実写TVシリーズ「マンダロリアン」正式発表された主要キャストはこんなにすごい俳優たち

マンダロリアン
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 ディズニー独自の動画ストリーミングサービスにて配信される『スター・ウォーズ』実写テレビドラマシリーズ「The Mandalorian(ザ・マンダロリアン)」の主要キャストが、ルーカスフィルムより正式発表されました。

https://www.starwars.com/news/pedro-pascal-revealed-as-the-mandalorian

 ペドロ・パスカルがタイトルロールである、銀河の辺境にいるマンダロリアンのガンマンを演じるほか、「この人が『スター・ウォーズ』に出るとは!」という意外で多彩なキャストが発表されました。

 全体的にタフそうなキャストが集まっており、『ジェダイの帰還』の3年後の混沌の時代を渡り行くマンダロリアンのガンマンを描いた本作のハードな雰囲気が伝わってくるようです。

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「ザ・マンダロリアン」主要キャスト

ペドロ・パスカル

 ペドロ・パスカルは、コロンビアでの麻薬取締局の戦いを描いたNetflixオリジナルドラマ「ナルコス」でメインキャストを演じたことで知られる俳優。

 「ゲーム・オブ・スローンズ」や「メンタリスト」など、そのキャリアの多くはテレビドラマへの出演で築いていますが、昨年2017年頃から「グレートウォール」、「キングスマン: ゴールデン・サークル」、「イコライザー2」といったアクション映画に出演。

 2019年には、チャーリー・ハナム、ベン・アフレック、オスカー・アイザック出演のNetflix映画「Triple Frontier」、2020年には「ワンダーウーマン1984」に出演することが決まっているなど、「ザ・マンダロリアン」への出演も相まって、ペドロ・パスカルはさらに注目を集めることになるでしょう。

 昇り調子の俳優を起用するのは、実に上手なキャスティングです…

ジーナ・カラーノ

エージェント・マロリー(字幕版)

 ジーナ・カラーノは、『エージェント・マロリー』で主役を演じたほか、『ワイルド・スピード EURO MISSION』などに出演。『デッドプール』ではミュータントのエンジェル・ダストを演じています。

 アクション映画を中心に活躍していますが、それもそのはず。ジーナ・カラーノは、なんと総合格闘家出身の女優なのです!

 しかも早い段階からそのルックスも注目されており、2008年頃からアメリカでGoogleやYahooといった検索エンジンでのジーナ・カラーノに関する検索数が急上昇。

 2009年には、男性誌「Maxim」のMaxim Hot 100(セクシーな女性100選)に16位でランクインしたほか、アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」の雑誌「ESPN マガジン」の表紙をテニスのセリーナ・ウィリアムズとともに飾っています。

 また2012年の第18回放送映画批評家協会賞では、『エージェント・マロリー』でアクション映画女優賞にノミネートされています。

 格闘技経験があるキャストに演じさせるあたり、「ザ・マンダロリアン」がハードな作風を目指していることが伝わってきます。ブラスターやライトセーバーがなくても充分強そう!

 同じく格闘技経験のあるレイ・パーク(ダース・モール役)や、ドニー・イェン(チアルート・イムウェ役)のように、超絶アクションを繰り広げてくれることに期待!

ジャンカルロ・エスポジート

ユージュアル・サスペクツ (字幕版)

 ジャンカルロ・エスポジートは、映画、テレビともに豊富なキャリアを持つ俳優で、『ドゥ・ザ・ライト・シング』をはじめとしたスパイク・リー作品の常連キャストとして知られているほか、『ユージュアル・サスペクツ』などにも出演。

 「ザ・マンダロリアン」のエグゼクティブ・プロデューサーのジョン・ファヴローの監督作品では、『ジャングル・ブック』でアキーラ役を務めています。

 また、テレビドラマでは「ブレイキング・バッド」や、『フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス、ブライアン・バークが製作総指揮を務める「ウエストワールド」などに出演。

 ジャンカルロ・エスポジートは自身のTwitterアカウントで、「ダークサイドに加わった」と「ザ・マンダロリアン」への出演を発表していますが、はたしてその役柄は…

エミリー・スワロー

 エミリー・スワローは、「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」、「メンタリスト」など、主にテレビドラマに出演してきた女優。

 また、コナミのゲームシリーズ「悪魔城ドラキュラ」から着想を得たNetflixのオリジナルアニメ「悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-」では、リサ役で声の出演をしています。

 フィルモグラフィーを見ていると、なぜか役名はリサ役が多いのですが「ザ・マンダロリアン」ではどのような役柄となるのでしょうか…

 エミリー・スワローも自身のTwitterアカウントで「ザ・マンダロリアン」への出演についてツイート。この数か月、撮影に取り組んでいたことを明かしています。ヘッダー画像を『スター・ウォーズ』ロゴに変えるなど、結構ノリノリです。

カール・ウェザース

ロッキー (字幕版)

 カール・ウェザースといえば、あの『ロッキー』のアポロ・クリードですよ!なんと『スター・ウォーズ』にアポロが出るとは!

 『ロッキー』は公開当時、暗い現実を直視したアメリカン・ニューシネマの流れを止め、その後の『スター・ウォーズ』で決定的にアメリカ映画に夢が戻ってくることになるなど、映画史的には同時代性が見出すことが出来ます。そういった点でも、カール・ウェザースが『スター・ウォーズ』に出演することに面白みを感じます。

 カール・ウェザースは『プレデター』に出演したほか、『ナヴァロンの嵐』ではハリソン・フォードとも共演。最近はテレビドラマを中心に出演しています。

オミット・アブダヒ

 オミット・アブダヒは、1979年生まれ(現在39歳)のイラン出身のアメリカ人俳優。

 テレビドラマ「オーメン」や映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』、ナタリー・ポートマン出演の『マイ・ブラザー』、『アルゴ』などに出演しています。

 オミット・アブダヒの出演が特筆すべきなのは、実はすでに『スター・ウォーズ』シリーズへの出演経験があること!

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 「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」シーズン3の第6話「王立アカデミー」、またシーズン5の第16話「歪みゆく惑星」に登場したマンダロリアンのエイミス役で声の出演をしています。

 エイミスはマンダロアのロイヤル・アカデミーの学生で、アソーカ・タノや他の学生とともに、偶然目にしたマンダロア政府の汚職に立ち向かったほか、シャドウ・コレクティブによるマンダロアへの攻撃の中、サティーン・クライズの救出に力を貸したりしました。

 ドラマのタイトルが「ザ・マンダロリアン」ということで、オミット・アブダヒはかつて自身が演じた、同じくマンダロリアンのエイミスを演じることになるのか…という連想は出来ます。

 かつてのエイミスの外見とは、オミット・アブダヒはあまり似ていないように見えますが、設定年齢的には近しいところがあるかと思います。はてさて…

ヴェルナー・ヘルツォーク

フィツカラルド Blu-ray

 今回の「ザ・マンダロリアン」のキャスト発表で、私が一番驚いたのはヴェルナー・ヘルツォークの出演!まさか『スター・ウォーズ』にヴェルナー・ヘルツォークが出るなんて…!

 ドイツの映画監督であるヴェルナー・ヘルツォークは、ベルリン国際映画祭で『生の証明』にて銀熊賞を受賞、カンヌ国際映画祭では『カスパー・ハウザーの謎』で特別グランプリ、『フィツカラルド』で監督賞受賞、ヴェネツィア国際映画祭では『彼方へ』で金オゼッラ賞を受賞するという、世界三大映画祭すべてでの受賞歴を持つ巨匠!

 俳優としても活動しており、近年ではトム・クルーズ主演の『アウトロー』では悪役を演じているほか、宮崎駿の『風立ちぬ』の英語版ではカストルプ役で声の出演をしています。

 思いもよらず、とんでもない人が『スター・ウォーズ』キャストになったと思いますが、『スター・ウォーズ』ギャラクシーの中で一体どのような化学反応を起こすのか見てみたいです。

ニック・ノルティ

48時間 (字幕版)

 エディ・マーフィとコンビを組んだ『48時間』シリーズで知られるニック・ノルティは、『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』でゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞ドラマ部門を受賞したほか、アカデミー賞主演男優賞に2度、助演男優賞に1度ノミネートされています。

 様々な役柄を演じる幅の広い俳優として数々の作品に出演し、2017年にはハリウッド殿堂入りしています。

デイヴ・フィローニのスケッチも公開

 今回の「ザ・マンダロリアン」キャスト発表を受けて、主演のペドロ・パスカルのinstagramには「ザ・マンダロリアン」のエグゼクティブ・プロデューサーでありエピソード監督のデイヴ・フィローニによる、ペドロ・パスカルが演じるキャラクターと思われるスケッチの写真が掲載されています。

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#DaveFiloni original. #TheMandalorian #StarWars #JonFavreu

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 「ザ・マンダロリアン」のキャラクターは、まだ写真が1点のみ公開されているに留まるので、全身が確認出来るという点も貴重。ケープをはためかせている姿は、まさに孤高のガンマンという雰囲気…

作品観と合った、渋めのキャスティングが好印象

 今回発表された「ザ・マンダロリアン」のキャストは、総じてほこりっぽい作品観であると思われる本作にマッチしそうな渋めなキャスティングとなっており、イイ線を突いていると感じます。

 『スター・ウォーズ』に出るなんて思いもよらなかった俳優をキャスティング出来ていますし、配信ドラマですが映画ファンの注目も集めることでしょう。

 こうして実写テレビドラマシリーズのキャストが発表されるに至ってふと思ったのは、本気のサインコレクターの方は、今後も映画とドラマ、アニメで増え続ける『スター・ウォーズ』キャストのサインをどこまでも追っていかなければならないのは相当な道だな…ということ。

 キャストはもちろん、スタッフも新作が出来るごとに際限なく増えていきますから、これから無限に増える可能性を持つコレクションと言えるでしょう。これは大変だ…

summer2005

2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。

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