現代美術家の村上隆さんが、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にカメオ出演していることがJ.J.エイブラムス監督によって明らかにされています。
これは、日本メディア数社合同のロングリード(先行)取材でのインタビューにて明かされたもの。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で初めて明らかになったカメオ出演者がまさかの日本人で、さらにまさかの村上隆さんとは!
これまでに、日本人キャストでは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に長井シーナ志保子さん、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で伊川東吾さん、またオリジナル・トリロジーでは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』にて楠原映二さんが出演を果たしていますが、カメオ出演を監督の個人的な縁ですることになったという日本人は、村上隆さんが初めてとなるでしょう。
村上隆プロフィール
村上隆さんは、国内外を問わず個展の開催やコラボレーション企画などで活躍されている現代美術家・ポップアーティスト。
日本のアニメやフィギュアなどを思わせるポップでカラフルな作風で、現代美術作品だけではなく、企業キャラクターなどもデザインされています。
例えば、村上隆さんによるゆずのアルバムのジャケットデザインなどに用いられている「お花」や、六本木ヒルズのキャラクター、またTOKYO MXのキャラクターなど、その名前は知らなくても、おそらく多くの方々がどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
最近では、ユニクロにて村上隆さんの作品と「ドラえもん」のコラボレーションTシャツのほか、企画展「THE ドラえもん展」のメインビジュアルも手掛けています。
海外では、ルイ・ヴィトンとのコラボアイテムのデザインや、フランスのヴェルサイユ宮殿での個展なども開催したことがあり、世界的に活躍しているアーティストです。
また、2013年には映画『めめめのくらげ』を監督しており、様々な分野にて活動を続けられています。
村上隆も『スター・ウォーズ』カメオ出演についてツイート
そんな村上隆さんは、J.J.エイブラムス監督とかねてからの友人のようです。
2009年にJ.J.エイブラムス監督が『スター・トレック』で来日した際、以前の来日時に村上隆さんからAKB48のライブを観ることを勧められて観てみたら本当に素晴らしかった、というエピソードを語っています。
これが10年前の出来事なので、長らくの親交のようですね。
今回の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』への村上隆さんのカメオ出演も、J.J.エイブラムス監督からのオファーだったそうです。「彼とは友達なんだ。だから電話して、『映画に出てくれないか?』と聞いたんだ。そうしたら、本当に撮影現場に来てくれた」とのこと。気軽に誘い、快諾できるほどの関係であるのでしょう!
この『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』への村上隆さんのカメオ出演について日本の各WEBメディアが報じた後に、村上隆さんは自身のTwitterアカウントに以下の投稿をして、カメオ出演を認めています。
監督自ら言ったからOK?
— takashi murakami (@takashipom) October 14, 2019
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00000314-oric-ent— takashi murakami (@takashipom) October 14, 2019
日本のSFオタクの皆さんが、SW新作を観ない理由を作ってしまった気がする。
JJさん、ごめんね。僕、日本で嫌われてて。でも、一応は、状況説明はしたんですけどね。本当にごめんなさい。
シュン。— takashi murakami (@takashipom) October 14, 2019
帰国して人前でたらSWネタ、振られまくって、いやぁ、ワシ、どんなだか見てないし、なんともかんともリアクションに困る。
— takashi murakami (@takashipom) October 19, 2019
もちろん登場シーンなどへの言及はありませんが、帰国した際に『スター・ウォーズ』関連の話を振られて困惑する様子が伺えるます…
『スカイウォーカーの夜明け』での村上隆の気になる役柄は?
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でのダニエル・クレイグやサイモン・ペッグ、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でのジョゼフ・ゴードン=レヴィットなど、豪華な顔ぶれで知られる『スター・ウォーズ』シークウェル・トリロジーのカメオ出演。
過去のカメオ出演の場合、ダニエル・クレイグのようにストームトルーパーに扮したり、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのように声の出演での参加など、素顔を確認できない場合も多かったです。
しかし、今回の村上隆さんのカメオ出演はJ.Jエイブラムス監督いわく「よく見れば、顔が出ているからわかる」ということです。ということは、ヘルメットやマスクで素顔を隠さないキャラクターであり、また声だけの出演でもないことがわかります。
そうなると、素顔を露出させているレジスタンスであったり、銀河の一般市民の役柄がまず考えられそうです。
レジスタンス兵員役では『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にて、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督のカメオ出演がありました。
ギャレス・エドワーズ監督のカメオ出演は、ある程度の出演時間があってアップになっていたので、かなりわかりやすいものでしたが、村上隆さんのカメオ出演は「よく見ると」とのJ.J.エイブラムス監督の発言も踏まえれば、ギャレス・エドワーズ監督のシーンほどわかりやすくはなさそうです。
また、過去には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が『ローグ・ワン』にて、デス・スター兵員役としてカメオ出演しているケースもあり、ファースト・オーダーの兵員という役柄も考えられますが、村上隆さんが常にヒゲを蓄えているため、どちらかというとキチッとした規律のある出で立ちのファースト・オーダーには合わないのではと思われます。
そのため、やはりレジスタンスのメンバーかその支援者、または様々な種族が集う場所などにいるキャラクターの方が可能性が高そうです…
とはいえカメオ出演が明かされても、登場シーンが最終的に本編からカットされてしまうケースもあるので、すべては『スカイウォーカーの夜明け』を見るまではわかりません。
『最後のジェダイ』ではイギリスのウィリアム王子、ヘンリー王子、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などに出演のトム・ハーディもストームトルーパー役で撮影に参加したものの、本編ではカットされています。
すべては、『スカイウォーカーの夜明け』が公開されれば明らかになります。公開された際にはスクリーンのあちこちに目をやり、様々な要素を探しつつ村上隆さんを探しましょう!
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