バンダイから発売されている『スター・ウォーズ』のトレーディングカードゲーム「STAR WARS Trading Card Battle -スター・ウォーズ トレーディングカードバトル-」を先日遊んでみました!
様々なキャラクターのTCGを発売しているバンダイからの国産『スター・ウォーズ』TCGはどのようなゲームなのか、「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」のルール概略や遊び方、遊んだ感想などをレビューします!
全俺が待望・新『スター・ウォーズ』TCG!
昨年後半から、いやもっと言えば東京おもちゃショー2014でバンダイが『スター・ウォーズ』カードゲームの発売予定を発表して以来、ずっとこのカードゲームは気になっていました。
それもそのはず、私は以前にデサイファ社から発売されていた(日本では当時のタカラから発売)「スター・ウォーズ コレクションカードゲーム」の他、これまで様々な『スター・ウォーズ』カードゲームを遊んできたので、トレーディングカードゲーム(TCG)は強い思い入れのあるジャンルなのです。
しかも、今回は初の国産『スター・ウォーズ』トレーディングカードゲーム!
というわけで、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開と同時の昨年12月18日(金)に発売されて以来、6種類のプロモーションカードを手に入れたかったこともあってカードショップ、コンビニ、映画館でカードを購入。しかし、色々あってなかなかデッキを組んで遊ぶことは出来ず…
そんな中、2月に入って『スター・ウォーズ』カードゲーム仲間と遊ぶ機会が到来!
「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」とは
改めて説明すると、この「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル(TCB)」は『フォースの覚醒』までの『スター・ウォーズ』映画全作品を題材にした二人対戦型のトレーディングカードゲームです。
「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」ルール概要
ゲームの目的
プレーヤーは、『スター・ウォーズ』のキャラクターや宇宙船などのビークル(ユニット)を登場させて、相手のベース(基地)を攻撃し合います。ベースはカードで表現されており(初期状態は5枚)、相手のベースからカードをなくした上で自分のユニットの攻撃を成功させることがゲームの勝利条件となります。
また相手のデッキのカードがなくなった上で、相手がカードを引かなければならなくなった場合も勝利します。
このお互いのベースの攻防戦の中で、ダース・ベイダーやハン・ソロといったキャラクターや、ミレニアム・ファルコンやタイ・ファイターのようなメカニックが映画さながらに戦闘を繰り広げることになります。
カードゲーム初心者でも遊びやすい設定
全体的なルールは、バンダイの他のカードゲームを遊んだ経験がある方にはよりわかりやすいとか思います。ただ、従来の『スター・ウォーズ』カードゲームよりもルールはグッとやさしめに設定されており、カードゲーム初心者の方でもハードルは低めです。
何より、メインキャラクターが「構築済みスターター」にセットされている他、ブースターでも一部を除けば比較的手に入りやすいので、カード購入予算を多く用意しなくてもおなじみのキャラクターの活躍が楽しめるのも良い点(勝利を極めたい場合は話は別ですが)。
ルールが簡略化されている分、戦闘システムが単純だったり、ユニット同士の戦闘で「スター・デストロイヤーの攻撃をC-3POが防御する」のような状況にもなるのが再現性の点で残念ではあります…ただ、幅広い層が遊べるゲームの方が結果的に末長く楽しめるので、受容の範囲かと。
映画を再現し、ゲームのカギを握る!ストーリーカード
映画の物語の進行を再現したストーリーカードは、「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」の特徴のひとつ。
これは、『エピソード1/ファントム・メナス』でのジェダイとシスの決闘や、『エピソード2/クローンの攻撃』の独立星系連合のドロイド軍の侵攻、『エピソード4/新たなる希望』での反乱軍と帝国軍の宇宙戦闘、『エピソード5/帝国の逆襲』でエコー基地から脱出する反乱軍、といった『スター・ウォーズ』劇中の名シーンが再現出来るシステム。
ストーリーカードは、レベル1~5までを各ターンに順番に出していくことでストーリーの進行を表し、高いレベルのストーリーカードになると強力なキャラクターを配備出来るとともに、重要なゲーム効果を発揮します。
デッキ構築においては、このストーリーカードで発生する効果を最大限に発揮出来るようなコンセプトで組み立てることになるので、このゲームの核とも言えるカードです。
「スター・ウォーズ TCB」を実際にプレイ! シンプルながらも奥深い!
では、「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」をプレイした模様をご紹介。
ゲームスタート時の場はこのような配置に。ユニットの配置には前列と後列の概念があり、戦闘出来るのは基本的に前列のユニットのみです。
このプレイシートは、「構築済みスターター」に付いてきます。
ゲームが進行していくと左側のストーリーカードが表向きになっていき、ユニットも多数登場していきます。
このゲームのコストの概念は、各カードに設定されているプレイレベルが現在、場にあるストーリーカードのレベル以下であればプレイ出来るという点のみ。そのため最強クラスのキャラクターも5ターン待てば配備出来、コスト不足で強いユニットが出せない…というイライラがないのも良いところ!
こちらは、ジェダイとシスの決闘デッキ同士の対戦。クワイ=ガン、オビ=ワン、メイス・ウィンドゥといったジェダイがダース・モール、ドゥークー伯爵と決闘を繰り広げました。
これらのキャラクターは、戦闘相手を指定出来る「ライトセーバー」の能力も強力!
こちらはドロイド軍デッキ。劇中の通り、配備・展開しやすいバトルドロイドの軍勢をドゥークー伯爵が率いる!
攻撃ばかりを考えていると、次のターンの防御が手薄になり自軍のベースにダメージを負いやすくなり、反対に守りばかりでは勝てない…この攻防戦は、シンプルでいて奥が深い!ゲーム後半になるほど熟考してしまいます…
また、デッキからカードを探して配備したり手札に加える、いわゆるサーチカードが多く存在するので、デッキ構築時に想定した展開が実現しやすく、ゲーム開始時に欲しいカードを引けずに事故ってしまうことも少なく、デッキの展開は軽快なのも楽しめるポイント。
ちなみに、カード裏面が『ジェダイの帰還』デザインなのはカードスリーブ「Star Wars Art Sleeves: Return of the Jedi」によるものです。
元々のカード裏面がゲームロゴのみのシンプルなものだったので、スリーブも凝りたい方にはおすすめ!雰囲気が増します!
最初は構築済みスターターから!
「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」を遊ぶならまずは、構築済みスターターを買ってみましょう。
通常のブースターパックを買い集めることでもゲームをすることは可能ですが、ゲームに必要なストーリーカードを揃えるにはかなりのパック数を買うことになってしまいますし、構築済みスターターだけに収録されているカードもあります。
構築済みスターターは、「STAR WARS Trading Card Battle 構築済みスターター ライトサイドデッキ」と「ダークサイドデッキ」の2種類があります。いずれも、ジェダイ/シスの決闘デッキに必須のストーリーカードの他、それぞれオビ=ワン、クワイ=ガン、ダース・モール、ダース・シディアスなどを封入。
ちなみに、ライトサイド、ダークサイドとカードタイプが分かれていますが、同じデッキにライトサイドとダークサイド両方のカードを混ぜることも出来ます。ただ、現状の第1弾環境ではライトサイドとダークサイドを混ぜることに利点がないので分けて組んだ方が良いでしょう。
また、ライトサイド同士、ダークサイド同士の対戦もOK。
これまでの『スター・ウォーズ』カードゲームはライトサイドとダークサイドの2つのデッキを用意し、必ずライトVSダークとする必要があったのでそのイメージが強いのですが、他のカードゲームから見たらこのシステムは特殊だからなぁ…
早くも第2弾ブースターパックが3月に発売!
12月に発売されたばかりの「スター・ウォーズ TCB」ですが、早くも「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル 第2弾 ブースターパック」が3月に発売予定!
先日のDISNEY EXPO JAPAN 2016で一部カードを見てきましたが、今回は『エピソード3/シスの復讐』、『エピソード6/ジェダイの帰還』が中心のラインナップ。
今度はどのようにゲームの遊びの幅が広がるのか、来月の発売が楽しみです…
『スター・ウォーズ』カードゲームの歴史を汲む 「スター・ウォーズ TCB」の今後に期待!
随所から伝わる「スター・ウォーズ:CCG」へのリスペクト
「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」からは、随所にデサイファ社の「スター・ウォーズ コレクションカードゲーム」へのリスペクトを感じます!
例えば、カードに使用された場面写真やカードタイトル、「ノンユニークアイコン」や「感知」といったゲーム用語にその形跡が見られ、個人的にかなりグッときました…
また、ストーリーカードは「オブジェクティブカード」のような仕組みだし(ジェダイとシスの決闘は「ライトセーバーコンバット」まんま)、サーチカードが多くデッキ展開がしやすいというゲームシステム面にもそのエッセンスを感じます。
「スター・ウォーズ TCB」は 長く楽しめるゲームになって欲しい…(切実)
ちなみに、これまでに『スター・ウォーズ』カードゲームは以下の商品が発売されてきましたが、ことごとく日本市場では短命でした…
●「スター・ウォーズ コレクションカードゲーム」
→エキスパンション3弾までで日本語版発売終了
(海外:デサイファ社/日本:タカラ)
●「スター・ウォーズ エピソード1 ヤングジェダイ コレクションカードゲーム」
→エキスパンション2弾で日本語版発売終了
(海外:デサイファ社/日本:トミー)
●「スター・ウォーズ トレーディングカードゲーム」
→ブースター2弾で日本語版発売終了
(海外:ウィザード・オブ・コースト社/日本:メディアファクトリー)
いや~、マジで今回はがんばって欲しい!これから毎年映画公開するし!バンダイは他にも『スター・ウォーズ』商品出しているし!
「スター・ウォーズ トレーディングカードバトル」のプレイヤーの方、また興味がある方、ゲームプレイやトレードの輪を広げていきたいと思いますので、コメント欄やSNSなどでお気軽にお声掛けください!
コメント
カードスリーブがあることは知っていたのですがamazonで買えるとは…
探していたのでとても助かりましたありがとうございます!
某有名TCGにスターウォーズを丸ぱくr…オマージュしたテーマが登場したのでそれに使いたいと思っていました。
BANDAIからもスリーブやケースなどのサプライが発売されることを期待しています。
>匿名さん
日本のAmazonだと割高なので、価格だけを考えれば
アメリカのAmazonという選択肢もあります!
ちなみに、『スター・ウォーズ』をオマージュした
テーマが出たTCGのタイトルは何ですか?
一番欲しかったEP5スリーブが運良く600円ほどで買えました。本当にありがとうございます。
米amazonに売ってるのは前から知っていたのですが買い方がわからないので諦めていました。
TCGの件は遊戯王の「Kozmo」というテーマです。(日本未発売)
見た目だけでなく設定も似せているので、訴えられるのではと心配になるレベルです。(笑)
ちなみに凄く強くて環境を席巻しているらしいです。
>匿名さん
お〜、それはお買い得でしたね!
お役に立てて良かったです!
「Kozmo」について教えて頂きありがとうございます。
見てみましたが、確かにライトセーバー的な光剣を持った戦士達が…(笑)
これに『スター・ウォーズ』スリーブを使ったら注目されそうですね!