Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」の本編鑑賞後にご覧ください。
「スター・ウォーズ:アコライト」の他のエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。
Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アコライト」のレビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、エピソードをより深く知るためのテキストをまとめたエピソードガイドです。
「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」レビュー
オーシャ、ソルがメイと対峙!
「スター・ウォーズ:アコライト」の初回2話同時配信の第2話目となる「復讐/正義」は、前話である「失って/見つけて」で提示されたストーリーの導入をさらに拡げていきながら、いくつかの新しい情報を明らかにしつつ、本作の主題の輪郭らしきものを表していく。
オーシャ・アニセヤ、ソルは、謎の存在だったメイ・アニセヤと直接対峙。オーシャから離れた場所で第2の事件が発生し、さらに2人が同じ場所にいることでメイはオーシャと同一人物ではないことが明示され(ただしフォースの超自然的な現象が使われていた場合、これも覆される可能性はある。『スター・ウォーズ』でフォース感知者が登場するミステリーをやる場合、フォースによって前提が変わり得ることは考慮しなければならないし、むしろ『スター・ウォーズ』ならではのギミックに期待したいところだ)、ベールに包まれていた部分の一部が明らかになった。
ソル、ヨード・ファンダー、ジェキ・ロンは、事件について何らかの関わりが疑われるオーシャを連れたまま、第2の事件が発生したことで本格的な捜査に乗り出していくのだ。
「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」ストーリー
オレガのジェダイ・テンプル。メイ・アニセヤは子どもを雇ってゲートキーパー・ドロイドを無力化し、ジェダイ・テンプルの内部に侵入。空中浮遊しながら瞑想を続けるジェダイ・マスターのトービンを攻撃するも、強力なフォースの障壁によって防がれ、触れることも出来ない。
そこに侵入者に気付いたジェダイ・テンプルの者がやって来たことで、メイ・アニセヤは逃走を余儀なくされる。
カーラックのポラン-717ジェダイ輸送船では、ジェキ・ロンがオーシャ・アニセヤと談笑する一方、ヨード・ファンダーはソルにオーシャの拘束を主張するなど、まだインダーラ殺害の疑いを向けていた。
ヨード・ファンダーは、メイ・アニセヤが生きていたとして訓練は受けてないはずだと考え、また双子説が真実だったとしても2人で共謀したのだと推測。しかし、ソルによるとオーシャも6年もの間、訓練は受けていない状態だ。
ソルはホログラム通信で、ヴァーネストラ・ロウにオーシャ・アニセヤに双子の姉のメイ・アニセヤがいたこと、16年前に死んだと思われたメイがインダーラ殺害犯だと思われることを報告。
ヴァーネストラ・ロウもこれに同意し、オーシャに似た人物がオレガのジェダイ・テンプルに忍び込んだと、新たな事件の発生を伝える。カーラックで捕らえられていたオーシャには、これは不可能だ。ヴァーネストラ・ロウは、オーシャを連れたままオレガの調査に向かうよう、ソルに指示する。
オレガでは、メイ・アニセヤが店にいるカイミールにトービンに一撃も与えることが出来なかったと話す。メイは、カイミールに毒であるブンタの作成を依頼。
時間がないというメイに、眠っているやつも倒せないようではウーキーはもっと無理だろうとカイミールは言う。メイは、トービン以外に残るジェダイ2人のうち1人を武器なしで殺せばマスターは満足するが、今回は自分のやり方でやるしかないとする。
カイミールは、ジェダイは平和の名のもとに銀河の支配を正当化しており、トービンは穏やかではなく触れもしない瞑想家でもなく、他のジェダイと同じように平穏を得た気になっているだけだという。
トービンが心から望むものである罪の許しはメイしか与えてやることが出来ないと、カイミールはブンタを用意してメイに渡す。
ポラン-717ジェダイ輸送船では、ソルがオーシャ・アニセヤの右腕のタトゥーについて尋ねていた。これはコープセクで仲間たちとハメを外した夜に入れたものだという。
オーシャは、何らかの方法で生き延びたメイがインダーラを殺害したものと考えている。2人とも助けたかったというソルに、あの夜のことはソルのせいではないと前に言ったと、オーシャはなぐさめる。
ソルはブレンドクでの出来事は受け入れたつもりだった。ソルは失ったものは受け入れろとオーシャに何度も教えようとしたが、オーシャは良い生徒ではなかったのだと自身を振り返る。ソルも、おそらく自分は良い師ではなかったのだと言う。
オレガのジェダイ・テンプルにソル、ヨード・ファンダー、ジェキ・ロンが到着する頃、メイ・アニセヤも再びジェダイ・テンプルに侵入し、トービンの前に現れる。
オレガのテンプルのジェダイの話では、昨夜に頭巾を被った侵入者が発見され、テンプル内では何も見つからなかったものの、ゲートキーパー・ドロイドが子どもの姿を捉えていた。子どもは、オーシャ・アニセヤを指して彼女に雇われてゲートキーパー・ドロイドを起動させたのだと言う。
メイ・アニセヤはトービンに、自分を覚えているかと問いかけ、バラシュの誓いを立てたのは求めていた平穏が得られると思ったからだろうと言う。しかし過去に取りつかれている、と告げるメイ。
ソルは、トービンと話をさせて欲しいとオレガのテンプルのジェダイに頼む。トービンは10年以上話していないというが、ソルはトービンは古い友人なので話すはずだというのだ。
メイは、ジェダイ評議会に罪を告白するか、求めている罪の許しを得るかと選択を迫り、ブンタをトービンの前に置く。目を開けたトービンは、メイを待っていたのだと空中浮遊から降りてくる。
ソルらがトービンの元へと向かう中、オーシャの前にささやき声とともに子どもの頃のメイの姿が現れ、オーシャは彼女の後を追う。
トービンは、メイに許しを請うとともに、我々は正しいことをしていると思っていたと告げてブンタを飲む。
オーシャは倒れているトービンを発見。後からソルらを連れて到着したオレガのジェダイに詰問されるも、オーシャの後をつけていたヨード・ファンダーによってオーシャの到着時にはすでにトービンが亡くなっていたと明かされ、疑いは晴れる。
オーシャは、トービンの自害に使われたのは自身の故郷で姉妹が狩りの際に使っていた毒であるブンタだという。ブンタは抽出したら毒性はすぐに消えるので、この近くで抽出されたものと推測。
町で唯一の薬局を監視していると、オレガのテンプルのジェダイは店に入るカイミールを見て、店主ではないと気付く。
ヨード・ファンダーは、周辺を封鎖してジェキ・ロンが見張る中、ヨード自身がカイミールを捕えることを提案するが、外見がメイに似ているオーシャにカイミールと話をさせ、メイだと誤認したカイミールから手掛かりや自白を引き出すというジェキ・ロンの案にソルとオーシャは賛同。
カイミールは、違和感を感じつつも店に現れたオーシャをメイだと認識。メイがトービンを毒殺しようとしていたことへの関与、また黒幕がいる旨の発言をする。
この発言を聞いたソル、ヨード・ファンダー、ジェキ・ロンは現場に急行。カイミールも、目の前のオーシャがメイではないことに気付く。
録音した証拠を突きつけられたカイミールは、自身はメイの調達屋でかつてはハットに銃器を売っていたという。黒幕については事情はよく知らないが、メイは4人のジェダイに復讐をしようとしているのだと言い、自分に預かり物があるから今夜また戻るはずだと教える。
その夜、周辺を封鎖して待ち伏せするヨード・ファンダーとジェキ・ロン。オーシャは、お互いにこうなることはわかっていたとソルに言い、ソルはオーシャがまだ怒りを抱えていたとは知らなかったと返す。
メイに家族を殺され、人生を破壊されたとするオーシャに、ソルは悲しみを手放すように言う。オーシャは正義のため、メイに立ち向かうことにソルからの許可は必要ないとする。ソルはそれを復讐だといい、メイのようになるなと忠告。さらに昔救えなかった彼女を、今救いたいのだと思いを告げる。
メイの復讐の対象は、16年前にブレンドルにいたインダーラ、トービン、ケルナッカ、そしてソルの4人のジェダイで、ソルも標的であると指摘するオーシャ。
メイを信じるように言うもオーシャの表情を見て、では私を信じろとソルは言い直す。
姿を見せたメイと対峙するソル。メイは武器を使わずにソルを攻撃し、ソルはその理由を問う。激しい格闘戦を繰り広げながらも、ソルはメイの背後にいる彼女に教えた師の存在を探る。
さらに、長い年月を経てもメイはまだ妹を思っているとソルが指摘すると、メイは妹は死んだと叫ぶ。ソルはオーシャは生きていることを告げるが、メイは信じず激昂。
そこにヨード・ファンダー、上空には機上のジェキ・ロンが現れて逮捕を宣告し、メイに投降するよう命じる。追い詰められたメイは…
メイの格闘シーンに隠された目的
インダーラの殺害、トービンへの自殺教唆をした犯人であるメイを追い、張り込み、現れた容疑者を包囲する様子はまるで刑事ドラマのよう!銀河共和国の平和と正義の守護者、黄金期のジェダイによる犯罪捜査が実写で見られる!
前話である「失って/見つけて」と同様に、メイ・アニセヤとジェダイの格闘戦も展開。このエピソードでメイはソルと戦うことになるが、ワイヤーワークも駆使したスピード感のある殺陣で、カンフー映画やその他のアクション映画のように見た後に「なんか強くなったような気がする(錯覚)」感のあるファイトシーンだ。
メイはインダーラとの戦いと同様に、短剣以外の武器は使わずにソルに挑む。この戦闘スタイルには、トービン以外に残るジェダイ2人のうち(ソルとケルナッカ)、1人を武器なしで殺せばメイのマスターが満足する、という理由があったことが明らかに。なぜ武器を使わずに復讐の対象のジェダイを殺す必要があるのか?儀式の一種なのだろうか。
ここに、前話である「失って/見つけて」のラストで登場した「マスター」の「アコライト(侍者)なら武器を持たずに相手を殺せる」というセリフが関わってきそうだ。メイは、「アコライト」になろうとしているのか?
そしてインダーラとの戦いの時と同様に、ソルを相手にした際にもメイはライトセーバーをつかみ取ろうとしている。いずれの戦いでも、メイが相手のライトセーバーへ手を伸ばすシーンはスローモーションで強調されており、重要な意味を持つものと考えるのが自然だろう。
この「アコライト」第2話「復讐/正義」で用いられたバラシュの誓いが初登場したコミック「スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 帝国の爪牙」にて、ダース・ベイダーがジェダイを探し出してそのライトセーバーを奪い、血を流させて自身の赤いライトセーバーにしたことと同じように、メイも自身のライトセーバーを得ようとしているのか?
ただかっこいいアクションシーンというだけではなく、メイの復讐の手段、怒りや悲しみを糧に現状を変えたいという思いの発露、そして隠された目的が表現されていたとしたらドラマとして面白いものになるだろう。
16年前のブレンドルの火災が残した、復讐と贖罪と謎
メイ・アニセヤが復讐を企てた理由のカギとなるのは、16年前のブレンドルでオーシャ・アニセヤとメイ・アニセヤの家族が亡くなることになった出来事であることが改めて明らかになる。この時にブレンドルにいたインダーラ、トービン、ケルナッカ、ソルの4人のジェダイがメイの復讐の標的となっていることがわかり、シリーズを通しての縦軸も浮き彫りになる。
ジェダイ・マスターであるトービンが、贖罪と、過去から目を背けてかりそめの平穏を得るためにバラシュの誓いを立てて長年に渡って孤立し、メイに許しを得るため命を捧げるほどとは、一体どのような重い真相が待っているのだろうか。
ブレンドルでの事件についてはソルも大きな苦悩を抱えたようだが、ジェダイならではの悲しみは手放し、失ったものは受け入れるという精神性で乗り越えているものの、心のどこかで引っかかっているものがあるようだ。
悲しみを手放すように諭すソルのジェダイの理屈と、ジェダイを離れて一般的な暮らしを送るオーシャの間のギャップも埋めがたいものがある。ソル役のイ・ジョンジェ、オーシャ役のアマンドラ・ステンバーグともに、目線で感情の機微を表す演技が作品を味わい深いものにしている。
メイとオーシャの間で入り混じる「復讐/正義」
正義と平和の守護者であるジェダイが悪を追う一方で、ジェダイといえど正義の名の下に大きな過ちをしてしまうこともあり、その罪に押しつぶされてしまうジェダイ・マスターの姿も同じエピソードの中で描かれていく。襲撃者であるメイ、復讐の対象となるジェダイのいずれも、善や悪といった先入観は取り払わざるを得ない。
メイ・アニセヤの仲間として、彼女の復讐をサポートするカイミールも登場。おそらくシス・コードの一節を知っていること、またメイと同じマスターに仕えていると思われることから、シスの信奉者のような立場なのだろうか。
飄々としながらもジェダイの欺瞞を語る姿からは、もっとこのキャラクターのことを知りたくなり、またメイやマスターのほかにもダークサイドの勢力がいるという底知れなさが印象付けられている。
メイとソルの戦いにより、オーシャとソルはメイが死んだと思っていた一方で、メイはオーシャが死んだと認識していたことが明らかになる。4人のジェダイに恨みを抱くに至った理由も含めて、改めてブレンドルの火災とはどのような事件だったのか、気になるところだ。
メイとオーシャが直接出会ったことで、お互いの生存を確認。明らかに動揺するメイに対して、オーシャは死んだと思っていたはずのメイに向かって決意めいた表情にてスタンモードで撃つ。実際にはオーシャは、メイをどのように思っているのだろうか?家族を殺し、人生を壊した者なのだろうか。エピソードタイトルのように、メイとオーシャの間で「復讐/正義」が入り混じる。
メイの復讐の旅は、次なる標的のケルナッカがいるコーファーへと続く。
「スター・ウォーズ:アコライト」第2話「復讐/正義」トリビアチェックポイント
オレガの街並みはモロッコ、マラケシュから
オレガの街並みは、モロッコのマラケシュの鮮やか色合いにインスパイアされたもの。
ゲートキーパー・ドロイド
オレガのジェダイ・テンプルの入口を警備していたゲートキーパー・ドロイドは、TT-8L-OTだ。
『ジェダイの帰還(エピソード6)』でのジャバの宮殿の門と、「マンダロリアン」シーズン1「チャプター1:マンダロリアン」にて帝国軍の残党のアジトの建物のドアに設置されていたゲートキーパー・ドロイドはTT-8L/Y7であり、これと同様のシリーズであることがわかる。
TT-8L-OTは目玉型のパーツが2つあるが、約136年後に使用されているTT-8L/Y7は技術改良があったのか、ひとつの目玉型パーツとなっている…
アストロメク・ドロイドの船外修理
オーシャ・アニセヤがメクネックであることを聞いたジェキ・ロンは、R2ドロイドしか船外作業は出来ないと思っていたと言い、オーシャはアストロメク・ドロイドにも出来るが私の方が友好的だし柔軟だと返す。
このセリフからは『ファントム・メナス(エピソード1)』にて、Jタイプ327ヌブビアン・ナブー・ロイヤル・スターシップが通商連合の攻撃によりダメージを受けた際に、R2-D2をはじめとしたアストロメク・ドロイドが修理したことが思い起こされる。
「スター・ウォーズ:アコライト」第1話「失って/見つけて」では、通商連合の輸送船ファロン艦長のブレックスが共和国の法律で船外修理はドロイドのみが行うと発言しており、当然ながら100年後のナブー王室の対応が共和国としては正しいもののようだ。
シス・コード
メイとカイミールの会話の中で、カイミールが「平和は(Peace)」と言うとメイが「偽り(Is a lie)」と続ける。
「Peace is a lie(平和は偽りだ)」は、シスの戒律であるシス・コードの最初の一節である。メイが「偽り!わかってる」とややうんざりしたように即答したことから、メイとカイミールはシス・コードに通じていることが伺える。
このシス・コードの一節は、この後に「there is only passion(情熱があるのみ)」と続く。
シス・コードは、2003年のレジェンズとなったビデオゲーム「Star Wars: Knights of the Old Republic」にて登場したものだ。
バラシュの誓い
メイ・アニセヤは、オレガのジェダイ・テンプルにてジェダイ・マスター、トービンを再び攻撃しに来た際に、バラシュの誓いを立てたのは求めていた平穏が得られると思ったからだろうと言う。
バラシュの誓いは、コミック「スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 帝国の爪牙」に登場。ジェダイ・オーダーの活動から距離を置き、フォースそのもの以外から遮断された生活を送るというジェダイの誓いである。
ダース・ベイダーは自身のライトセーバーを作るため、オーダー66を逃れたジェダイからカイバー・クリスタルを奪うことを考えた際、すでにほぼすべてのジェダイが粛清されていることから、バラシュの誓いの実践者の情報を取得。バラシュの誓いを行っていたジェダイ・マスター、キラック・インフィラの元へと向かう。
キラック・インフィラは、ダース・ベイダーが襲撃してきたことでバラシュの誓いは完遂したとし、ダース・ベイダーと戦いを繰り広げた。
ダース・ベイダーによると、バラシュの誓いは一種の苦行であるという。粛清が行われたことを感じても、それに対処することをはじめとしたいかなる行動も許されないのだ。
キラック・インフィラは贖罪のため、ジェダイとして自分の進むべき道が明らかになるまでフォースのみとともに生きるということで、バラシュの誓いを実践していた。
バラシュの誓いは、「スター・ウォーズ:アコライト」からさらに234年ほど前、ジェダイ・マスターのバラシュ・シルバインが紛争の調停の際に自身の偏見によってフォースに耳を傾けなかったことで事態をエスカレートさせてしまった過ちからはじまったものである。
トービンのバラシュの誓いは、オレガのジェダイ・テンプルの中にいながらも自身の強力なフォースにより空中浮遊をしつつ障壁を作り、近付くことも不可能なレベルで物理的接触も遮断していた。
オルドリームのリバー・ムーンに隠遁していたキラック・インフィラとは異なるアプローチだが、キラック・インフィラも登場時はフォースにより空中浮遊をしていた。
トービン役はディーン=チャールズ・チャップマン
トービンを演じたのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」でトメン・バラシオン役を演じたディーン=チャールズ・チャップマン。
ディーン=チャールズ・チャップマンはこのほか、『1917 命をかけた伝令』や、最高指導者スノークを演じていたアンディ・サーキスの監督作『ブレス しあわせの呼吸』にも出演している。
イヤな予感がする
カイミールに会うために戻って来るメイを待ち伏せする際、罠を疑うヨード・ファンダーは、『スター・ウォーズ』シリーズに毎作登場するおなじみのセリフである「イヤな予感がする(I have a bad feeling about this)」を言う!
ディズニープラスオリジナルドラマシリーズで「イヤな予感がする」が登場するのは、「スター・ウォーズ:アソーカ」第4話「パート4:堕ちたジェダイ」に次いで2度目。
復讐リスト
メイの復讐の標的は、16年前にブレンドルにいたインダーラ、トービン、ケルナッカ、そしてソルの4人のジェダイであることが判明した。
ショーランナーのレスリー・ヘッドランドは「スター・ウォーズ:アコライト」について、『キル・ビル』と『アナと雪の女王』を融合させたような作品だとしているが、『キル・ビル』では主人公ザ・ブライドは自身を陥れた5人の名前を「復讐リスト」に記載し、ひとりずつ復讐を実行していく。
「銀河共和国元老院の名において逮捕する」
ソル、ヨード・ファンダーに囲まれたメイ・アニセヤの前に、さらに上空に現れた宇宙船からジェキ・ロンは「銀河共和国元老院の名において逮捕する(In the name of the Galactic Senate of the Republic, you are under arrest)」と告げる。
これは『シスの復讐(エピソード3)』にて、パルパティーン最高議長を逮捕しにやって来たメイス・ウィンドゥが言うセリフとほぼ同じものだ。
シリウーク語
コーファーの森の中のケルナッカが住まう墜落船には、ウーキーの言語であるシリウークにて「Keep Out(立ち入り禁止)」と掲げられている。
ここに近付いた廃品回収業者にはこれが読めず、ケルナッカに追い払われてしまう。
「スター・ウォーズ:アコライト」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。
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