11月11日(土)、12日(日)に全国342館の劇場で、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映が行われます。
2年前に公開された映画を、全国のこの規模の劇場数で2日間限定とはいえ再上映することは、かなり異例のこと。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開まで約1ヶ月前のこのタイミングで、前作『フォースの覚醒』を映画館の大スクリーンで見られることは、企画のタイトル通りファンにとっては『最後のジェダイ』に直結するストーリーである『フォースの覚醒』で提示された謎や疑問点をおさらいしつつ、テレビモニターやモバイル端末では得られない、映画ならではの魅力を楽しむことが出来る機会となるでしょう。
また、『スター・ウォーズ』に興味はあるけど『フォースの覚醒』を見ていないから、『最後のジェダイ』も映画館での鑑賞はスルーかな…という方々には、絶好のトライのチャンスと言えます(あまり数は多くないでしょうが)。
目次
復習上映限定!デイジー・リドリーの
日本のファンへの特別メッセージ上映!
『フォースの覚醒』のブルーレイを持っており、繰り返し見ているコアなファンにとっても、今回の復習上映が気になるポイントは、映画館での視聴体験だけではなく『フォースの覚醒』本編上映後にレイ役のデイジー・リドリーから日本のファンへの特別メッセージが上映されること!
デイジー・リドリーの特別メッセージは、この『フォースの覚醒』復習上映限定の上映となるということで、デイジー・リドリーファンは行かなければならない仕掛けとなっています…
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
復習上映 実施劇場リスト
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映は、11月11日(土)、12日(日)ともにそれぞれ各1回のみ上映されます。上映は、2D字幕版のみ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映の実施劇場リストは、以下のリンクよりご確認ください。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
復習上映 鑑賞料金/チケット販売
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映の鑑賞料金は、ユナイテッド・シネマ
、109シネマズによると1100円となっています。
また、現在わかっている主要な各シネコンのチケット販売日は以下の通り。
ユナイテッド・シネマ
●インターネットオンライン販売:11月7日(火)24:00~(=11月8日(水)00:00~)
●劇場チケット売場:11月8日(水)劇場オープン時~
109シネマズ
【11月11日(土)上映分】
●オンラインチケット購入:2017年11月8日(水)0:00~
●劇場窓口/自動券売機:2017年11月8日(水)劇場オープン時~
【11月12日(日)上映分】
●オンラインチケット購入:2017年11月9日(木)0:00~
●劇場窓口/自動券売機:2017年11月9日(木)劇場オープン時~
イオンシネマ
●e席リザーブ:深夜0:15より2日後までのチケット購入が可能。
●劇場窓口:劇場オープンより2日後までのチケット購入が可能。
上映時間は各劇場ごととなりますが、上記のチケット販売開始時までにはスケジュールが決まっているはずです。
11月9日は六本木で『フォースの覚醒』
復習上映会イベントも!応募先一覧
また、11月9日(木)にはTOHOシネマズ六本木にて『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映会イベントも開催されます。
上記の復習上映よりも先行して、ゲストの登壇も予定されているイベントとして実施されます。新作映画の試写会ではなく、旧作映画で上映会イベントを行うことも異例ですね…!
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』復習上映会イベントの開催概要は、以下の通り。
- 日程:11月9日(木)17:30開場 18:00開演
- 会場:TOHOシネマズ六本木
※11/2追記:ディズニースタジオTwitter/スター・ウォーズ公式Twitterでのプレゼント情報を追記しました。
ぴあ映画生活
- 当選人数:50組100名
- 応募方法:応募フォームより応募 ※ユーザー登録、アンケートへの回答が必要、鑑賞後11月16日(木)までにぴあ映画生活にレビューを投稿する方限定
- 応募締切:10月30日(月)まで
T-SITE
- 当選人数:50組100名
- 応募方法:応募フォームより応募
- 応募締切:10月31日(火)まで
ディズニースタジオTwitter/スター・ウォーズ公式Twitter
- 当選人数:20組40名
- 応募方法:ディズニースタジオTwitter「@disneystudiojp」、スター・ウォーズ公式Twitter「@starwarsjapan」の両方、またはどちらかをフォローし、好きな『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のキャラクターと、ハッシュタグ「#フォースの覚醒復習キャンペーン」と「#フォースの覚醒」を付けてツイート。
- 応募締切:11月5日(日)
『最後のジェダイ』興行への力の入れようが伝わる、
復習上映会の「異例」
改めて、2年前に公開されてコアファンはブルーレイを所有し、ライト層でもレンタルや配信、有料テレビで放送されて浸透している映画で、マスコミの取材が入る上映会イベントを開催したり、全国の映画館で再び興行することは異例です。
映画館側としては、TSUTAYAに行ったり、手元のスマートフォンひとつで見られる映画よりも、その週に公開される新作映画を上映した方が動員が見込めるはずです。強い関心がない観客にとっても、今回の上映料金が通常の興行よりも安いとはいえ、映画館は新作映画を見に行く場所という認識なのではないでしょうか。
これには、まもなく公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の興行への力の入れようが伺えます。
『フォースの覚醒』が六部作の続編ではあるもの、新しい三部作の第1章として「この作品から最初に見られる!」というポジショニングが可能だったことに対し、『最後のジェダイ』は、『フォースの覚醒』から直結するストーリーであるため、楽しむためには『フォースの覚醒』の鑑賞は必須となります。
映画の続編のセオリーとして、前作を見たものの次作を見ない層がどうしても出てしまうため、続編映画は前作よりも右肩下がりとなってしまう傾向が強いです。
『フォースの覚醒』は興行収入115億円を記録し、2016年の洋画興行ランキング第1位となりましたが、『最後のジェダイ』がさらなる大ヒットを狙うためには、前作からの脱落層を前提として、さらに新規層を囲っていかなければなりません。
そのためには、まずは『フォースの覚醒』を見てもらうことが何よりも重要になってくることでしょう。これが『フォースの覚醒』復習上映会が行われる背景であり、この異例の展開はそれだけ力を入れなければならないという現れではないかと思います。
これから、『最後のジェダイ』公開が近づくにつれてこの傾向は強くなると思いますので、最も幅広い層に鑑賞してもらえ、インパクトのある『フォースの覚醒』地上波テレビ初放送も十分あり得るのではないかと思います。
また、旧作映画を全国342館の劇場で、1日1回上映とはいえ動員が見込める土日のスクリーンを開けさせた力技は、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの劇場営業力を示しています。
これはあまり考えたくないのですが、『フォースの覚醒』復習上映会を行うことが『最後のジェダイ』をブッキングしてもらう条件になっていたりして…そんな「どぎつい交渉(by戸田奈津子)」があったのではと邪推するほど、『最後のジェダイ』への力の入り具合を感じる展開です。
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。