アニメ「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」の完全新作12話が制作され、ウォルト・ディズニー独自の動画ストリーミングサービスにて配信されることが発表!
これは、7月19日(木)に「サンディエゴ・コミコン2018」にて行われた「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」10周年記念イベントにて発表されたもの。
2008年に劇場映画が公開され、TVシリーズがスタートした「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」は、ルーカスフィルムがディズニー傘下となった後の2013年にシリーズの終了が発表。
2014年に放送の「フィフス・シーズン」で終了となってしまいましたが、その後シーズン5以降の未公開エピソードが「ファイナル・シーズン/ザ・ロスト・ミッション」として公開。
この他にも、シリーズ終了が決まる前に制作を予定していたエピソードは、コミック「Son of Dathomir」、小説「Dark Disciple」、またStarWars.comで制作途中の映像が「クローン・ウォーズ レガシー」として公開されています。
本編のこれ以上の展開があり得ないため、コミックや小説などの映像以外の媒体での作品発表や、未完成フッテージを公開していたと思いきや、まさかの本編の新作制作発表でした!
『エピソード3/シスの復讐』へと続く 幻のマンダロア包囲戦が映像化!
この「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」の完全新作エピソード12話の中では、本来であればシリーズの最後を飾るストーリーとして制作予定だったマンダロア包囲戦が描かれます。
マンダロア包囲戦は、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービが、ジェダイ騎士団から脱退したアソーカ・タノと再会。ダース・モールと彼が率いていたシャドウ・コレクティブの残党との戦いの中、グリーヴァス将軍が奇襲しパルパティーン最高議長を誘拐するというストーリーで、『エピソード3/シスの復讐』へのブリッジの役割を担うエピソードとなっています。
すでに小説「アソーカ」、アニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」で言及されているため、この出来事自体は正史(カノン)として位置付けられていますが、制作されなかった幻のエピソードが映像化されることは「クローン・ウォーズ」ファン感激の展開です…
公開された予告編は、歴代のクローン・トルーパーのヘルメットが並ぶアツいシークエンスの後、より『エピソード3/シスの復讐』での外見に近づいたアナキンとオビ=ワンが、アソーカとホログラム通信をするシーンが描かれており、マンダロア包囲戦への期待が高まるものになっています。
ディズニー独自の動画サービスへの入会は覚悟しよう
「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」完全新作エピソードは、ウォルト・ディズニー独自の動画ストリーミングサービスで配信されます。
このディズニー独自の動画配信サービスでは、『エピソード6/ジェダイの帰還』の後の時代を描いた『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズが配信されることが決まっており、これで『スター・ウォーズ』シリーズから2作のオリジナル作品がラインナップされることになります。
ディズニー独自の動画配信サービスでのリリースとなれば、基本的には独占配信となるでしょう。動画配信サービスは、そのサービスでしか見られないコンテンツを用意することで、他社との差別化を行ってユーザーの入会を図るからです。
完全新作の「クローン・ウォーズ」と『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズが配信されるとなれば、『スター・ウォーズ』ファンは加入せざるを得ないですよね…
このディズニーの動画配信サービスは、大きな市場なので日本でも展開すると思われます。「クローン・ウォーズ」はこのサービスだけでしか見られない作品となるかと思われますので、見たい方は入会することを覚悟しておきましょう。
「クローン・ウォーズ」継続を訴えたファンへのアンサー #CloneWarsSaved
公開された「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」完全新作エピソードのポスタービジュアルには、「#CloneWarsSaved(クローン・ウォーズは救われた)」と記載されています。
これは、2013年に「クローン・ウォーズ」の終了が発表された後に、「クローン・ウォーズ」の継続を希望するファンがSNSでの投稿に使用していた「#SaveTheCloneWars(クローン・ウォーズを救え)」へのアンサー!
「クローン・ウォーズ」ファンの思いに応えたハッシュタグでの返しは、かなりアツいものがこみ上げてきます…
とはいえ、もともとルーカスフィルムがディズニーの傘下となった後に「クローン・ウォーズ」の継続が見直しとなり、「スター・ウォーズ 反乱者たち」へとアニメシリーズがスイッチしたことを考えると、終了させたのはそっちじゃないか…という気にもなります。
この間に「反乱者たち」でアソーカ・タノやキャプテン・レックスを再登場させ、ストーリー上でも「クローン・ウォーズ」との関連性を深めたことへのファンのリアクションの良さは、ファンの熱量を実感させ「クローン・ウォーズ」が再開する機運にもつながったのではないかと思います。
特に、「反乱者たち」シーズン2で登場したアソーカ・タノは、彼女がどのような運命を辿るのかという話題で持ち切りになるなど、そのインパクトはかなりのものがありました。
こうした放映終了後も根強い「クローン・ウォーズ」への人気を見て、シリーズが終了して「反乱者たち」がひと段落した後に、動画配信サービスへの呼び水とするべく復活させたのではないでしょうか。
デイヴ・フィローニの次回作としてこの秋からスタートする新作アニメ「スター・ウォーズ レジスタンス」は、3Dではなく2Dアニメのため、3Dアニメの制作リソースが空いたこともあるのかも知れません。
「クローン・ウォーズ」完全新作エピソードの配信時期は発表されていませんが、ディズニーの動画配信サービスは2019年からスタートするため、2019年以降の展開となるはずです。「クローン・ウォーズ」の真の完結を楽しみにしておきましょう。
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