では、ドクター・スカルダーが検診にやって来た。イヴァ、ジャックス、サミがドクター・スカルダーに話しかけて時間を稼ごうとする中、オメガはジロ・ビーストが研究されている区画を発見する。

 ドクター・スカルダーによるオメガの検診の順番は迫っていた。オメガは逃亡計画を知られることなく、保管庫に戻ることが出来るのか…

オメガにより牢から解放されたクロスヘアー

 「バッド・バッチ」ファイナル・シーズンは、仲間と道を違えてでも自身の兵士としての信念に基づいて帝国に付き従ったものの裏切られたクロスヘアーが、周囲に誰もいなくなったとしても信じてくれたオメガによって心も環境も変わっていく様子をストーリーの主軸に置いている。

 ファイナル・シーズンのはじめに牢に囚われていたクロスヘアーは象徴的で、クロスヘアーは文字通り、孤独や不信といった牢に閉じ込められていたのだ。

 ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」では、そんな自身を見捨てずに救い出してくれたオメガへの恩義をクロスヘアーは口にする。ヘルメットを被っており、その表情が見えないシーンということもあってダイレクトな演出となったのかも知れないが、クロスヘアーがここまで直接的にオメガを思うセリフが言えるようになるとは!ファイナル・シーズンでのクロスヘアーの心の変化と、戦う動機が表れているセリフだ。

 また、かつては同じ帝国軍で肩を並べていたランパートに対しても、クロスヘアーはお互い帝国に裏切られたことを口に出し、自身は昔とは違うのだと言っている。

ランパートとエメリー・カー、2人のキーパーソン

 そのランパートは、第14話「敵陣へ」にて帝国に捕らえられてしまう。再三ネタにされているように、バッド・バッチにとってはランパートはタンティス山への行き方を知るという価値のみにより行動を共にしているため、人質としては機能しなさそうだが、例えば帝国へ戻ることを打診されたとしたらランパートはあれだけ裏切った帝国に再び従おうと思えるのだろうか?

 捕らえられたランパートが最終話でどのような役割となるのかも注目だ。

 またもう1人、最終話でキーとなりそうなキャラクターはエメリー・カーが挙げられる。

 ナラ・セの研究室に潜入したエコーは、エメリー・カーに遭遇。エメリー・カーは自身は仕事をしただけだと釈明し、オメガと他の子どもたちを逃がすのであれば自身を信用するようにエコーに告げていた。

 エメリー・カーもまた、善と悪の間で葛藤している人物だ。「バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第10話「迷い」では、1エピソードを使って自己が引き裂かれるような苦しみが描かれていた。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第10話「迷い」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第10話「迷い」のレビューやトリビアを、ネタバレありで解説します。

 自身もオメガと同じクローンであり、かつては囚われた子どもたちと同じ境遇であったエメリー・カーはエコーに協力をすることで、タンティス山の帝国軍施設に囚われた者たちを解放する大きなカギとなりそうだ。

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 オメガが発見した「バッド・バッチ」シーズン2 第11話「メタモルフォーゼ」で捕獲されたジロ・ビーストと合わせて、「バッド・バッチ」ファイナル・シーズン最終話で巻き起こるであろうタンティス山の帝国軍施設の解放に一役買うに違いない。

 ラスト3話を三部作だとすると、ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」は起承転結の「承」にあたると思われるので、最終話では「転」と「結」という大きな転換点や乗り越えられなさそうな大ピンチ、そしてシリーズとしての締めくくりが待っていることだろう。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン 第14話「敵陣へ」トリビアチェックポイント

RA-7-81の声の出演

 帝国の科学船内でエコーが遭遇したRA-7-81は、「スター・ウォーズ 反乱者たち」のAP-5と同様のRA-7プロトコル・ドロイドであり、RA-7-81の声の出演もAP-5と同じスティーブン・スタントンである。

ジロ・ビースト

 オメガはタンティス山の保管庫からの脱走ルートを調べている中で、帝国軍施設にて「バッド・バッチ」シーズン2 第11話「メタモルフォーゼ」にて登場し、帝国の調査輸送船が連れ戻したと思われるジロ・ビーストを発見する。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第11話「メタモルフォーゼ」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第11話「メタモルフォーゼ」のレビューやトリビアを、ネタバレありで解説します。

 ジロ・ビーストは、「クローン・ウォーズ」シーズン2 第18話「いにしえの巨獣」、第19話「コルサント炎上」に登場したマラステアの巨大生物。

 マラステアに住むダグは古代からジロ・ビーストと戦っており、最後の1匹を除いて絶滅させたと思われていた。しかし、その最後の1匹がクローン戦争中に共和国と独立星系連合がマラステアで戦闘を繰り広げたことによって呼び覚まされた。

 ジロ・ビーストの捕獲に成功した共和国軍は、ライトセーバーにも耐えるジロ・ビーストの表皮をクローン・トルーパーの新しいアーマーに活用することが出来ないかと考えたパルパティーン最高議長の命によってコルサントに移送。

 しかし、案の定ジロ・ビーストは拘束を解いて首都惑星で大暴れ。最終的に毒ガス攻撃によって命を絶たれた。

 「バッド・バッチ」シーズン2 第11話「メタモルフォーゼ」で捕獲された個体(同エピソード内のオーラベッシュ表記から、検体Aとされている)は、その後タンティス山にてデス・スターのスーパーレーザーと同様に複数のレーザーを集中させて照射する形式のレーザーを浴びせるなどして研究されているようだ。

 今後、ジロ・ビーストの生物兵器化の研究の成果が何らかの形で見られるのだろうか…

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。

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