ディズニー公式ファンイベント「D23 Expo 2017」にて7月15日(土)に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のプレゼンテーションが行われ、約3分間のメイキング映像が公開されたほか、キャスト・スタッフの口から本作についての様々なヒントが明かされました。
イベントに登壇したのは、監督のライアン・ジョンソン、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、キャプテン・ファズマ役のグウェンドリン・クリスティー、ローズ・ティコ役のケリー・マリー・トラン、アミリン・ホルド役のローラ・ダーン、DJ役のベニチオ・デル・トロ。
『フォースの覚醒』、『ローグ・ワン』ともに、夏にキャストが登壇するイベントにて新作映画のメイキング映像を公開しており、今回はディズニー公式イベント「D23 Expo 2017」でのお披露目となりました。『スター・ウォーズ』新作のメイキング映像が出てくると、今年も夏だなぁと思いますね…
すべて逆の方向に…予想もつかない驚愕のストーリー
まず、この『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のメイキング映像にてキャストの口から語られるのは、いかに本作が『フォースの覚醒』を見たファンの予想外の方向にストーリーが進んでいくかということ!
「監督が目指したのは予想もつかない物語」
「話の展開に多くの人が驚くはず」
「新しいキャラクターのことも分かってくる。それに以前から知っているキャラクターたちの行く末にも大きな変化が現れる」
「すべて逆の方向に動き始める。前作でみんなが思ったことの逆へ」
「全てを知っていると思っていたが、予想もできないことを僕に投げかけてきた」とはルークを演じたマーク・ハミルの弁。
マーク・ハミルをしてこう言わしめる『最後のジェダイ』は、「シリーズ史上最も衝撃的な真実」と日本の映画館で配布されているチラシに謳われているように、驚きのストーリーが待っていることは確実なようです。
メイキング映像から垣間見えた 『最後のジェダイ』注目の新要素
さて、次にメイキング映像中から垣間見える『最後のジェダイ』注目の新要素をピックアップしてみます。
ちなみに、メイキング映像中でアクバー提督が「It’s a wrap!」(撮影終了!)と言うのは『ジェダイの帰還』での「It’s a trap!」(これは罠だ!)をもじったギャグで、最後に笑わせてくれました!
新たなロケーション
まず、『最後のジェダイ』で初登場の惑星クレイトと思われる場所で、赤い土煙が爆発で吹き飛ぶ様子がスローモーションで挿入されています。ここでは激しい地上戦が展開されるのでしょうか。
また、こちらも新しいロケーションのカント・バイトのカジノのカットもいくつか確認出来ます。カント・バイトは様々なエイリアンが見られますが、これまでの『スター・ウォーズ』シリーズでは見られなかった新顔が多いようです…
また、おなじみのアク=トゥーにはいくつも並ぶドーム状の建造物があるほか、スター・デストロイヤーのブリッジと思われる巨大なセットも確認出来ます。
フィン復活!アクションシーンもあり
今年2017年4月の「スター・ウォーズ セレブレーション オーランド 2017」で公開されたティーザートレーラー(予告編)では、医療カプセルのようなものに入っているフィンのカットがありましたが、『最後のジェダイ』ではフィンは寝ているだけではなくアクションシーンもあることが明かされました。
またフィンの活躍が見られるのは楽しみ!メイキング映像ではフィンもパイロットスーツを着ているようで、またフライトシーンがあるのかも知れません。
また、ケリー・マリー・トラン演じるローズとフィンは行動をともにする見せ場があります。
フィンとローズがファースト・オーダーの将校に変装しているカットもあり、どのような目的で潜入するのか気になるところ。敵軍に変装して潜入するのは、『スター・ウォーズ』お決まりの戦法だ!
カイロ・レン、レイはそれぞれチャンバラシーンが
ダース・ベイダーを彷彿とさせるマントを着てたたずむカイロ・レン。別のカットでは、あのヘルメットも確認出来ます。
さらに、カイロ・レン役のアダム・ドライバーは棒を持った二人と、レイ役のデイジー・リドリーは三人から太刀を受ける殺陣の練習をしています。どちらも複数人との殺陣があるようですが、対する相手が持つ武器はライトセーバーではなさそう。エレクトロスタッフのようなものかも知れません。
また、デイジー・リドリーはライトセーバーだけではなく、まだクォータースタッフを使うシーンもあるようです。
ストームトルーパーの新しいアーマーと武器
肩が黒く、ファースト・オーダーのマークがデザインされたアーマーを着たストームトルーパーが持つのは、ツメのある棒状の新たな武器。
『フォースの覚醒』でもスタンバトンを使っていましたが、ファースト・オーダー ストームトルーパーは近接戦闘の機会が多いのでしょうか…
レイアと対面する新キャラクター、アミリン・ホルド
『最後のジェダイ』が最後の登場になると思われるレイア。このメイキング映像でもレイア、そしてキャリー・フィッシャーを意識した編集がされており、娘であるビリー・ロードも顔を見せています。
そんなレイアと握手し微笑んでいる様子が見られるのは、アミリン・ホルド役のローラ・ダーン。副提督という役職のようですが、やはりレジスタンスまたは新共和国の人間なのでしょうね。
Aウィングに乗るポー・ダメロン
『フォースの覚醒』でスターキラー基地を破壊した立役者のポー・ダメロン。このメイキング映像では、ポー・ダメロンがAウィングと思われる機体のコクピットに搭乗していることがわかります。
Aウィングといえば、幼少期のポー・ダメロンは反乱軍パイロットだった母のシャラ・ベイが持つAウィングで操縦を学んでいるなど、ゆかりのある機体です。
Xウィングのブラック・ワンの爆発シーンが予告編にあったので、破壊されたことで機体を乗り換えることになるのでしょうか?
ルーク・スカイウォーカーの新しいコスチューム
ルーク・スカイウォーカーは、『フォースの覚醒』でおなじみとなった灰色のローブだけではなく、茶色い服を着た姿も確認出来ます。
また、マーク・ハミルの右手がCGによって機械の義手に差し替えられる前の撮影時には、緑色のテープを指に巻いていることがわかるのはメイキングとして面白いところ。
新たなキュートポジションのキャラクター、ポーグ
ペンギンをより丸くして、つぶらな黒い瞳にしたような新しいクリーチャーの名前はポーグ!このポーグは、キュートなキャラクターのポジションを狙っているようです…
ポーグはアク=トゥーにいる生き物で、フォースとのつながりも噂されているなど重要な役割となりそうなキャラクター。アク=トゥーにいるルーク、レイ、チューバッカ、R2-D2といった面々と遭遇することになるのでしょうね。
ルークとレイの親子説に決着!
『フォースの覚醒』以降、常にささやかれるルークとレイの親子説。デイジー・リドリーの発言によると、ルークとレイの親子説が正しいか、間違っているかだけは『最後のジェダイ』で判明するとのこと!
これはレイの出自にある程度(少なくともルークと血縁関係があるか否か)の答えが『最後のジェダイ』で出されるということでしょうか!
「最後のジェダイ」の意味は、映画の展開により変わる!
さらに、ライアン・ジョンソンがアメリカのTV番組「グッド・モーニング・アメリカ」で語ったところによると、サブタイトルの「最後のジェダイ」は複数の意味を持つだけでなく、その意味が映画の展開に応じて変わってくるようです!
これはルークとレイの物語と密接に関わっているということで、ある者がある時点までは「最後のジェダイ」だったが、映画の結末では別の者が「最後のジェダイ」となった、ということなんかも考えられそうですね…(意味深)
いずれにしてもジェダイが最後のひとりになり、また最後のひとりと呼ばれるということは、つまり歴史の中ではジェダイが終焉を迎えるということにつながりそうです。
予想外の『最後のジェダイ』、ファンの反応はどうなる?
新しい三部作の二作目ということで、ストーリーの転換点となることが義務付けられているようなものと言える『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、ファンの予想とは別の方向に進む作品となりそうです。
また、デイジー・リドリーの発言にあった「三部作の二作目ではあるけれど全く自立しているとも言える」という点も気になるところ。
合わせて、この春以降のプロモーションを見ていると「衝撃の展開」「予想外」というサプライズによって興味を惹くことが、映画の大きな宣伝ポイントとしていることが伺え、今後も公開までは引き続き、徹底した秘密厳守の体制で情報管理をしてくることでしょう。
『帝国の逆襲』の終盤のように衝撃の事実が明かされるとして、どうせなら映画館のスクリーンで驚いた方が印象深いですよね。
とはいえ『最後のジェダイ』は三部作の二作目なので、すべての謎が明かされることはないでしょうし、おそらく「あと1年半なんて待てない!今すぐ続きが見たい!」というエンディングとなるかと思います。
ファンにとって思いもよらない予想外な方向性ということは、ファンにとって心地良くない展開であることも十分に考えられます。
予想外過ぎて、場合によっては公開後すぐには受け入れがたい事実がファンの賛否両論や、大きな議論を呼ぶことにもなりそうです。『スター・ウォーズ』映画に議論はつきものですよね~!
個人的には『最後のジェダイ』そのもののストーリーも楽しみなところですが、公開後のファンのリアクションもどのような流れが起きるのか、今から思いを馳せています。
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