11月30日(金)~12月2日(日)に幕張メッセで開催された東京コミコン2018(東京コミックコンベンション2018)。3日間の総来場者数が過去最高の約6万人、出展社数も200社を超え、過去最大規模となったこの東京コミコン2018での『スター・ウォーズ』関連のブースやイベントをレポートします!
まずは、ウォルト・ディズニー・ジャパンによる『スター・ウォーズ』ブースの模様をご紹介。東京コミコン2018に来場された方は、当日の思い出とともにコミコンロスをいやしつつブースに流れるストーリー性を改めて感じて頂き、来場されていない方もこのエントリーで追体験をして頂ければ幸いです。
東京コミコン2018での『スター・ウォーズ』関連イベントのレポートは、以下のエントリーをご参照ください。
『スター・ウォーズ』ブース
東京コミコン2018の『スター・ウォーズ』ブースは、マーベルブースとともに「全身で感じる世界観」がテーマ。
最新テクノロジーによる、音と高精彩の映像で『スター・ウォーズ』ギャラクシーを再現した体験ゾーンです!
3D Phantomによるレイア姫のホログラム
『スター・ウォーズ』ブースに入ったゲストを迎えるのは、R2–D2が投影するレイアのホログラムメッセージ。『エピソード4/新たなる希望』と同様に、「Help me, Obi-Wan Kenobi. You’re my only hope.(助けてください、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです)」と助けを求めています。
これはディスプレイに表示された映像ではなく、透明ケースの中で宙に浮かび上がっているように見えます。まさに『スター・ウォーズ』ギャラクシーで使われているホログラムのよう!
このホログラムを実現させたのは、3D Phantomというメガネをつけなくても3D映像を浮かび上がらせることが出来る技術。
仕組みは、LED光源がライン状に付いたブレードが高速回転することで、3D映像が宙に浮いて見えるというもの。横から見ると、確かに奥行きのあるものではなく、扇風機のようにブレードが回転していることがわかります。
ちなみに写真を撮影する際は、シャッタースピードを調整しないとブレードが回転している一瞬を撮ってしまい、投影されているビジュアルが写らなくなってしまうので要注意です。
モニターの映像でもメガネによる3Dでもない新感覚の映像体験は、ホログラムの表現にマッチしていました。
ミレニアム・ファルコン コックピット体験
Warp squareの視界に広がる高精彩映像で『スター・ウォーズ』を体感
レイアからの助けを求めるメッセージを受け取ったゲストが先に進むと、そこはミレニアム・ファルコンのコックピット。メッセージに応えて、デス・スターへ向かうことに…
ここでは三面に渡って広がるスクリーンにより、270度の視界と高精彩の映像でミレニアム・ファルコンのコックピットを体験出来ます!映像に囲まれるだけではなく、『スター・ウォーズ』の楽曲と効果音が鳴り響く音響も迫力がありました。
これはソニーの映像システム「Warp square(ワープスクエア)」を用いたもの。三面に渡るつなぎ目のない映像に囲まれることで、その場にいるかのような没入感を体験出来る技術です。
お約束の「A long time ago in a galaxy far, far away….」の後、ミレニアム・ファルコンはエンジンを起動させ、ハイバースペースへ突入。全面に広がるハイパースペース・ジャンプは、この体験を象徴する瞬間です。
リアルスペースに戻ると、そこは小惑星帯。振動するミレニアム・ファルコンですが、両サイドのスクリーンの計器類もかなりガタガタしています。
小惑星帯を抜けると、前方に突如タイ・ファイターの編隊が出現。ミレニアム・ファルコンの四連レーザーキャノンが火を吹いて一掃しますが、新たに後方からもタイ・ファイターが。
そこに現れたのが、Xウィング、Yウィングからなる反乱軍の戦闘機部隊!
スター・デストロイヤーに急接近して、攻撃を加えます。ここでXウィングがローリングしながら急降下するのがかっこいい!
大爆発を抜けて、なおも激戦を続ける反乱軍と帝国軍。このシーンで一瞬、なぜかセブルバのポッドレーサーのエンジン音が聞こえたような…
巨大なデス・スターが接近してきて、「Adventures continue…(冒険は続く)」という、なんだか「スター・ツアーズ」を彷彿とさせるテキストとともに体験は終了。
映画と同様の危機、また危機の連続のミレニアム・ファルコン搭乗体験が出来る、約1分半の東京コミコン特別映像でした!「Warp square」というハード面はもちろん、ソフト面でもここだけしか体験出来ないものが用意されたのは、海外のコミコンにも引けを取っていないと感じました。
ダース・ベイダー率いる帝国軍が登場するサプライズも!
このミレニアム・ファルコン体験では、まれに警報音とともにスター・デストロイヤー艦内のシーンとなり、ダース・ベイダーとストームトルーパー、帝国軍士官が登場するサプライズ演出もありました!
ダース・ベイダー率いる帝国軍は、この中にいる反乱軍を捜索。容疑を掛けられたゲストを連行しようとしますが…
緑色のライトセーバーを持ったジェダイがそれを阻止!帝国軍は走り去るジェダイを追っていきます。
こんなサプライズ演出もあるとは、なかなか遊び心があります!
3D Phantomによる反乱軍のデス・スター攻撃
ミレニアム・ファルコン体験を終えると、先ほどのレイアのホログラムと同様の3D Phantomによる映像が。ここでは先ほどの「Adventures continue…」の通り、反乱軍のデス・スター攻撃の続きを見ることが出来ます。
『エピソード4/新たなる希望』と同様に反乱軍によってデス・スターは破壊され、エンディングということになります。
東京コミコン2018『スター・ウォーズ』公式ショップ by KIDDYLAND
『スター・ウォーズ』を全身で体験した後は、「東京コミコン2018『スター・ウォーズ』公式ショップ by KIDDYLAND」が。東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」で言えば、「コズミック・エンカウンター」のようなテーマパーク感のある導線です。
東京コミコンという会場特性上、購入してすぐに遊べるライトセーバーやマスクなどのロールプレイトイや、フィギュアやトミカといった定番商品まで、様々な『スター・ウォーズ』グッズが販売。30%以上OFFという特別価格にも注目でした。
「ギャラクシーズ・エッジ」チラシが! 『スター・ウォーズ』ブース配布物
さらに『スター・ウォーズ』ブースでは、チラシなどの配布物も用意されていました。
会期2日目の午前中の早い時間帯には、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のクリアファイルに、「スター・ウォーズ レジスタンス」のペーパークラフト、『スター・ウォーズ』シリーズのMovieNEXにオリジナル・コレクションカードが付いてくるキャンペーンのチラシなどが配布されていました。
最新アニメ「レジスタンス」のXウィングペーパークラフトは初の配布かと思いますが、遊べる要素のあるものなので子どもから大人まで、幅広い層に喜ばれるでしょう!
中でも注目は、カリフォルニアのディズニーランドとフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに2019年にオープンする『スター・ウォーズ』のテーマエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のチラシ!
「ギャラクシーズ・エッジ」の見どころが、「バトゥー」、「ブラックスパイア・アウトポスト」、「オーガのカンティーナ」といった日本語での固有名詞とともに紹介されています。おそらく日本での「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」についての告知物としては初のものではないかと思います。
東京コミコンならば、アメリカに渡航して「ギャラクシーズ・エッジ」へ行きたいほどのコアなファンが集まるはずということで、直営であるディズニーパークのプロモーションを行ったのでしょう。来年の今頃には、「ギャラクシーズ・エッジ」を体験している方もいるでしょうね…
『スター・ウォーズ』キャラクターが集結したブース壁面
ブースの出口側の壁面には、『スター・ウォーズ』サーガのキャラクターたちをデザイン。
R2-D2、ダース・ベイダー、ヨーダ、帝国軍のストームトルーパー、チューバッカ、カイロ・レン、BB-8、ダース・モールと、サーガ全体から人気キャラクターが集結。異なる時代のキャラクターが同じデザインの中に並ぶことは実はあまりなく、『スター・ウォーズ』サーガ全体を題材としているのは、新作映画の公開まで時間のある今だからこそなものなのです。
ブース出口のすぐ側では、3D PhantomによるBB-8がゲストをお見送りします。
スター・ウォーズ ポップアップストア
『スター・ウォーズ』ブース出口の向かいには、多くのグッズが並ぶ「スター・ウォーズ ポップアップストア」もありました。
この「スター・ウォーズ ポップアップストア」で日本初公開となったのが、マレーシア王室公認の錫(すず、ピューター)ブランドであるロイヤルセランゴールのC-3POとチューバッカの各世界限定5000体のフィギュリン。
劇中の印象そのままな輝きのC-3PO。お値段は66000円(税抜)。
重厚感のあるチューバッカも、力強さのある造形です。価格は55000円(税抜)。
『スター・ウォーズ』コスチューマーも大集合
『スター・ウォーズ』ブースは、外壁が帝国軍の施設の通路に見られるような世界観を表現したデザインであるため、ファンが集う場所になっていました。ずらりと並んだ映画さながらのコスチューマーたちは、圧巻です!
タイ・ファイターパイロットは、この壁にマッチして帝国軍施設にいるかのよう。ジャンゴ・フェットはアーマーが映画と同様な印象です…ジャワたちも大勢揃ってかわいらしい!
こちらは反乱軍やレジスタンスのパイロットも。ダース・モール、カイロ・レンらも映画そのまんまなリアルさ!ポンダ・バーバは右腕を主張していますね…
instagramでは映える壁が人気になる現象も起きていますが、こうした『スター・ウォーズ』の世界観を表現した壁もファンにとって、あたかも映画の中のような気分になれるイベントならではのもの。『スター・ウォーズ』ブースは、終始ファンが集う東京コミコンの『スター・ウォーズ』関連の中心地となっていました。
東京コミコン2018での『スター・ウォーズ』関連イベントのレポートは、以下のエントリーをご参照ください。
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