朝日新聞デジタルより。
映画評論家で、初公開時から『スター・ウォーズ』の魅力を語り続けてきた石上三登志さんが11月6日(火)に亡くなっていたことがわかりました。73歳でした。
日本の『スター・ウォーズ』 評論におけるパイオニア
石上三登志さんといえば、1977年、アメリカにて『スター・ウォーズ』の公開
とそのムーブメントに立ち会い、1978年の日本公開までの間にまさに使命とばかりに『スター・ウォーズ』を日本人に語られた、日本の『スター・ウォーズ』評論におけるパイオニアともいうべき方です。
『スター・ウォーズ』劇場パンフレットにも寄稿され、以後も『スター・ウォーズ』評論でおなじみとなり、それから20年後の『スター・ウォーズ 特別篇』のパンフレットにも寄稿されています。
最近では、『スター・ウォーズ』ブルーレイBOXの発売に合わせた2011年9月の「キネマ旬報」『スター・ウォーズ』特集にて、『スター・ウォーズ』全作の宣伝に携わった元20世紀フォックス映画の古澤利夫氏と石上三登志さんが対談されており、前述した『スター・ウォーズ』公開当時の逸話を語っていらっしゃいました。まだまだお元気なのだとばかり思っていましたが・・・
「BS熱中夜話」の思い出
個人的には、なんといっても2008年のNHK「BS熱中夜話 スター・ウォーズ ナイト」の収録に僭越ながら参加させて頂いた時に、ゲストとしていらっしゃった石上三登志さんとご一緒出来たことが心に残っています。
物語の構造から、「画面を横切るでかい足」のような小ネタまで本当によくご存じで、楽しそうに『スター・ウォーズ』のお話をされていた事がとても印象的でした。
折しもルーカスフィルムがウォルト・ディズニーに買収され、『スター・ウォーズ エピソード7』公開のアナウンスが駆け巡った時期。
気になるのは、石上三登志さんのお耳にこのニュースが入っていたのか、そしてどう感じられたのか。お話を伺う機会がなくなってしまったことが、とても残念でなりません。
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