Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」の本編鑑賞後にご覧ください。
「スター・ウォーズ:アコライト」の他のエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アコライト」のレビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。
「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」レビュー
舞台は復讐の原点、16年前のブレンドクへ
姉妹を分かつことになった、16年前の出来事が明らかに!
第1話「失って/見つけて」、第2話「復讐/正義」で、4人のジェダイに対してメイ・アニセヤが復讐する動機として提示された16年前のブレンドルの火災。「スター・ウォーズ:アコライト」は第3話「運命」で、舞台と視点を16年前のブレンドルでのオーシャ・アニセヤとメイ・アニセヤに移し、シリーズ全体のストーリーのキーとなるこの事件を1エピソードで描く。
エピソード監督は、第1話「失って/見つけて」、第2話「復讐/正義」のレスリー・ヘッドランドに代わって、『アフター・ヤン』のココナダが担当。
「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」ストーリー
16年前のブレンドク。
ブンタの木の下で、蝶のような生き物の動きを手で触れずに止めていたオーシャ・アニセヤ。オーシャが離した生き物は、再び空中で動きを止められる。メイ・アニセヤがオーシャを見つけたのだ。メイは、アセンションを嫌がるオーシャをなだめて一緒に帰途につく。
2人は森の中で、マザー・コリルに発見される。マザー・コリルは、危険な砦の外に出た2人を叱るが、オーシャはもう砦の外に出られる年齢だと反発。安全のためだと言って急いで砦へと戻るマザー・コリル、オーシャ、メイの3人を、木の後ろからソルが見ていた。
様々な種族の女性ばかりが暮らす砦にて、マザー・コリルはオーシャとメイをマザー・アニセヤの元に送り届け、2人がまた砦の外へ出たことを報告。マザー・コリルは誰にも見られていないという認識で、ジェダイたちが訪れた気配はなく、偵察によるとジェダイたちは宇宙船を内陸に移動させたようだと伝える。
マザー・コリルはさらに、子育てについては指導者であるマザー・アニセヤに従ってきたが、あまりに2人に甘いので厳しさも示さねばと苦言を呈する。あの双子は普通の子どもとは違うのだという。
マザー・アニセヤは、オーシャとメイへの訓練ですべての生き物は、存在するものすべてに編み込まれた糸である同じ「スレッド」でつながっていると教える。青い果実を宙に浮かせてたマザー・アニセヤは、このスレッドはフォースと呼んで行使する者もいるが、我々はスレッドは人が操るような力ではないと教える。スレッドを引けば、人と運命が結び付けられたり、他人に縛り付けられたり、すべてが変わるのだという。
テレキネシスの力を実演しながら、今夜の儀式では数多のパワーを見せるのだと言うマザー・アニセヤをよそに、姉妹ケンカをするオーシャとメイ。2人をテレキネシスで倒したマザー・アニセヤは、続く攻撃を防ぐように指示。メイはこれを防いだが、オーシャはメイの背後に隠れただけだった。マザー・アニセヤにメイはほめられる一方、オーシャはマザー・コリルにもっと努力するよう叱責を受ける。
部屋に戻ったオーシャは、マザー・アニセヤにアセンションをしたくないと告げる。メイはやらなければ魔女になれないと言うが、オーシャは魔女にはなりたくないかもと本音を明かす。マザー・アニセヤは2人に手を握らせ、互いに愛を伝え合わせる。マザー・アニセヤによると、アセンションとは恐怖を通り抜け、自分自身の一部を犠牲にすることなのだという。オーシャがここを出て別の暮らしに憧れるのはまだ子どもだからであり、銀河は特殊な能力を持つ魔女は歓迎しない。2人に特別なままでいて欲しいとマザー・アニセヤは願っているのだった。
アセンションのため髪をセッティングしている最中、オーシャはノートに何かを描いていた。気になったメイは何を描いているか尋ねるが、オーシャはノートを隠す。オーシャは何でも双子の姉のメイと同じではなく、自分だけのものが欲しいのだという。2人は同じじゃないというオーシャの言葉に言い返すメイだが、オーシャはここには子どもが2人しかいないからそう思うだけだと語気を強める。
オーシャはブレンドクの外に何があるだろうとは思わないかとメイに聞くが、必要なものは何でもここにあるから、そう思わないという。
マザー・アニセヤは、集まった魔女たちを前にして追放以来初だという儀式をはじめる。その力が邪道な悪だとみなされ、迫害され、隠れざるを得なかったというのだ。全滅寸前のところで、生命が誕生したとするマザー・アニセヤの元に、オーシャとメイがやって来る。
マザー・アニセヤは自身の死後に魔女団の秘密を守り、遺産を引き継ぐと誓うか尋ね、メイ=ホー・アニセヤはこれを誓う。一方のオーシャことヴェローシャ・アニセヤがためらいながらも誓いの言葉を立てたその時、ジェダイの侵入が報告された。マザー・アニセヤは双子を隠し、武器を収めるよう指示。
ソル、インダーラ、インダーラのパダワンであるトービン、ケルナッカの4人のジェダイと、マザー・アニセヤは互いに自己紹介するが、マザー・コリルは侵害行為だとジェダイを非難。インダーラはこの惑星は無人だと思ったと釈明するが、マザー・アニセヤはジェダイが誤るとはにわかには信じがたいと言う。
インダーラは魔女団が子どもを訓練していることを憂慮しており、共和国の法を持ち出そうとするが、ブレンドクは共和国に非加盟であり、子どもなどいないとマザー・アニセヤ、マザー・コリルはさえぎる。しかしケルナッカは双子の気配に気付き、インダーラの呼びかけでオーシャとメイはジェダイたちの前に出て来た。
インダーラは父親について尋ねるが、マザー・アニセヤはいないと答える。ソルがメイの額に、アセンションで付いた印が朝はなかったことに気付くと、魔女たちはスパイ行為や子どもたちを連れ去る気だろうと非難する。
ソルはオーシャにライトセーバーを差し出し、立派なジェダイになれると思うので適正があるかテストしないかと声を掛ける。オーシャはすぐにこれを受け入れるが、突然トービンの目が黒くなり、呼吸が苦しげになる異変が起きる。マザー・アニセヤは、パダワンを正気に戻したければ立ち去るようジェダイに命じる。
オーシャは教わったことを見せたいと、ジェダイのテストを受けたいとマザー・アニセヤに懇願。インダーラはもちろん許可を得た上ではあるが、パダワン候補をテストするジェダイの権利を拒否することは出来ないと言う。
トービンが元に戻るとともに、マザー・アニセヤは明日の正午にオーシャをジェダイの野営地に届けると告げる。ソルは双子を2人ともだと主張し、マザー・アニセヤは静かにうなずく。インダーラは協力への感謝を述べ、4人のジェダイは立ち去った。
マザー・アニセヤは集めた顧問たちに、自分の望みがわかる年齢になったオーシャの望みの通り姉妹でジェダイのテストを受けさせるよう主張。マザー・コリルは、狂った僧たちに、自分が身ごもった子たちは渡せないと言うが、マザー・アニセヤは私が創ったのだと返す。マザー・コリルは、どう創り出したかジェダイが見つけ出したらどうするかと聞き返す。
ナーサ長老は、合格したら去られてしまうので、テストを失格させることを示唆する。
翌朝、マザー・アニセヤはオーシャとメイにテストで自分の考えと反対のことを言うよう教える。メイはさらわれかけたら止める、ジェダイは悪人だと言うがオーシャは善人だと言い返す。マザー・アニセヤは、善悪の問題ではなく力の行使を誰が許されるかという問題だとする。力が強いオーシャは、今はジェダイ志望であるが成長するにつれて、季節のように望みは変わりゆくものだとマザー・アニセヤは言う。
ジェダイの宇宙船まで近づいたところで、オーシャはメイに正直な心を答えたいと言うが、嘘をつかなければならないと約束をさせられる。
メイがテストを受け、オーシャの番が来た。オーシャはトービンによる採血を受け、インダーラとソルによるジェダイ検査用スクリーンでのテストを開始。スクリーンに映っている対象に対して、オーシャは正答しないがソルは正解だと続ける。オーシャは思わず、ソルが正解だと言ったことに対して本当は違うと口が滑ってしまう。
家族が離れ離れにならないよう、失格になるように言われていることを察したソルとインダーラは、オーシャの望みを聞く。ソルは自分が家族とは違うと自覚していた4歳でジェダイの適正試験を受け、家族と離れることが怖かったがジェダイに加わると自分と同じような仲間が何千人といたことを話す。
まずは自分の望みを言える勇気を持つことだと言うソルに、オーシャはジェダイになりたいと答えるのだった。
砦でマザー・アニセヤ、マザー・コリル、メイに対して、オーシャはメイと一緒ではなく私は私で生きたい、銀河を見たい、魔女にはなりたくないと本心を明かす。怒るメイをマザー・コリルが連れ出し、マザー・アニセヤは運命は誰かの力に決めさせるものではなく、自分で選んでいいとオーシャに語る。スレッドを引きたければ引き、恐怖心に負けず、自分で決めるのだと。
ジェダイになりたいというオーシャをマザー・アニセヤは抱きしめ、みんなと相談しなければならないがその望みは尊重すると言う。
自室で身支度をするオーシャの前に、メイが止めにやって来る。殺してでも止めるというメイは、ジェダイのシンボルマークのような模様を描いていたオーシャのノートを奪って部屋に閉じ込め、ランタンでノートを焼いてしまう。
炎は部屋のドアを焼き、拡がっていく…
魔女たちが「スレッド」と呼ぶ力
元ジェダイのオーシャ・アニセヤと、因縁のあるジェダイたちを暗殺する者となったメイ・アニセヤは、マザー・アニセヤが率いるブレンドクの魔女団の中で生まれ育ったことが明かされる。
ショーランナーのレスリー・ヘッドランドは、「クローン・ウォーズ」のマザー・タルジンとダソミアの魔女からインスパイアを受け、デイヴ・フィローニのガイドのもとブレンドクの魔女を創出。
『スター・ウォーズ』銀河で、新たな魔女たちの存在が発見されたというわけだ。
ブレンドクの魔女は、フォースと同じ自然現象、概念を「スレッド」と呼んでいる。
すべての生き物によって作り出され、取り囲み、貫き、銀河をひとつに束ねているというフォースと、すべての生き物は、存在するものすべてに編み込まれた糸でつながっているというスレッドの説明は、同じものを違う言葉で表現していると言えるだろう。
マザー・アニセヤは、このスレッドはフォースと呼んで行使する者もいることを認識しているが、スレッドは人が操るような力ではないとしていることが、ジェダイとは異なる点だ。
ブレンドクの魔女たちの秘匿するものと、ジェダイの傲慢さ
そんなジェダイたちは、ソル、インダーラ、トービン、ケルナッカという16年後にメイの復讐の対象となる4人が登場。
ブレンドクにいる、ジェダイの言葉でいえば「フォースの強い」オーシャとメイを、ジェダイの候補生として見出そうとしたことから、「スター・ウォーズ:アコライト」の悲劇と復讐劇ははじまったというわけだ。
この第3話「運命」では、ブレンドクの魔女たちは砦で独自のコミュニティを築いて暮らしているだけで、誰かを傷付けるような悪事を働いているわけではないし、ダークサイドのフォース感知者の集団という印象もない。ただ、後述するオーシャとメイの出生については、怪しい点はあるが。
一方のジェダイたちも、ジェダイ候補生のテストを強制しているわけでも、メイとオーシャを強引に連れ去ろうとしているわけでもない。しかし砦に侵入し、事前に偵察していたにも関わらずブレンドクは無人だと思っていたとごまかすなど、傲慢さを感じる。
どちらの視点に立ってみるかにより、その印象は変わってくる。
そもそもフォース感知者の子どもをジェダイ候補生として連れて行くことは、銀河全体の平和と正義という大きな幸福のために、家族に生まれたかけがえのない子どもを生き別れさせるという個々の人生の幸せを犠牲にするもので、『ファントム・メナス(エピソード1)』でこの設定が登場して以降、スピンオフ作品ではジェダイはカルト集団だとする一般社会の声も描いており、「スター・ウォーズ:アコライト」での描写もジェダイのあり方に疑問を持たせるようなものになっている。
銀河を広く支配している共和国を背にして小さな集落に迫り、銀河全体をつなぐ力の存在の考え方において異端は認めず、フォースという自分たちの価値観を絶対のものとしているように見えるジェダイは、世界各地の宗教を異端や異教徒として弾圧し迎合させてきたキリスト教や西欧中心主義のようにも見える。
これまで迫害されてきたといい、子どもはオーシャとメイだけだというブレンドクの魔女たちから2人を連れて行くことは、それこそ固有の文化の未来を奪う行為だ。
ブレンドクの魔女たちの儀式、アセンションでのコーラスを伴う音楽と振付は、これまでの『スター・ウォーズ』にはなかったようなミュージックシーンとなっている。
『ファントム・メナス』でのアナキンを連想させるオーシャ
子どもは自分たちしかいないこのコミュニティの中で、メイは双子の妹であるオーシャとともに魔女になりたいと願い、オーシャは自分にそっくりなメイとは違う自分として、外の世界へ目を向けていた。
レスリー・ヘッドランドは、「スター・ウォーズ:アコライト」を『キル・ビル』と『アナと雪の女王』を融合させたような作品であるとしており、これを聞いた時はその2作品は融合するものなのか…と思ったが、第3話「運命」で改めてなるほど!となった。
閉ざされた世界で、広い銀河とジェダイへの憧れを持つオーシャ。転機が訪れた時に、今いる場所からの旅立ちと、それに伴う母をはじめとした家族との別れを選択する姿は、『ファントム・メナス(エピソード1)』でのアナキン・スカイウォーカーと重なる。
葛藤の末、マザー・アニセヤは運命は誰かの力に決めさせるものではなく、自分で決めることだと伝え、オーシャを送り出そうとする。それは、シミ・スカイウォーカーがアナキンを送り出す際の「あなたの前に敷かれている道なのよ。あなたが決めるの」というセリフとも似ている。
さらにオーシャとメイには、父親がいないという。
この出生もアナキン・スカイウォーカーを想起させるが、2人は作られた存在であることも示唆されている。
オーシャとメイはマザー・コリルが身ごもったものの、マザー・アニセヤが「創った」のだという。しかもその方法は、ジェダイには知られたくない後ろめたいもののようだ。
自然な出生であれば、ザブラクであるマザー・コリルが身ごもればザブラクの遺伝的要素があるはずだが、オーシャとメイは人間。
これが生命を人為的に創り出す方法だとすると、『シスの復讐(エピソード3)』で語られたダース・プレイガスまでも想起してしまうが…
『ファントム・メナス(エピソード1)』公開25周年記念上映にて、本編の一部を公開するなど、そのプロモーションにおいて『ファントム・メナス(エピソード1)』と関連付けられていた「スター・ウォーズ:アコライト」は、時系列として最も近い時期の作品であり、ジェダイと共和国の時代が舞台というだけではなく、本編においても『ファントム・メナス(エピソード1)』と意図的に似せられていたのだ。
別角度から見たブレンドクの火災
メイが放った火によって、ブレンドクの魔女の砦は火災に見舞われる。さすがにあの火元からの火災のスピードで、スレッドにも触れている魔女たちが全滅するほどの被害になるとは思えないのだが…これは第3話「運命」で描かれていない部分で何かあるのだろう。
しかし、結果としてブレンドクの魔女たちは壊滅状態のようだし、オーシャはソルに救われて一命を取り留めた。一方のメイはどのように生き残ったのか、そして4人のジェダイへの復讐の動機は、隠れ潜んでいたブレンドクの魔女たちからオーシャを連れて行こうとしたことで、惨劇につながったためなのだろうか。もし本当にその動機だとすると、メイの逆恨みという印象が強くなってしまうが…
謎をあまり引っ張らず、明かせるところは早めに明かしながら視聴者に快適さを与えつつも、次なる謎を提示して興味を惹きつける「スター・ウォーズ:アコライト」。
まだ語られていない、あるいは別の角度から見た16年前のブレンドクの真相も期待したい。
「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」トリビアチェックポイント
ブンタの木
子どもの頃のオーシャとメイは、ブンタの木の近くに集っていた。
第2話「復讐/正義」でマスター・トービンの命を奪ったブンタは、ブンタの木の葉を用いて作られている。
この第2話「復讐/正義」でオーシャは、トービンの自害に使われたのは自身の故郷であるブレンドクにて姉妹が狩りの際に使っていた毒であるブンタだと説明していた。
ブレンドクの魔女たちのロックス
メイとオーシャの髪型のロックスは、歴史的に粘土とバターを使用して髪を区切って形成する部族のヘアスタイルにインスパイアされたもの。しかし撮影は長時間に渡るため、ヘア&メイクアップ部門はアクリル絵の具とシリコンを用いている。
マザー・アニセヤのロックスは、歴史的に女性の力の象徴である切ったことのないねじれた三つ編みが、自然の王冠のようにデザインされている。
また、マザー・アニセヤら魔女の衣装は王族を想起させる紫が用いられており、これは第1話「失って/見つけて」、第2話「復讐/正義」でのメイの衣装ともリンクされている。
クリオネのような生物
子どもの頃のオーシャとメイがブンタの木のそばで、「スレッド」を操って捕まえたブレンドクの蝶のような生き物は、その見た目からわかるようにクリオネにインスパイアされたもの。
16年前のインダーラの見分け方
「スター・ウォーズ:アコライト」第3話「運命」に登場するインダーラは、目の横にマーキングがひとつある。
16年後となる第1話「失って/見つけて」でのインダーラは、目の横にマーキングが2つになっている。
ジェダイ検査用スクリーン
ソルは、オーシャにジェダイの適正があるか確認するためジェダイ検査用スクリーンを使用する。
ジェダイ検査用スクリーンは、『ファントム・メナス(エピソード1)』にてコルサントのジェダイ評議会でアナキン・スカイウォーカーのフォース感知能力を確認するためにメイス・ウィンドゥが使用していた。スクリーンには次々に画像が映し出され、目で見ずにその内容を言い当てる検査となる。
アナキン・スカイウォーカーはスクリーンの画像を言い当てていたが、オーシャはスクリーンの画像をわかっていながらわざと異なる回答をし、ソルもまたオーシャの回答に合わせて受け答えをしていた。
また、オーシャはトービンから採血を受けるが、これもタトゥイーンでミディ=クロリアン値を測るためクワイ=ガン・ジンに採血されたアナキン・スカイウォーカーと同じである。
トゥーカ
ソルが使用するジェダイ検査用スクリーンには、トゥーカの姿が映る。
トゥーカは、「クローン・ウォーズ」などに登場する猫のような生物。ぬいぐるみとして登場することも多く、「バッド・バッチ」ではレッカーのトゥーカのぬいぐるみが登場している。
「反乱者たち」にて登場したロザルに生息するロズ=キャットは、トゥーカの種類のひとつ。
「I’ll never see you again?」
ジェダイになって銀河を見たいと決心したオーシャは、マザー・アニセヤに「もう会えなくなる?(I’ll never see you again?)」と言う。
これは『ファントム・メナス(エピソード1)』で、クワイ=ガン・ジンに見出されたアナキン・スカイウォーカーがタトゥイーンを旅立つ際に、母であるシミ・スカイウォーカーに言う「また会える?(Will I ever see you again?)」というセリフとシチュエーションも含めて似ている。
「スター・ウォーズ:アコライト」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。
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